骨粗鬆症(41~60)
 2018・6・15~2019・1・20  

骨粗鬆(しょう)症41・慢性賢臓病(CKD) 2018・6・15(金)
 腎臓の働きが健康な人の60%以下に低下する、または蛋白尿が出るなどの腎臓障害が3か月以上続くこと。治療しないと、腎不全になったり、人工透析や腎臓移植が必要になることがある。
 飲酒、喫煙、ストレスなどの生活習慣は、慢性腎臓病の発症に大きく関与していると言われるし、慢性腎臓病は骨粗鬆症を引き起こしやすい病気の一つである。
 飲酒と喫煙!タバコはやめたが、飲酒は続いている。ストレスが無い世界とは無縁。



骨粗鬆(しょう)症2・転倒を防ぐ1 2018・6・23(土)
 転びにくい体を作ればいい。筋肉が硬くなると関節の動きが悪くなり転倒の原因になる。だから、適度な運動=柔軟体操、ウォーキングなどの軽い運動から始めて、転びにくい体を作る。
柔軟体操
 1 はずみをつけないでゆっくり伸ばす。
 2 痛みのない範囲で30秒ほどその姿勢を保つ。
 3 呼吸を止めずに自然に呼吸しながら行う。
ウォーキング
 つまづいて転倒しないように「足をしっかり上げて、かかとから着地する歩き方」を身に着ける。服装にも気をつけて。



骨粗鬆(しょう)症43転倒を防ぐ2 2018・7・4(水)
 生活環境を改善する。転倒しやすい場所を確認し改善すること。
 1 床に転びやすい物が置かれていないか。
 2 部屋と部屋、廊下との段差をなくす。
 3 夜間の転倒を防ぐために寝室や廊下に足元灯を付ける。
 4 電化製品のコードにつまずかないように対処する。
 5 手すりを付ける。(階段、浴室、トイレ)
 去年、大腿部を骨折した連れ合いのために、義兄と息子が階段などに手すりを付けてくれた。



骨粗鬆(しょう)症44骨(こつ)シンチグラフィ 2018・7・14(土)
 放射性物質を含む薬を注射して行う検査のこと。この薬が骨の新陳代謝が活発なところに集まる特性を利用して、骨のがんや炎症、骨折などの有無を確認することが出来る。骨粗鬆症の診断にも使われることがある。
 スキーでの肋骨骨折など骨折は何度かあるが、この検査を受けたのかどうかはわからない。



骨粗鬆(しょう)症45ビタミンD 
               2018・7・22(日)
 ビタミンDは骨の材料となるカルシウムやリンの吸収を助け、カルシウムが骨に沈着するのを助ける働きを持っている。そのため、丈夫な骨を造るために欠かせない栄養素だ。サケやサンマなどの魚、きくらげ、干シイタケなどに多く含まれる。また、紫外線によって皮膚で合成されるので、適度な日光浴が効果的だ。
 連れ合いの骨折(去年の3月17日)は転倒も激しかったが、骨密度が低下していたのも原因だった。1日1回投与の骨粗鬆症治療薬・フォルテオ皮下注をずっと使ってきたが、ほぼ完治したので中止した。 



骨粗鬆(しょう)症46骨貯金 2018・7・29(日)
 「骨貯金」とは骨折を防ぐために、骨の量を増やして丈夫にすること。骨量は思春期に増加し、20歳前後に最高値になり、40代前半まで維持されるがその後、徐々に減少する。特に女性は閉経後著しく減少する。
 思春期は骨密度を高めるために「強めの運動」「バランスの良い食事」「十分な睡眠」が必要だが、その後は骨密度を減らさないために「適切な運動」「バランスの良い食事」「十分な睡眠」がいる。
 素空の若い頃はその三つに総て逆らっていた。この年になって骨密度を減らさないという前にそもそも骨密度が低い。骨粗鬆症の親戚みたいなもの。
 こんなことにならないようにと20歳前の若い人たちに骨貯金の大事なことを伝えたい。



骨粗鬆(しょう)症47運動器不安定症 2018・8・7(火)
 年齢とともに歩行やバランス能力が低下し、転倒のリスクが高まった状態を言う。外出に介助が必要だったり、閉じこもり気味の人は運動器不安定症の診断をされる。

 簡単なチェックの方法は「片脚立ち」、片方を床から5cmほど上げ、立っていられる時間を測る。15秒未満だと運動機能が低下していると考えられる。
 最近よく身体が傾いてしまうが、この片脚立ちをしたら、右足をあげている状態での安定が悪い。運動不足なのか、年なのか、考え込んでしまう。


骨粗鬆(しょう)症48リン 2018・8・16(木)
 リンの約80%はカルシウムと結合してリン酸カルシウムを作り、骨の主成分になる。ただカルシウムとリンの摂取量は1対1から1対2が理想的と言われる。どちらも多すぎても少なすぎてもよくない。
 肉、魚、卵、加工食品などの主菜となる食品にはカルシウムよりリンが多く含まれているので、効率を上げるためには、副菜で小松菜や海藻類をなど、カルシウムが多くリンが少ない食品を摂るとよい。

 リンを多く含む食品は牛乳、シシャモ、スルメ、大豆、ハム、プロセスチーズ、ヨーグルトなどである。


骨粗鬆(しょう)症49βークリプトキサンチン 018・8・23(木)
 天然に存在するカロテノイド色素の一つで抗酸化作用がある。特に温州ミカンに多い色素成分である。
 βークルプトキサンチンの血中濃度が高い閉経女性は、低い人に比べて骨粗鬆症になりにくいことがわかった。
 ともあれ温州ミカンを食べなさいということかな?

注1 カロテノイド
 天然に存在する色素で、主に野菜や果実などに含まれる黄色・橙色・赤色の色素成分の総称

注2 βークルプトキサンチンの発見
 浜松医科大学と農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所の共同研究による。



骨粗鬆(しょう)症50・QOL 2018・8・30(木)
 QOLとはQuality of Life(クオリティ・オブ・ライフ)の略で生活の質をいう。患者の感じる満足度、生きがいなど精神面も含めた生活全般の質を表す。骨粗鬆症はこのQOLを著しく低下させる。
 骨粗鬆症で背骨を骨折すると痛みや運動低下のうえに曲がった背中は見た眼の自信がなくなり、精神的負担を助長する。さらに背中が曲がると内臓が圧迫され、胃腸障害などが起こり、QOLの低下につながる。
 心にも負担がかかる骨粗鬆症、その治療ではQOLの維持・向上も重要だ。QOLを評価するには「JOQOL・骨粗鬆症患者QOL評価質問表」があり、39個の質問に答えてQOLを点数化するという。
 心配される方は医者で行うかネットで探して自己評価をしてみるとよい。




骨粗鬆(しょう)症51・椎体(ついたい) 2018・9・5(水)
 椎体は背骨の前側(お腹側)にある短い円柱の形をした骨。骨粗鬆症で骨折しやすいのは体重のかかる腰のあたりで、ここにある椎体を腰椎(ようつい)と呼ぶ。腰椎は椎体の中でも大きな骨で、上半身を支える大事な役目をしている。
 素空は腰痛の持病があるが、腰痛の原因になるのは、主に腰の部分にある5個の腰椎の変形による。力がかかるときはコルセットをするし、腰痛体操を心掛けるがなかなか治らない。






骨粗鬆(しょう)症52・脆弱性骨折
           2018・9・17(月)
 脆弱性骨折とは、骨密度が低下してもろくなっていると普通では骨折しないような軽い力(転倒などの軽い衝撃など)で骨折することを言う。起こりやすい場所は、背骨(椎体)、大腿骨頸部、手首(橈骨・とうこつ)」など。気をつけましょう。






骨粗鬆(しょう)症53・骨代謝回転 2018・9・27(木)
 常に丈夫で健康な骨を維持するために古い骨を壊し(骨吸収)、新しい骨を作る(骨形成)ことを骨代謝回転という。その速度が速すぎても遅すぎても骨粗鬆症の原因になる恐れがある。
 骨代謝回転は、血中あるいは 尿中の骨代謝マーカーを測ることによって、簡単に測れるようになったとあるが難しくてわかりづらい。
 骨粗鬆症の不安のある人は専門医に相談するのが一番。



骨粗鬆(しょう)症54・橈骨遠位端 2018・10・19(金)
 転んだ時に手をついて骨折することを橈骨(とうこつ)遠位端骨折という。普通は手首を骨折したなどと言う。
 特に骨粗鬆症の人は骨折しやすい。
 前腕の肘から手首までの長さの骨は図のように橈骨と尺骨があり、親指側が橈骨、遠位端とは手首付近のことを言う。
 転ばないように注意しなければいけないし、転び方も考えないといけない。



骨粗鬆(しょう)症55・糖尿病と骨粗鬆症 2018・11・4(日)
 血液中の糖の濃度を調整するインスリン(ホルモン)が不足したり、うまく働かないと起こる病気で2型糖尿病は生活習慣病の一つだ。
 1型糖尿病はすい臓がインスリンをほとんど、またはまったく作ることができないのでインスリンを注射しなければならない。このため、以前は「インスリン依存型糖尿病」
と呼ばれていた。(2型は10人に9人以上だが1型は10人に1人もいない)
 最近、糖尿病が骨に影響することが明らかになり、糖尿病を併発する骨粗鬆症患者は比較的骨密度が高くても骨折しやすいと言われている。
 血糖値が幾分高い糖尿病予備軍の素空は注意しないといけない。年なのか転びそうになることが多くなった。 


骨粗鬆(しょう)症56・エストロゲン 2018・11・18(日)
 初めて聞いた言葉だが、卵胞ホルモン(別名)と言われればなんとなくわかる。エストロゲンは子宮内部の増殖、乳腺の発達、月経などの調節をつかさどる他、骨芽細胞や破骨細胞に作用して、骨の成長を促す働きがある。そのため、閉経後のエストロゲン分泌量の減少が骨粗鬆症の原因になることがある。
 女性は40台を過ぎると閉経が起こるので骨粗鬆症の恐れが増える。年配の女性はよほど注意しないといけない。男性は恐れが少ないのかな?



骨粗鬆(しょう)症57・亀背(きはい) 2018・11・27(火)
 背骨の変形、筋力低下や骨の変形が原因で背中が大きく曲がってしまう状態を言う。亀背=骨粗鬆症ではないが、最も高度な亀背変形を示した上位10パーセントの女性に骨密度の低下がみられる。
 亀背の人はQOL(クオリティ・オブ・ライフ=Quality of Lifeの略)が低下している。QOLとは病気を治療することだけでなく、前向きな気持ちで日々を暮らしていけるよう、生活の質を高めることを指す。


骨粗鬆(しょう)症58・危険因子 2018・12・2(日)
 生活習慣で改善できる危険因子
   ・カルシウム不足 ・食塩の取り過ぎ ・無理なダイエット
   ・喫煙 ・お酒の飲みすぎ
 これらは、バランスの良い食事、運動、減塩、禁煙、適度な酒量で取り除ける。
 自分で除去できないものもある。
   ・高齢 ・女性である ・閉経が早い ・血縁に骨粗鬆症患者
 最近は酒の飲みすぎ、反省!!


骨粗鬆(しょう)症59・まとめ 2018・12・20(木)
 骨粗鬆症とは骨の量が減り折れやすくなること。骨の成長は30歳ぐらいで止まるので対策が必要だ。骨を増やすのは「運動、栄養、日光浴」が必要。
 「栄養」はカルシウムの摂取が良い。カルシウムは乳製品、魚、大豆製品に多く含まれている。カルシウムを吸収しやすい形にするビタミンDは太陽の光を浴びると活性化する。運動で骨に負担をかけると骨は重力に対して身体を支えようとして固く強くなる。
 骨粗鬆症の患者数は1300万人ぐらいと言われている。寝たきりになる可能性をひめている太ももの骨折は15万人ほど。
 ともあれ、骨粗鬆症のブログを読み返して予防を心掛けてください。


骨粗鬆(しょう)症60・おわりに 2019・1・20(日)
 身内が転んで大腿部頚部骨折になったのは2017年3月17日。今では自転車を乗りこなして元気に活動している。先日、いつもの整形でレントゲンを撮ったら、しっかり大きな釘(?)3本で固定されていると先生が言っていた。ただ、骨密度はそれほど高くないという。
 骨を作る細胞を増やし骨量を増やすことで骨粗しょう症による骨折などの危険性を低下させる薬・フォルテオを毎日注射していたが、この先生の指導で今はやめている。そのフォルテオの会社から送られてきたカレンダーの中にあった骨粗鬆症に関する記事を参考にこの記事を書いてきた。
 みんなが元気でいられることを願ってこのブログを終わりにしたい。
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