7月の終わりに 2018・7・31(火)
 とにかく猛暑にはまいった。幾分体調不良があるのにこの暑さ、熱中症の危険が叫ばれるのでクーラーを入れて自宅でおとなしくしている日が続いた。あまりの暑さに鉢の花が沢山枯れてしまった。三滝川の岸に植えた皇帝ダリアも枯れてしまった。
 ところで今月はオウム真理教の死刑囚全員(13人)が処刑された。彼らの罪は別にして、死刑は国家による殺人だと思っている。死刑についていろいろなことが言われるが、世界(206国)の7割ぐらいの国が死刑制度を廃止している。深く考えたことはないが、世界の趨勢に反している日本、日本人の考え方には疑問を持っている。
昔のブログ・102 2018・7・30(月)
四日市博物館6・食事 2015・6・18(木)
 博物館内には食事をするところはない。しかし、市の中心である近鉄四日市駅近くなので食べるところは沢山ある。5月に見学に来た義姉には都ホテルの和食の店を紹介した。
 我々は美食大臣の肩書を持つポンちゃんが、四日市文化会館近くの“旬彩たちばな”を予約してくれていた。注文した“点心弁当 嵯峨野”は美味しかった。
 今回は“四日市公害と環境未来館”を目的としたが、もう一つの柱は食事会である。そしてその中心は“おしゃべり”。近況からありとあらゆる話題に会話が続く。美味しいものを食べて会話する、この会が長い間仲良く続いてきた秘訣はここにあるようだ。
    川で水遊び(7・30)
骨粗鬆(しょう)症46骨貯金 2018・7・29(日)
 「骨貯金」とは骨折を防ぐために、骨の量を増やして丈夫にすること。骨量は思春期に増加し、20歳前後に最高値になり、40代前半まで維持されるがその後、徐々に減少する。特に女性は閉経後著しく減少する。
 思春期は骨密度を高めるために「強めの運動」「バランスの良い食事」「十分な睡眠」が必要だが、その後は骨密度を減らさないために「適切な運動」「バランスの良い食事」「十分な睡眠」がいる。
 素空の若い頃はその三つに総て逆らっていた。この年になって骨密度を減らさないという前にそもそも骨密度が低い。骨粗鬆症の親戚みたいなもの。
 こんなことにならないようにと20歳前の若い人たちに骨貯金の大事なことを伝えたい。
       そーた君とくるみの水浴び(7・29) 
震余・第5首(会津八一) 2018・7・28(土)   解説
 被服廠(ひふくしよう)の跡にて(第1首)
  あき の ひ は つぎて てらせど ここばく の
             ひと の あぶら は つち に かわかず

 被服廠は「“本所区にあり。その広大なる敷地を信頼して逃れ込みし四万人の避難者悉く焼死せるを以て有名なり。”自註鹿鳴集」
草葉の陰から 2018・7・27(金)
 草葉の陰とは草の葉の下すなわち墓の下、あの世から見守るの意味を持っている。昔は墓石を置かず、草の生えるようなところに死者が葬られたからこんな言葉が出来た。
 地面に直接葬られた墓(集団が多かった)から現代のような碑石を建てるお墓が建てられ始めたのは、江戸中期の頃からだと言われている。しかしそうした墓は権力や富を持つ経済的に豊かな一部の層を中心にした話で、一般の庶民にとっては縁遠いものだった。現代の墓地形態の原型は明治以降のもので、だれでも墓が建てられるようになったのは昭和30年代だと言う。墓は「先祖代々の~~」と言い聞かされてきたが、庶民には結構新しい物だったのだ。
 我家には仏教とキリスト教の墓がある。年を取ったし、一人息子は遠方でずっと暮らすと言う。この先、墓の守が出来るか心配だし、素空は無神論者でもある。
 先日、同年の従兄弟と話したら、いつも参っているよと言っていた。今後、墓の維持をどうしようか、あるいは処分をした方がいいかを考える今日この頃だ。
 だけど、そんな事を考えていると草葉の陰から親たちが「恨めしい~~!」と出てきそうだ。
身体の話いろいろ23・骨格 2018・7・26(木)
 骨格とは動物の身体を支える基本構造の事。人間の骨格は大小さまざまな形をした200個余りの骨からなっている。
 その中で一番小さい骨は長さ5mmほどの耳小骨(じしょうこつ)で、耳の鼓膜の内側にある。耳小骨は3つの骨の組み合わせでできていて、「ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨」の3つの骨が合わさっています。一番小さいアブミ骨は約3.3mm。
 一番大きいのは太ももにある大腿骨(だいたいこつ)で、連れ合いは1年以上前に自転車で転んでここの頸部を骨折した。
昔のブログ・101 2018・7・25(水)
四日市博物館5・四日市公害と環境未来館2 2015・6・15(月)
 公害は1960(昭和35)年ごろから発生。石油化学コンビナートの排煙が原因で多くのぜんそく患者が出た。患者が起こした訴訟で津地裁四日市支部は72年、企業6社の共同責任を認め、8800万円余の損害賠償を命じた。その後、市や国の施策で産業廃棄物が規制され、環境は徐々に改善されてきている。
 1960年ごろ、小学校の遠足・海水浴では重油が肌に着いたから、煙だけでは無く、産業廃棄物も海に流されていた。高校時代に食べた地元の魚は臭くて食べれなかった。他県から国鉄(現JR)の汽車に乗って四日市に近くなると排煙が臭くて窓は開けてはおれなかった。受験生時代を含む少年時代だったのでただ傍観するだけだったし、裁判の判決が出たころは四日市を離れていた。
 “四日市公害と環境未来館”に入館した時、広々とした空間に整然と資料や映像が並んでおり、立派だな!と言うのが第一印象だった。ただ、何かが違うと思った。仲間に「せめて排煙や魚の臭さが体験できたらいいのに」と言った。それは自分には環境汚染当時の現実が迫ってこなかったと言うことである。
 しかし、館内では沢山の映像を見ることができ、とりわけ「四日市公害裁判の記録 証言で綴る四日市公害裁判」(19分)はよくできている。これは中部映像関連事業社協会コンテストの大賞になっている。

  
震余・第4首(会津八一) 2018・7・24(火)   解説
 後数月にして熱海の双柿舎(そうししゃ)を訪はむとするに汽車
 なほ通ぜず舟中より伊豆山を望みて  
  すべ も なく くえし きりぎし いたづらに
             かすみ たなびく なみ の ほ の へ に

 震災の翌年、師であり朋友でもあった坪内逍遥の熱海の双柿舎(邸宅)を訪れた。汽車が無く小田原から舟で熱海へ行ったときの歌である。
お経 2018・7・23(月)
 本家のHさんが大腸がんで亡くなった。84歳だった。去年の夏にお会いした時、元気そうだったが大腸がんで2年間、病院通いをしていたと言う。年に1~2回だが、60年ほどの付き合いなので奥さんと話しながら目が潤んでしまった。
 葬儀、初七日に参列したが、お経は苦手である。亡母がキリスト教だったので我家の仏壇は廃棄したと言うし、素空自身は唯物論者で無宗教だからだ。
 ただ、旦那寺の住職とは昔からある墓や仏像作りなどである程度は面識がある。相当の御年になられたようだが、そのお経の声の力強さに感心した。葬儀から初七日まで続いたお経は長かったが、その間に心静かに故人のことを想っておれたのは良かった。苦手なお経だが、故人を送ったり偲んだりするのにはいいものだ。
       
骨粗鬆(しょう)症45ビタミンD 2018・7・22(日)
 ビタミンDは骨の材料となるカルシウムやリンの吸収を助け、カルシウムが骨に沈着するのを助ける働きを持っている。そのため、丈夫な骨を造るために欠かせない栄養素だ。サケやサンマなどの魚、きくらげ、干シイタケなどに多く含まれる。また、紫外線によって皮膚で合成されるので、適度な日光浴が効果的だ。
 連れ合いの骨折(去年の3月17日)は転倒も激しかったが、骨密度が低下していたのも原因だった。1日1回投与の骨粗鬆症治療薬・フォルテオ皮下注をずっと使ってきたが、ほぼ完治したので中止した。 
新聞2 2018・7・21(土)
 英国のメディア調査レポートで日本の新聞の読者の信頼度の順位が発表された。
  1位 日経新聞  2位 地方紙    3位 読売新聞
  4位 産経新聞  5位 毎日新聞  6位 朝日新聞
 新聞を1日に15分以上を読む人の割合
  10代   男性 4%、女性 3%   20代 男性 8%、 女性3%  
  30代   男性10%、女性12%   40代 男性20%、女性24%
  50代   男性38%、女性40%   60代 男性53%、女性56%
  70代~ 男性66%、女性54%   
 上記の信頼度順位で心配するのは上位が保守系、あるいは右寄りの新聞だと言うこと。一説によると新聞は右寄りから産経、日経、読売、東京、毎日、朝日となっている。
 今回大きく報道されたのは朝日の6位で、凋落だと言われ、それが当然かのように報道されている。信頼する朝日のことを心配するし、右傾化と活字離れする現実を憂う。
 余談だが、最近の中日(東京)の論評はなかなかのものだ。新聞は朝日、毎日、中日が良いと思っている。
 (完)
昔のブログ・100 2018・7・20(金)
四日市博物館4・四日市公害と環境未来館 2015・6・13(土)
 時空街道で合流したポンちゃん、仕事の都合で直接“四日市公害と環境未来館”に来たQちゃんを加えて5人で館内を廻る。
 今でも400人近くの公害認定患者がいる四日市公害、やっと3月に四日市博物館内に資料館が出来た。四大公害発生地(水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく)で資料館が無かったのは四日市だけだった。今回の開館への被害者ら関係者の努力を評価したい。
 歴代の市長が資料館の設置に消極的な中で、開設に踏み切った田中俊行市長は「行政の企業に対する遠慮もあったと思う。私も負のイメージを強調しない方がいいと思った時期がある」しかし「大きな犠牲を払った四日市公害は市にとって『負の遺産』かもしれないが、産業の発展と環境保全を両立させる街づくりの先駆けとなった『正の遺産』とも言えるだろう」と語る。しかし、市の努力は評価するが、こうした発言から読みとれるようにあるいは“四日市公害と環境未来館”と言う命名からもわかるように、公害の被害の大きさ、事の重大さの表現が足りない。“産業の発展と環境保全を両立させる街づくり”が強調される。
 ただ、建設地の候補だったコンビナートが立地する被害が沢山出た塩浜地区の連合自治会が「住民の感情を逆なでする」と反対したりする困難の中での開設はとても立派である。さらに5階プラネタリウムで放映される「アース・メッセージ」が連携していて見ごたえがあった。
 次回で子供の頃の体験をまじえて、もう少し四日市公害についてふれてみたい。
震余・第3首(会津八一) 2018・7・19(木)   解説
 九月一日大震にあひ庭樹の間に遁れて(第3首)
  あたらしき まち の ちまた の のき の は に
             かがよふ はる を いつ と か またむ

 東京は壊滅的な被害にあった。その復興を祈るしか無かった八一の気持である。  
新聞1 2018・7・18(水)
 「新聞を読まない人は全部自民党(支持)だ」麻生太郎副総理
 この発言を聞いてびっくりした。新聞や本を読まない若い人に自民党支持者が多いのは知っていたが、一国の副総理が新聞を読まないことを肯定するとは世も末である。
 若い人がいろいろなことを覚え、基本的な考え方を作っていくには学校での学習、読書、新聞などは必須だ。ネット上でできるではないかと思うかもしれないが、ここでは浅薄な知識は豊富だが、思考能力を作り進化させてくれるものは少ない。論理的に展開された文が少なく、あってもネット上では時間をかけてじっくりと思考を進める習慣は確立されていない。
 愚かとしか思えない副総理、新聞を読まない若人、将来を心配するし、素空には恐ろしい未来が浮かんでくる。
カジノ 2018・7・16(月)
 若い時に済州島のカジノに行ったことがある。決めていた金額を負けたので友人と二人で宿に帰った。他の仲間はずっと遊んでいたらしい。
 賭け事はゲームとしては楽しい。しかし、そこにのめり込む(何回もする)と勝つことは難しい。特にカジノのように掛け金の上限があいまいなものは悲劇を生む。
 なぜかと言うと運営する側の取り分があるからだ。
  ・日本の宝くじ55%
  ・日本の公営競技 20%~25%前後(競馬など)
  ・スロットマシン 3%~15%
  ・アメリカンスタイルルーレット5%
  ・ヨーロピアンルーレット 2.7%
  ・麻雀5~200%
  ・パチンコ、パチスロ −1000%以下~75%
 宝くじなどは詐欺のようなもの、55%がとられてしまう。上記のアメリカンスタイルルーレット5%を例にすると、1回に100万円(10万円)賭けられたとすると5万円(5千円)が運営側に行く。それを1日に何十回と行うと膨大な額になる。もし1回に100万円、1日100回すると運営側の取り分は年間18億4千万円。恐ろしい、それは賭けた人たちのお金だ。悲劇は目に見えているし、国がそれを許可するとは世も末である。
 ゲームや賭け事は楽しい。だから、悲劇が起こらないように行き過ぎるものは法で規制し、庶民のささやかな娯楽を保護していくような政策があればいいと思っている。
  (明日第3火曜日は独り言を休みます)
 大高イオンー富田イオン
昔のブログ・99 2018・7・15(日)
四日市博物館3・館長
 2015・6・11(木)
 谷岡経津子館長は親しみやすい方で、我々にいろいろ説明しながら、解説ボランティアの佐橋さんのこともほめる。写真撮影はOK、各種のパンフレットを5人分用意し、新しい企画や館運営の話などをしてくれた。7億円かけて新しくなったプラネタリウムは1億4千万個の星を投影でき、その数は現在日本一なので、ぜひ見て行けと言う。2時半の開演の10分前に来るようにと言い、昼食は何処がいいと言うことまでアドバイスしてくれた。
 その後、2階の四日市公害と環境未来館見学中にサイン入りの絵葉書を渡しに来てくれたのには感激した。
 午後は四日市駅周辺を散策する予定を変更、博物館に入り、4階の書道展を見て5階のプラネタリウムへ向かった。館長のアドバイスが適切だったのは上映作品が“四日市公害と環境未来館”と連携していたからだ。
骨粗鬆(しょう)症44骨(こつ)シンチグラフィ
             
 2018・7・14(土)
 放射性物質を含む薬を注射して行う検査のこと。この薬が骨の新陳代謝が活発なところに集まる特性を利用して、骨のがんや炎症、骨折などの有無を確認することが出来る。骨粗鬆症の診断にも使われることがある。
 スキーでの肋骨骨折など骨折は何度かあるが、この検査を受けたのかどうかはわからない。
本箱に眠る本 2018・7・13(金)
 ロミオとジュリエットはシェイクスピアが書いた敵対する2つの名家の若き男女に生まれた悲劇的な恋の物語だが、映画やダイジェスト、漫画などでは知っていたが原文(岩波文庫)で読んだのは初めてだった。戯曲として書かれているので、普通の物語より読みづらいが、個々のセリフを追っていくといろいろ楽しいことが沢山あった。
 死を伴うこんな恋をしたり、あこがれるような年齢ではないが、愛を描いたものは楽しいものと言っていい。
 老眼が進み、古い文庫は活字が小さいので敬遠してきたし、頭も活字離れしてきた。ただ、ずいぶん前に購入した岩波100選をなんとか読んでしまいたいと思っている。
 同じころに買った日本古典文学全集は、たぶん3冊ぐらいしか読んでいない。もう読む気力は無いので、全集は居間の飾りになっている。
あの一言が(つれあいにもの申す) 2018・7・12(木)
 慌てて靴を履く妻から「時間がないから洗濯物を干して」と言われ、つい「おう」と答えてしまった。そのうち、洗濯物の取り込みもやるようになり、とうとう洗濯係になってしまった。
           (あの一言が悔やまれる・70歳)

 「おう」と承諾するような返事をした覚えはないが、昼間、自宅に一人でいるので、ほとんどのことはやらされている。
枕草子(九十二段)・かたはらいたき物 2018・7・11(水)
 「かたはらいたき」の意味が複雑。「はらはらして困るもの」と言う意味だが、新日本古典文学大系・枕草子では「まずい事を誰かがしていて、それを制することが出来ない時や、当人がまずい事とは気付きそうもない時、それに心を痛める困窮の心。」と書かれている。「かたはらいたき」ものは
 ・来客の折、奥の部屋の内輪話をとめれない時。
 ・愛する人が酔って同じ話を繰り返す時。
 ・本人が聞いていることを知らないでその人のうわさ話をする。
 ・旅先で身分の低い連中がふざけている時。
 ・(わが子可愛さに)顔の醜い子供の言ったことを人前で口まねする。
 ・学識のある人の前で学識の無い人が物知り顔で著名な人の名を言う。
 ・うまいと思えない自作の歌を他人に褒められたと自慢する。
(九十二段)
 かたはらいたき物 客人(まらうと)などにあひて物いふに、奥(おく)の方に打(うち)とけ事などいふを、えは制(せい)せできく心ち。思ふ人のいたく酔(え)ひて、同じ事したる。聞き(きゝ)ゐたりけるをしらで、人の上(うえ)いひたる。それはなにばかりならねど、つかふ人などだにいとかたはらいたし。
 旅(たび)だちたる所にて、下衆(げす)どものざれゐたる。にくげなるちごを、おのが心ちのかなしきまゝに、うつくしみかなしがり、これが声(こゑ)のまゝに、いひたる事など語(かた)りたる。才ある人の前にて、才(ざえ)なき人の、物覚え声(ごゑ)に人の名(な)などいひたる。ことによしとも覚(おぼえ)ぬわが歌を人に語りて、人の賞(ほ)めなどしたるよしいふも、かたはらいたし。
体重計 2018・7・10(火)
 自宅の体重計が壊れたので、デジタル表示の体重計を買った。日常ではほとんど使わないのだが、獣医に愛犬・くるみの体重4kgをもう少し減量するよう指示されたからだ。自らの体重が減ったような気がしたのもある。
 体重計の最初の設定もあったので、まず自分の体重を測ってみた。普段と変わらなかったし、連れ合いもOKと言っていた。
 その上でくるみを乗せたが、表示が出ない。困ったなと思っていたら、連れ合いがお父さんが抱いて乗ればいいと言う。なるほど、総量から自分の体重を引いたら3,6kgだった。医者の指示は3,5kgだったので減量が進んでいる。くるみはずっと、食べては寝るだけの生活だったが、食べ物を少し減らし、暖かくなって三滝川の川遊びをするようになったし、ベランダのプールでも最低一日2回は遊ぶのが良かったようだ。減量方法は人も犬も同じようだ。

        今治城・水彩画(7・9)
身体の話いろいろ22・大腿骨頸部(だいたいこつけいぶ)
            
2018・7・9(月)
 連れ合いが大腿部頸部骨折で入院したのは去年の3月、骨折部を3本のボルトで固定している。最近は毎日歩いたり、その他の努力でほぼ以前に戻ってきた。
 大腿部頸部は大腿骨(太ももの骨)
と骨盤をつなぐ足の付け根の骨で、身体を動かす時に特に大きな力が加わる。ここを骨折すると寝たきりになったりする可能性があるので注意が必要だ。
 強い運動は無理だと思うが、連れ合いは普通に歩けるようになったので良かった。
昔のブログ・98 2018・7・8(日)
四日市博物館2・時空街道 2015・6・9(火)
 以前は四日市の歴史を太古から陳列展示していたが、リニューアル後は時空街道という体感型の常設展になっており、町の発展とそこに住む人々のくらしの変化を感じられる場所になっている。①時空街道の旅②久留倍の村③四日の市④四日市宿⑤四日市湊⑥展覧処「白里亭」と続いている。
 入室するとすぐに「ご説明しましょうか?」と男の人が親切に
声をかけてくれた。博物館が誇る市民による解説ボランティアである。説明を受けながらリアルな旅人(人形)の手に驚く。これだけで、博物館に来たかいがあったと思った。後で聞いたことだが、この階だけで7億円(総額24億円)かけていると言う。ちゃーちゃんと一緒に旅籠に上がり、実際に戸の上げ下ろしを体験しているとえっちゃんが合流した。驚いた顔をした彼女がそのボランティアの方は知り合いだと言う。名前は佐橋さん。
 館長はちゃーちゃんの旦那さんの同級生、その話をしたら佐橋さんが連絡をとってくれた。解説が終わるころに館長が現れる。館長は洋画家、日展でいつも作品を見てきた本人が目の前にいる。親切な館長の出現で予定を変更、午後も博物館内で過ごした。
      
  
                左から佐橋さんと館長
      
まっちゃんのダンス(7・8)
桂歌丸 2018・7・7(土)
 7月2日、大勢の人に惜しまれて亡くなった。長年、笑点で親しんできたのでとても残念だ。新作落語でスタートした歌丸は晩年、古典落語に力を入れたと言う。残念ながら、地方にいて落語はテレビやラジオでしか接することが出来なかったので、晩年の歌丸の古典落語はほとんど聞けなかった。
 落語は40年前に桂米朝を中心に聞き始め、当時の名人と言われた古今亭志ん生、桂文楽、三遊亭圓生を中心に聞き、新作落語はほとんど聞かなかった。
 その後、歌丸の「藁人形」を録音し、よく聞いたが律儀なその語り口はよく覚えている。ずいぶん後に笑点の司会などを通じて幅の広くなった歌丸のの落語を聞きに行ったが、とても素晴らしかった。
 プロの落語家は1000人ほどいると言う。テレビで放映される落語を週に2時間半ほど録画してDVDに焼いて保存しているが、落語家が多いので玉石混交、と言うよりレベルの低い噺家が多い。そんな中での歌丸の死去は落語界にとって大きな損失だ。
       算数の勉強・あーちゃん(7・7)
震余・第2首(会津八一) 2018・7・6(金)   解説
 九月一日大震にあひ庭樹の間に遁れて(第2首)
  うちひさす みやこおほぢ も わたつみ の
             なみ の うねり と なゐ ふり やまず

 この時、八一は東京市外落合村下落合、市島謙吉の別荘閑松庵に転居し、秋艸堂と自称して住んでいた。恩師、坪内逍遥の大久保邸に駆け付け、無事を喜び合ったと言う。
竈馬(カマドウマ) 2018・7・5(木)
 竈を「かまど」と読むことが出来なかった。さらに「竈馬」何かもさっぱりわからなかった。新聞の解説その他で小さい頃によく見た「便所コウロギ」とわかった。虫好きの素空にもコウロギらしくなく、足の長い奇妙な生き物で、台所や便所の暗いところによくいた。大きくなってからはほとんど見たことがない。
 虫好きの男の子にも敬遠されたようだ。虫はやっぱりカブトムシが良かった。林や山になどに出かけてカブトムシを捕えてくる子をいつも羨ましく思っていた。
 竈馬は長い顔や背中の形が馬に似ている事から「竈馬」と言う風流な名前で呼ばれていたが、便所コオロギと呼ばれ、グロテスクに見えた。体長2~2.5センチで褐色。背は丸く盛り上がり、触角は細く長く、翅(はね)はない。後脚が長大で、よく跳躍する。毒もないし、人に害を及ぼす要素が何もない昆虫だったが、見た目と予想できない動きが気味の悪さに繋がり、不快な生き物に思われていたようだ。
 素空はそんな気持ちはなく、よく飛ぶので捕まえにくかったことを覚えている。
   蛞蝓(なめくじ)も田螺(たにし)も
      竃馬(かまどうま)も尺蠖(しゃくとり)も
          みんなシャイなり優し過ぎたり

               (いわき市)馬目弘平
骨粗鬆(しょう)症43転倒を防ぐ2 2018・7・4(水)
 生活環境を改善する。転倒しやすい場所を確認し改善すること。
 1 床に転びやすい物が置かれていないか。
 2 部屋と部屋、廊下との段差をなくす。
 3 夜間の転倒を防ぐために寝室や廊下に足元灯を付ける。
 4 電化製品のコードにつまずかないように対処する。
 5 手すりを付ける。(階段、浴室、トイレ)
 去年、大腿部を骨折した連れ合いのために、義兄と息子が階段などに手すりを付けてくれた。
信ずべき友 2018・7・3(火)
 朝日新聞連載・折々のことば  
    鷲田清一 1148 (6月24日) 

 政治には計算がつきものであるが、つきあいに計算は要らぬ
                渡辺京二
 「要らぬどころか計算が入りこめばつきあいは死ぬ」と続く。熊本の自宅で大地震に遭った時、安否を気遣い連絡をくれた「信ずべき友」が市内だけで数十人いたことに評論家は驚く。殉ずべきものがあるとすれば、それは断じて国家ではなく、人生という旅の途上で出逢(であ)った人々であり、そこにある公正と憐憫(れんびん)の感覚は国家より古いと、改めて心に刻む。『原発とジャングル』から。

 国家に殉じようと全く思わないが、人類というか人々のためにはなりたいとは思っている。ただ「信ずべき友」が何人いるかと問われれば、頭を垂れてしまうが、そうした友が1人でも2人でもいることを願っている。
日録 20世紀(1958・昭和33年) 2018・7・2(月)
 1958年のグラビアは
  ・長嶋茂雄デビュー!
  ・ロカビリー旋風、若者が見つけたスターたち
  ・流通革命へ!スーパー・ダイエー1号店
  ・“救国の英雄”ド・ゴール、仏大統領に
 まだ小学生だったころだが、長嶋はみんなの英雄だった。同級生の仲の良かったスポーツ用品店の息子Uはずば抜けた運動神経の持ち主で、諏訪神社の境内で野球をするときはいつもリーダーだった。長嶋と一緒のサードを守り、ピッチャーがピンチの時はいつでも交代して投げていた。9番ライトか10番ベンチだった素空からは神様のような存在だった。
 有楽町の日本劇場であった第1回
「ウエスタン・カーニバル」で無名の山下敬二郎、ミッキー・カーチス、平尾昌晃らが一夜でスターになった。
 流通革命、価格破壊を先導したダイエーは今はイオンの傘下にある。
7月の始めに 2018・7・1(日)
 7月は文月、親しい人への手紙に適した時候の挨拶の書き出しは
  ・うだるような暑さが続いておりますが
  ・海や山の恋しい季節となりました
  ・夏祭りのにぎわう頃
  ・本格的な夏を迎えました
  ・垣根の朝顔も咲き始め
  ・暑い日が続きますが
  ・蝉時雨が賑やかに降り注ぐ季節となりました

 残念ながら、手紙を書くことが皆無に近いので上記の言葉は使うことが無くなった。
 せめて、このブログの7月初めの書き出しとして上記します。
               星野富弘 7~8月
       
                花忍(ハナシノブ)

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