会津八一 寒燈集以後・をぐさ(三首)
                               昭和二十一年五月
寒燈集以後


を   ぐ   さ
「寒燈集に入れなかったもの、及び以後に詠まれた幽暗〜鐘銘、計57首を解説する。歌は會津八一全集巻四より選んだ。鐘銘は八一の最後の歌である」
「“夕刊ニイガタ”の社長に要請され就任、晩年を新潟で過ごすことになる。をぐさ3首は“月刊ニイガタ”の喜びの歌であるが、同時に故郷・新潟に対する覚悟と姿勢を示した歌である」 
                                        会津八一の歌 索引
1 新潟にて「夕刊ニヒガタ」を創刊するとて(第1首)
    おしなべて はる こそ きたれ みこしぢ の 
                 はて なき のべ に もゆる をぐさ に
歌の解説
2 新潟にて「夕刊ニヒガタ」を創刊するとて(第2首)
    にぎみたま めざめ ざらめ や ふるさと の 
                 ひろの に かよふ みづ の ひびき に
歌の解説
3 新潟にて「夕刊ニヒガタ」を創刊するとて(第3首)
    わがとも よ よき ふみ つづれ ふるさと の 
                 みづた の あぜ に よむ ひと の ため
歌の解説
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