奈良 燈花会・万灯籠2001・8・14
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 8月14日スキー仲間を中心に奈良を訪れた。友人Mの紹介でまず十輪院から御霊神社、元興寺周辺と奈良町をそぞろ歩き、女性達は「庚申さんの身代わり猿のお守り」などを購入、燈火会(7時)までの時間をゆっくりと楽しんだ。  

御霊神社

猿沢の池

奈良町

Iさん
 奈良の商店街から猿沢の池へ。柿の葉寿司の料理屋で夕食、話に花が咲く。外に出ると夕闇の古都にろうそくが灯されていた。石碑が興福寺への上り口にある。
    猿沢池にて(会津八一)
     わぎもこ が きぬかけ やなぎ みまく ほり
          
いけ を めぐり ぬ かさ さし ながら

     (采女が死にのぞんで、着ていた上衣を掛けたと伝えられている衣掛柳を
        見たいと思って猿沢の池のめぐりを歩いたことだ。折からの雨に傘をさして)
 天皇に恋して入水した采女の悲話伝説を踏まえて詠んだ八一28才のロマンティックな歌が燈花会を盛り上げる。

SURUME

Tさん

ろうそく

飛鳥園・写真店

飛鳥園
 街の人が竹の筒などを並べ、ろうそくを灯していく。猿沢の池から有名な52段を上がると興福寺5重の塔、寺内を抜けて博物館前の飛鳥園写真画廊に入る。(注 参照)

春日大社

万灯籠

Mさん

南大門・仁王

Oさん
 圧巻は大仏殿上部の窓が開き、大仏のお顔を見る事が出来た事だ。お盆だけに見れる。残念なことに遠くて写真に収められなかった。
  東大寺にて(会津八一) 
    おほらかに もろて の ゆびを ひらかせて
             おほき ほとけ は あまたらし たり

        「ゆっくりと大きく、両手の指をお開きになって、
                  大仏様は宇宙空間一ぱいに偏満したお姿であられます」
                           (この歌碑は南大門と大仏殿の間にある)
 

ろうそく

T・Mさん

Iさん

Nさん

Oさん
 燈花会メイン・浮雲園地(一客一燈ろうそく)へ。幻想的な世界に足を踏み入れしばしの間、時間を忘れる。春日大社への道に百日紅が見事に咲いていた。

万灯籠

Tさん

百日紅

Tさん

Mさん
 3000の燈籠が灯される春日大社の万燈籠、本殿への参道をかすかな灯りに照らされて登る。お参りを終え奈良を出たのは10時を過ぎていた。友人の万歩計は1万4千歩を越えていた。
    写真集にある飛鳥園の話 
 奈良の有名な写真屋さんです。院展に入選した事もある先代小川さんが興したお店ですが、歌人会津八一や作家志賀直哉との親交の中で仏像撮影に実力を発揮しました。見事な室生寺の写真を撮ってみえるのは2代目さんと思います。東大寺近くに美しい画廊を開いています。奈良へ行ったら、写真美術館とともに行ってみたいところです。       
     十 輪 院 の 話 
 十輪院は元興寺旧境内の南東隅にある一子院。元興寺は最古の寺といわれる飛鳥寺がルーツ。平城遷都にともない、この地に移転、南都七大寺のひとつに数えられる大寺でした。昨春メルヘンで十輪院を訪れました。お茶とお菓子を頂きながら住職の楽しいお話を聞いたことを昨日のように思い出します。その時の写真を写真集の最後に入れました。
十輪院・橋本住職と

2000・4











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