会津八一の歌と解説     今日の八一
 会津八一の弟子であり、その研究で有名な故植田重雄早大教授(八一の弟子)の導きと古都奈良在住の友人、ともに奈良を訪ねる素晴らしい仲間達のおかげで秋艸道人・会津八一の歌を味わってきた。
 平成26年12月9日、全886首の解説を終えた。転載、引用等自由に使って下さい。
                                                  服部 素空 (Mail
会津八一(あいづ・やいち)
 1881~1956。新潟の生れ。号 秋艸道人(しゅうそうどうじん)。早稲田で学んだのち、坪内逍遥の招きで早稲田中学校教員となる。その後文学部教授に就任、美術史を講じた。
 古都奈良への関心が生み出した歌集「南京新唱(なんきょうしんしょう)」にその後の作歌を加えた「鹿鳴集」がある。奈良の仏像は八一の歌なしには語れない。歌人としては孤高の存在であったが、独自の歌風は高く評価されている。鹿鳴集に続いて「山光集」「寒燈集」を発表した。
 書にも秀で、今では高額で売買される。生涯独身で通したが、慕う弟子達を厳しく導き、多くの人材を育てた。
 
    新潟市會津八一記念館 早稲田大学會津八一記念博物館 

総索引  (歌は全て会津八一全集・昭和57年 第4、5巻による。また記載した年月日は素空の解説した日を表す)
あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行

鹿鳴集(371首)   例 言   後 記
南京新唱(99首)  自 序 山中高歌(10首) 放浪唫草(63首)  村荘雑事(17首)
震余(8首) 望郷(7首) 南京余唱(42首) 斑鳩(12首) 
旅愁(19首) 小園(9首) 南京続唱(14首) 比叡山(12首)
観仏三昧(28首) 九官鳥(12首) 春雪(10首) 印象(9首)

山光集(246首)   例 言  改版に当りて  後 記
榛名(18首) 雁来紅(16首) 草露(4首) 京都散策(12首)
観音院(2首) 望遠(5首) 洪濤(5首) 紅日(7首)
溷濁(8首) 歌碑(8首) 大仏賛歌(10首) 鐘楼(6首)
平城宮址(13首) 香薬師(5首) 偶感(5首) 山本元帥(7首)
芝草(6首) 海上(5首) 春日野(7首) 西の京(11首)
霜葉(12首) 白雪(9首) 明王院(11首) 病間(41首)
天長節(3首 校庭(10首    

寒燈集(212首)   自 序   重刊本後記
彩痕(5首) 街上(4首) 泰山木(5首) 山精(5首)
土くれ(7首) このごろ(4首) 紀元節(1首) 霜余(6首)
火鉢(5首) 閑庭(45首) 銅鑼(5首) 若き人々に寄す(5首)
焦土(8首) 雲際(7首) 柿若葉(9首) 鉢の子(4首)
寸緑(2首) 山鳩(21首)    観音堂(10首) 柴売(6首)
一路(3首) 炉辺(14首) 榾の火(5首) 松濤(5首) 
桜桃(8首) 錦衣(5首) 自画題歌(8首)  

寒燈集以後(57首)   
幽暗(4首) をぐさ(3首) あさつゆ(2首) 盆梅(5首)
夜雪(6首) 松の雪(5首) 良寛禅師おもひて(5首) うみなり(6首)
天皇を迎えて(一)(5首) 天皇を迎えて(二)(3首) 伐柳(6首) 山歌(4首)
菊久栄(1首) 新年同詠船出応制歌(1首) 鐘銘(1首)  

歌題別 その他
香薬師の歌(11首) 法隆寺の歌(24首) 奈良の歌碑(20基) 「大和路」(堀辰雄)と会津八一
歌の数 学規 十四ヶ条・歌をよむには 最後の奈良見学旅行・植田重雄
会津八一の生涯・年表 道風記念館と会津八一 星占いと会津八一 植田重雄(八一研究家)  
南京新唱序(山内剛)       
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