4月の終わりに 2014・4・30(水)
 桜に始まり、チューリップに牡丹、ハナミズキが咲き、今はテッセンが咲き誇っている。家庭の庭で華やかに花が咲き誇るのは春しかないと近所の人が言っている。今年は念願の高遠のコヒガンザクラも見ることができた。
 ただ、残念なことに愛犬・くるみは月初めから調子を崩し、元気になったとはいえ、未だにステロイド系の薬を服用している。殆どの予定をキャンセルし、くるみと暮らしたが、ペットに情をかけ過ぎるとこんな時にこちらの神経もおかしくなる。生き物好きは子供の頃からで、生き物なら何でも好きだ。とりわけ、犬猫は世話をすればそれなりに応えてくれるので、どうしても情が移る。元気なくるみと新緑の5月を楽しみたい。
放浪唫草・第40首(會津八一) 2014・4・29(火)
 自性寺(じしようじ)の大雅堂にて(第2首)   解説
  いにしへ の くしき ゑだくみ おほ かれど
            きみ が ごとき は わが こひ やまず
     (古の奇しき絵だくみ多かれど君がごときは我恋ひやまず)

 池大雅こそ私が認める稀なる芸術家だと言う。
白いテッセン 2014・4・28(月)
 今年は白いテッセンが大量に咲いている。本当は紫がいいのだが、白の勢いに押されて、他のテッセンが弱々しい。せっせと切り花にして知り合いに配っているが、昨日も今日も50本、一昨日は80本あった。
 むっとするような暑さがやって来る連休は、冬の間咲き続けてくれたビオラ、パンジー、オキザリスが御役御免になって、テッセンやペチュニア、カリブラコア(ミリオンベル)が交代で咲きだす。雑草も虫も次々に出てくるので大変だけど、移り変わっていく花々に心が洗われる。
 そう言えば、鈴虫たちも孵化しようと準備しているようだ。
   
違う驚き(中日新聞・つれあいにモノ申す) 2014・4・27(日)
 「○○の沖合でイルカ五百頭を発見」というニュースを、テレビで見た夫が「すごいなあ」と感心している。思わず「珍しいね」と相づちを打つと「よく数えたなあ」だと。        (いつもずれている夫の妻・63歳)

 こんな「ずれて」いる人が好きだ。理屈通りの人は面白くない。かく言う己も理屈っぱい一人だけど。
                           端午の節句・琴将へ
立てば芍薬座れば牡丹・・・ 2014・4・26(土)
 肝臓の病から肝臓移植、闘病生活、リハビリとここ数年頑張ってきた隣家の奥さんが、遂に歩けるようになった。その間に体重は10kg以上減ったと思う。闘病中の土気色した顔から、若々しい張りのある表情になった。
 リハビリから帰ってきて我が家の花を旦那と一緒に見に来て、満開のボタンに声をあげていた。今年は赤いボタンが8輪、薄紫が3輪咲いた。
 元気な頃は肉付きがよくボタンの様に艶やかだった奥さん、今は減量して百合の花のようである。
 もっと歩けるようにと「杖も要らない、旦那の手助けももう無しだよ」と話しかけたら、杖を両手で頭上に上げておどけていた。介護疲れの旦那に笑顔が戻った。長女も肝臓を提供した甲斐があると言うものだ。
 家族のような付き合いの隣家が明るくなってとても嬉しい。愛でてもらった牡丹は例によって連れ合いに切り花にされて飾られている。
   
放浪唫草・第39首(會津八一) 2014・4・25(金)
 自性寺(じしようじ)の大雅堂にて (第1首)  解説
 自性寺は豊前中津町にあり 池大雅(いけのたいが)かつて来りて滞留したりと称し寺中の二室を大雅堂と名づけその襖(ふすま)に彼の書画大小二十余点を貼りつめたり まことに西海の一勝観なり しかるにこの寺今はさだまれる住職もなきばかりに衰へて袴はきたる青年ただ一人ありて見物の客の案内などするのみ そのさま甚だ旅懐をいたましめたり
  彼      池大雅(1723-1776)。今に及びて最も人気ある
         南画家。本名池野秋平。別名は三岳道者、霞樵(かしょう)
  貼りつめ  作者が、これらの歌を詠みてより、久しからずして、この
         墨蹟を、悉(ことごと)く剃刀(かみそり)かなどにて、襖より
         切り抜きて盗み去りしものあり。それより後今日に至るも、
         遂に行くところを知らずといふ。因(ちなみ)にいふ、昭和
         五年(1930)平凡社発行の『書道全集』第廿一巻には、
         これらの墨蹟のうち五点を掲載せり。
               (八九、九〇、九一、九二、九三頁参照。)
       
  むかしびと こころ ゆららに もの かきし
           ふすま に たてば なみだ ながるる
        (昔人こころゆららに物書きし襖に立てば涙流るる)  

 人をあまり褒めない八一だったが、池大雅は評価した。
300万円の猫 2014・4・24(木)
 カインズホームのペット売り場に猫が「3,000,000円」と書いてある。連れ合いが「お父さん!300万円なんて、読み間違い、30万円よ」と言う。近寄ってきた子供に聞いてみても300万円と言う。とにかくびっくり仰天、説明を読むと3万匹に1匹の幸運を呼ぶオスの三毛猫と書いてある。
 希少価値に納得したが、それでもばかげているほど値段が高い。連れ合いの驚きは随分続いていた。健康を回復しつつあるくるみもびっくりしていた!?
 三毛猫にオスはいないと思っていたが、ネットによると1,000匹に一匹ぐらいで生まれるらしい。その上で驚くことには2,000万円の猫が紹介されていた。
     
恥じらう夫?(中日新聞・つれあいにモノ申す) 2014・4・23(水)
 私はあれこれとよく物をなくす。「絶対になくさない物が一つだけあります。それは『あ・な・た』よ」と言ってあげた。ふふふ、夫の顔は真っ赤でした。
                    (何でもなくす妻・70歳)

 男はいつまでたってもウブだね~。と言うと女性に叱られそう。近所の床屋のおかみさん、いつも亭主にガミガミ言っているが「絶対になくさない(逃げない)物」と思っているのかな?
福王神社 2014・4・22(火)
 福王神社に行ったのは3度目で、今回はじっくりと見学してきた。
 普段はひっそりとしているが、3の付く日が例祭で、縁日として賑わうと隣家のTさんが話していた。
 社殿の前の狛犬は変わっていて印象深く、よく覚えていた。神社は国道306号線、三重郡菰野町田口集落より西へ約2km、福王山の山麓、杉の巨木が空にそびえる森の中にある。約1400年前、敏達天皇の時代に百済から仏工安阿弥が来朝して毘沙門天を刻み、後にこの像を聖徳太子の命によって福王山に安置し、国の鎮護と伊勢神宮の守りとしたと伝えられている。祭神は毘沙門天(四天王、後に七福神)で、名の由来の一つに七福から福王と名づけたとある。
 素空が生まれた菰野町永井から7kmほどのところにあり、親近感のある神社なので、ここで紹介しておきたい。
   
放浪唫草・第38首(會津八一) 2014・4・21(月)
 耶馬渓(やまけい)にて(第11首)     解説
  たにがは の きし に かれ ふす ばら の み の
               たまたま あかく しぐれ ふる なり
     (谷川の岸に枯れ伏すバラの実のたまたま赤く時雨降るなり)

 印象的な赤、バラの実を配して、「耶馬渓にて」11首を終わる。
JR北海道の不祥事 2014・4・20(日)
 友人がやって来るなり「JR北海道の不祥事、労組の影響が大きいんだね」と言う。一部でささやかれている昔の強い労組の亡霊説である。「労働組合の悪しき遺産、サボタージュが根底にないとは言い切れない」などと言われている。
 しかし、それは誤解だと思う。なぜなら、膨大な借金を抱えた国鉄をJRとして6つの地域別の旅客鉄道会社と1つの貨物鉄道会社などに分割民営化(1987年)し、路線廃止などを通じて経営の効率化を図ったことに不祥事の遠因がある。北海道、四国、九州はその地域性のため、経営黒字が見込めないので経営安定基金が与えられ、その運用益で赤字を補填することにした。だから、もともと独立した経営が成り立つ会社ではなかったのだ。
 国鉄民営化のもう一つの側面は強い力を持った労働組合をつぶすことにあったし、そのことは膨大な組合員の非採用や配置転換などですでに達成されている。
 北海道の今回の不祥事は、地域性が大きい。雪国特有のさまざまな悪条件の中で長大な線路を保守していくためには、多くの予算と人員が必要である。なのにお金がない。毎年300億円余の営業赤字を出しているのにバブル(1986年~1991年)崩壊後、金利低下による経営安定基金の運用益が減少し、財政的にも或は人材の面でも危機的状態が続いている。
 ならばどうすればよいのか?
 鉄道は公共事業なので利益を第一にする民営ではフォローできない側面がある。日本の国の隅々にまで人々の足を守るためには、利益を出している他のJRが吸収することだが、それでは資本の論理(利益のみの追及)で北海道の人々の大切な足を末端まで確保できない。多分、国営化が必要だろう。税金で運営?と思う人があるかもしれないが、日本のほとんどの道路は税金で作られ整備されている。日本の隅々まで人々のために必要な道路を整備すること、交通を守ることは国家の仕事だと思う。
粟を食べる(朝日新聞・あのね) 2014・4・19(土)
 中学校のお兄ちゃんが「昔は、米の代わりにアワを食べたんだ」と教えてくれた。「すごい!せっけんって食べられたんだ」
             (滋賀県守山市 吉原実成“みなる”・7歳)

 戦後生まれの同級生に「粟」を食べたことある?と聞いたら、NOと返ってきた。わずかに同級生の連れ合い(年上)がYESと答えた。大阪名物「粟おこし」は粟に似せた米で作ってあるそうだ。
東海自然歩道・尾高高原から福王神社 2014・4・18(金)
 4月10日、尾高高原の尾高観音前から福王神社を往復する。3分の2ほどが車道と舗装された農道だったので、自然道の雰囲気が無いのが残念だったが、福王神社への登りの山道は快い。強風があったせいか道に木が倒れており、歩行に邪魔な沢山の木片を片付けながら登った。上り坂の途中で、休息がてら昼食を取る。サンドイッチに牛乳、定番である。
 やっとたどり着いた福王神社は「神導百度石」と言う急な石段が続く。坂道を登った上だから大変である。ここを友人KとNと3人で夜上がったことを思い出しながら、何度も休んで上がった。
 往復で出会った人はたった1人だった。今日の歩数は16,000歩ほど、復路は足が痛くなって不安だったが、なんとか車までたどり着いた。次回は宇賀渓方面に向かう予定。 
放浪唫草・第37首(會津八一) 2014・4・17(木)
 耶馬渓(やまけい)にて(第10首)     解説
  あき さらば やまくにがは の もみじば の
         いろ に か いでむ われ まち がて に
    (秋さらば山国川のもみじ葉の色にか出でむ我待ちがてに)

 次に私が来るのを待って耶馬渓の紅葉は色づくだろうと詠む。
ヒィトンチッド・森林浴 2014・4・16(水)
 ロシアのトーキン博士がこの植物の不思議な力を発見し、フィトン(植物)チッド(殺す)と名づけた。植物が傷つけられた際に放出する殺菌力を持つ揮発性物質。森林浴はこれに接して健康を維持するだけでなく、癒しや安らぎを求める。
 樹木がこの物質を出す量はほんの少しだが、一説には、地球上の全植物から1年間に放出されるフィトンチッドの量は、約1億7500万トンで、全世界の工場煤煙や車の排気ガスの約6倍と言われている。
 フィトンチッドは大脳皮質を活性化し、ストレスの緩和、疲労回復などに効果があるようなので、森林浴は大いに実行すべきだろう。
 先に近鉄名古屋線に沿ってハイキングしたが、名古屋に近くなった時、工場煤煙や車の排気ガスがとても気になったことを思い出す。
             高遠城址・花見へ      チューリップ展へ
駆け込み(朝日新聞・いわせてもらお) 2014・4・14(月)
 懸賞の応募を趣味としている妻(37)に、「消費増税で4月から郵便はがきも50円から52円に上がるからね」と伝えた。すると妻は気づいたように、「そうか、今のうちに、はがきも買いだめしておけばいいんだ!」と言った。
      (新潟県五泉市・2円切手が必要だから意味ない・37歳)

 はがきとして使用することを前提に50円で買ったのだから、4月以降もそのまま出せるのでは?と思うけど、使用時に消費税がかかるのでその時は2円貼る必要がある。ちなみに52円葉書と交換する時は、2円(値上げ分)と5円(交換手数料)、計7円がいる。
                 (明日第3火曜日は独り言を休みます) 

           チューリップ(三川公園)、おちょぼさん、トミジャス 
くるみの不調 2014・4・13(日)
 6日の日曜日、急に元気が無くなった。食事をしないし水も飲まない。心配なので病院でレントゲンを撮ってもらったが異常なし。「どこかに痛みがある」と言うことで薬を処方されたが、2日間、死んだように眠っている。3年前に2日で亡くなったうららを思い出して眠れなかった。火曜日の予定をキャンセルして、朝一番で病院へ、今度は血液監査をする。しかし、異常はほとんどなく、若干白血球が上がっていた。体内に炎症があるのが分かったが、病気の種類はわからない。しかし、徐々に回復に向かって心配で優しくなったチチハハの廻りを飛び回っている。
 うららの時の獣医へ不信感が「犬は何処が痛いか言わないですから」と言う頼りない医者にさらに増大した。
 「たかがペットのことで!」と笑う人も多いだろうが、一緒に家族として暮らしていると大切な仲間なのだ。情愛が深いと言うよりは淡白、或は冷たいと自己分析する素空だが、犬には違うのかもしれない。
放浪唫草・第36首(會津八一) 2014・4・12(土)
 耶馬渓(やまけい)にて(第9首)      解説
  やまくに の かは の せ さらず たつ きり の
               たちかえり つつ みむ よし も がも
     (山国の川の瀬さらず立つ霧の立ち返りつつ見むよしもがも)

 耶馬渓を去ろうとする八一は何度もこの素晴らしい渓谷を見る方法が無いかと詠う。
ヘイトスピーチ 2014・4・11(金)
 四国遍路の巡礼者が利用する休憩所に「大切な遍路道を朝鮮人の手から守りましょう」と印字された掲示物が貼られていたと報道された。
 「(朝鮮人は)死ね」「(朝鮮人を)殺せ」 「朝鮮学校を日本からたたき出せ」「朝鮮人は保健所で処分しろ。犬の方が賢い」
 聞くに堪えないこの言葉を使う人の存在が信じられない。教育の行きとどいた先進国の人間の言葉ではない。言っている人そのものの人格を疑う。人を批判する前に己自身に対する内省が最も必要な人達だろう。
 ヘイトスピーチ(憎悪表現)は、上記だけではない。部落、アイヌ民族、移住者、琉球・沖縄の人びと、性的マイノリティなどにも使われる。
 差別は自らが差別される側になったら、絶対にダメだと言う事が分かる。
 学生時代に部落出身者や在日朝鮮人といろいろ討論したが、その根底に差別への強烈な反発があり、理論的な話し合いができなかったことを思い出す。非論理的な差別は正常心では到底理解できないような反発・行動を呼び起こす危険がある。
 1960~70年代の韓国の朴正熙大統領時代(軍事独裁)にKと言う在日韓国人の同級生がいた。とても聡明な学生で、韓国の民主化のために行動していた。日本人の差別には全く触れず、「もし捕まって秘密裏に韓国へ送られたら死刑だ」と顔色を変えずに静かに語っていたことを思い出す。彼は差別などは低レベルな問題で、軍事政権下で苦しむ同胞の幸せしか考えていなかった。そんな彼を尊敬するし、その後も交流が続いている。
有意義な話?(中日新聞・つれあいにモノ申す) 2014・4・10(木)
 講演会に出掛けていた夫が帰宅した。「どんな話だったの?」と尋ねると「いろんな話を詰め込んだから、途中から頭が前に垂れた」と言う。要するに居眠りしてたのね。(夫の話に期待しない妻・74歳)

 有意義な話は興味がそれると途端に子守唄になる。最近は面白いテレビを見ていても眠くなるのだから、講演会は無理だろうな!
                            琴将登校姿へ
新潟會津八一記念館移転 2014・4・9(水)
 記念館は昭和51年(1976年)八一没後20年に開設された。しかし、40年ほど経った建物は耐震性に問題が出て、補修も建て替えも困難なため、ちょうど新たに出来たビル、メディア・シップ5階(新潟新聞社情報センター)に移転(9月)する。
 「・・・(記念館の建設は)工事費一億二百万円、うち二千万円が県の補助、土地は新潟市の提供でした。約九千万円の財団基金と新潟市、新潟日報、BSN新潟放送からの毎年の補助を合わせて運営費に当てることにしました」(秋艸会会長)
 「・・・ところが平成八年(1996)ごろからの低金利で、どこの財団もそうだったのですが、基金の運用収入が激減して動きようがなくなり、平成十年新潟市に建物、収蔵品を寄付して市の施設となりました」(秋艸会会長)
 海の近くの松林に囲まれた自然環境の良い所にある記念館が無くなるのは寂しい。2007年8月に訪れたことを思い出す。
 基金の運用を頼りにする運営の有り方に限界があるようだが、館の運営する秋艸会に素空が収める年会費2000円では雀の涙にもならない。
 末長く記念館が運営されることを心から願うばかりである。
放浪唫草・第35首(會津八一) 2014・4・8(火)
 耶馬渓(やまけい)にて(第8首)         解説
  しぐれ ふる やまくにがは の たにま より
               ゆふ かたまけて ひとり いで ゆく
       (時雨降る山国川の谷間より夕かたまけて一人出でゆく)

 2泊した耶馬渓を出て、孤客はさらに九州の旅を続ける。
                                将周入学式へ  
東海自然歩道・尾高高原(3・28) 2014・4・7(月)
 朝明川の飛び石と尾高高原の間を歩いたのは去年の12月8日、スキーシーズンが終わったのでハイキングを再開した。
 午前中に用事があったので、午後三重県民の森から尾高観音まで往復2時間を歩く。わずかな距離だが久しぶりの上り坂に息切れがする。すぐに野鳥の森近くでサンドイッチを食べながら休憩した。先行きが思いやられる。野鳥の森では鶯がしきりに鳴いていたので、姿を見ようとしばらく見ていたが、そう簡単には姿を現さない。
 東海自然歩道は山崩れなどで行き止まりになったり、迂回路を通ることが多い。案の定、橋の片方が川辺に落ちていて迂回路の指示がある。ただ、人が通った跡があったので欄干を頼りに橋を降り、短い急坂を登って従来の歩道に出た。
 キャンプ場などを見学して、尾高観音に着く。堂前の檜の林は素晴らしい。いつ来ても良い景色だ。今回はここまで、次回は福王神社までの長い距離を歩こうと思っている。
わが家の魔物(中日新聞・つれあいにモノ申す) 2014・4・6(日)
 テレビで冬季五輪を見ていたら、本番で実力を出せない選手がいた。「やっぱり五輪には魔物がいるのね」と言うと、夫が「五輪は四年に一度だろ。おれなんか毎日一緒だぞ」と私を見ながらつぶやいた。
                       (天使になりたい妻・65歳)

 なるほど!魔物にもいろいろあるだろうけど、耐えながら共生している人は立派である。
初物・筍 2014・4・5(土)
 「(四日市で)筍を竹林から盗んだとして逮捕」(4月3日)と朝刊に載っていたので、仏像教室中にKさんが安達先生の竹林に行くと言うかもしれないと思って、長靴持参で教室に出かける。
 「私の竹林ではまだだけど、一応行ってみよう」(Kさん)と一緒に筍取りへ。素空の見る限り全く筍は無い。しかし、Kさんは瞬く間に枯れ葉の下の筍を20個ほど掘りだした。驚いて見ていると掘る前の筍を指差して「これを掘りなさい」と言われたが、「この切り口(下手な)は素空さんが掘ったもの」と言われるのが嫌で、掘ることは断って雑用をしていた。しかし、食べることは得意、早速、刺身や煮物にして「美味しい~~!」と叫びながら食べた。旬の物を真っ先にしかもすぐ料理して食べる。至福の時である。
  
放浪唫草・第34首(會津八一) 2014・4・4(金)
 耶馬渓(やまけい)にて (第7首)          解説
  むか つ を の すぎ の ほこふで ぬき もちて
               ちひろ の いは に うた かか まし を
      (むかつをの杉の鉾筆抜き持ちて千尋の岩に歌書かましを)

 杉の木を引き抜き、巨大な岩に岩に歌を書きたいと言う。
花見・海蔵川 2014・4・3(木)
 雨の降る前にと、昨日の夕方花見弁当を持って出かけた。東の川原に車を止め、屋台が並ぶ西の方へ桜を愛でながらゆっくり歩く。くるみは見知らぬ犬の匂いがするのかなかなか歩かない。
 堤防に満開の桜並木が続き、川原には雪柳とレンギョウが咲いて味わいある風景を作っている。
 ハハの目的の一つは屋台、しかし魅力的なものは無いのでポテトチップとたこ焼きを買った。たこ焼きは昨日、総菜を届けてくれた近くの友人宅への土産。友人宅で犬(ミル)と遊んだ。壁には鈴鹿の森庭園のしだれ梅とミルの写真が額に入れて飾ってある。ハハが「良かったよ」と電話したので翌日行ったと言う。話しこんでしまい花見弁当は結局、家に戻ってから食べた。
 今日は車窓に三滝通りの桜や富田の桜を見ることができ、桜の良さを改めて思った。帰宅するともうハナミズキの蕾が膨らみ始めていた。
   
妙に納得(朝日新聞・いわせてもらお) 2014・4・2(水)
 犬の散歩中、年配のご婦人が声をかけてきた。「可愛いワンちゃんですね。うちは3年ほど前に他界して……。以来、仏壇にお供え物をして毎日、話しかけているんですよ」。寂しそうな様子に、いずれ自分の身にも起きることだと思い、「お気持ち、よく分かります」と答えると、「旦那の位牌は後ろにあって、そっちは何もしていないんですけどね。オホホ……」。
           (東京都日野市・その気持ちもよくわかります・64歳)

 仏壇の無いわが家には両親の位牌もペットたちの物もない。ただ、3年前に亡くなった愛犬・うららの写真だけは居間に飾ってある。
街は春 2014・4・1(火)
 暖かくなった。梅は終わり、あちこちで桜が咲いている。街ではこんな形で若者に春がやってくる。
   「一両目に乗っています」あなたからのメール届いてこの街は春
                            (朝日歌壇より)
 去年、電車に乗っているとき、目の前の開いたドアから女子高校生が乗ってきた。そこには制服の違う男の子がいて、嬉しそうに話を始めた。自然な形で楽しそうな姿は微笑ましい。若者には春が似合う。
 2人が同じ車両の同じドアで落ち合えるには、昔と違って携帯やスマホで連絡を事前に取り合えるからだろう。なれない手紙で長い先の約束をした遠い昔を思い出しながら眺めていた。     

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