信貴山朝護孫子寺   H15・11・15



 高齢の叔母を表敬訪問し、奈良の信貴山(しぎさん)へ。正式名は信貴山朝護孫子寺。叔母の家から近い。古色蒼然とした古刹を好む向きには合わないかもしれないが、随所に工夫がある楽しいお寺だ。写真右の開山堂の仏像群はおもしろい。この堂の床には四国八十八カ所のお砂踏みがあり、弘法大師、聖徳太子などと共に八十八カ所の像がある。
 開山堂から見る樹齢500年と言われるイチョウを中心にした紅葉が美しい。もちろん有名な国宝「信貴山縁起絵巻」(写)をゆっくりと拝見してきた。 

開山堂

諸仏

千手の公孫樹」と
言われる巨大な銀杏

紅葉のはじめ

お寺なの?

本堂

お戒壇巡り・錠前 注1 

イチョウの向こうに

本堂から

斑鳩を見下ろす

水子

「寅」がシンボル 注2
注1 
 お戒壇巡りとは、本堂右側奥の入口から階段を降り、床下の真っ暗な回廊を巡り、ご本尊の下にかかる極楽の錠前に触れて、秘仏のご本尊と結縁を果たすための道場。壁の右側を手探りで進んでいくと極楽の錠前に触れることができる。(写真は終点から写す)
注2 
 毘沙門天が現われたのが寅(とら)の年、寅の月、寅の日、寅の時刻だったというゆかりから。


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