1月の終わりに 2019・1・31(木)
 息子一家と楽しい年末年始を過ごし、その後今シーズン初めてのスキーに出かけた。ボーダーにぶつけられたのもあるが、怖くなって何度も倒れた。右肩と左膝を損傷、医者は年齢による体力低下だという。腰痛体操で腰や足の筋力は鍛えているが、腕力は何もしていないので低下を感じる。体操に腕立て伏せを加えたが、そこそこにできるのでもう少し頑張ろうと思う。
 靭帯損傷や腱板損傷は三週間ぐらいでと思っているがまだまだ痛い。来月には良くなると思うので、筋力強化に励もうと思っている。
 連れ合いや息子は危険なことは止めておけとと言うけれど、スキーは健康のバロメーターと思っている。
 
印象・第5首(会津八一) 2019・1・30(水)  
      登鸛雀楼  王之渙
     白日依山尽 黄河入海流
     欲窮千里目 更上一層楼

  うみ に して なほ ながれ ゆく おほかは の
               かぎり の しらず くるる たかどの

         鸛雀楼ニ登ル  
        白日ハ山ニ依リテ尽キ、
        黄河ハ海ニ入リテ流ル。
        千里ノ目ヲ窮メント欲シテ、
        更ニ一層ノ楼ニ上ル。     歌の解説
録音しておけば・・・(つれあいにモノ申す) 
                
2019・1・29(火)

 若いころ、夫は味にうるさい父親に「黙って食べたら」と言っていたのに、自分が同じ年頃になってきたら「味が薄い」「肉が硬い」「切り方が悪い」と文句ばかり。当時の言葉を録音しておくべきでした。
             (味にうるさくない妻・58歳)
 
 ずいぶん昔に亡くなった父にどこが似ているのだろうと考えたがなにもない。しかし、脇道を歩くことが多かったのは似てるかな?

タバコと排気ガス 2019・1・28(月)
 タバコの葉に含まれる有害物質「ニコチン」に、脳神経細胞の再生を促す効果があることを、金大医薬保健研究域薬学系の米田幸雄教授らの研究グループが確認した。研究グループによると、アルツハイマー病など、神経細胞の脱落に起因する病気の予防、治療法開発につながる可能性があるという。ある意味朗報と言えるがたばこの害は大きいので、タバコを薦めるわけではない。
 ただ、理不尽だと思っているのは、車の排気ガスによる有害物質がタバコの何百倍もあるというのに、そこへ批判の矛先が向かないことだ。メディアは広告料の利益を重視するので、一番広告が多い自動車業界を敵に回すわけにはいかないからと言われている。友人が電気自動車ならいいけど、火力発電なら発電時の排出ガスがある。原子力発電ならもっと恐ろしいことが起きる可能性があると言っていた。
 素空はタバコは吸わないが、世間一般で認められているものに異常なまでに批判が集まるのを心配する。十分に事態を検討しよく考えてタバコ批判をしないと物事の本質を見失ってしまう。そうした流れが社会をゆがめる可能性があることを考えるべきだ。
 他人への悪影響を主張するなら車の運転は控えるべきだと思う。
身体の話いろいろ30・関節唇 2019・1・27(日)
 関節唇(かんせつしん)は肩関節や股関節にある軟骨でできた組織。関節窩〔(かんせつか)=関節のくぼみ〕の縁を取り巻くようについている線維性の軟骨で、強い弾力性があり、関節の安定性に寄与している。肩関節や股関節を安定させる役割がある。関節を多く使うスポーツ選手に多いが、ここを損傷すると
  ・脱臼したことはないが肩が抜けそうな感じする。
  ・痛みがある角度で強い痛みが生じ、音がする時もある。
 なったことはないが、手術や相当のリハビリが必要らしい。
        
   私の水彩画(1・26)・晩秋の普門寺
日録 20世紀(1967・昭和42年) 2019・1・26日(土)
 1967年のグラビアは
  ・公害列島ニッポン!
  ・“ミニの女王”ツイッギー来日
  ・女の子遊びを変えた「リカちゃん人形」誕生
  ・南ア・バーナード博士、世界初の心臓移植
 この年、美濃部良吉が「東京に青空を取り戻そう」を掲げて初の東京都の初の革新系知事になった。 日本は4大公害病(水俣病、新潟水俣病(第二水俣病)、イタイイタイ病、 四日市ぜんそく)で苦しんでいた。四日市公害の詳細は四日市博物館で見て欲しい。
 ツイッギーの名はよく覚えている。今ではミニスカートは日常生活に浸透し珍しいものではないようだ。
 最初の心臓移植
受けたのはワスカンスキー氏(55歳・男性)は18日間生き延びたという。医学の進歩を常に望んでいる。
姑息(こそく) 2019・1・25(金)
 「姑」はしばらく、「息」は休むの意味。「しばらくの間、息をついて休む」ことから、姑息は一時の間に合わせにすることを言う。
 「その場だけの間に合わせ」であることから、「卑怯」や「ケチ」の意味で用いられることがあるが、それは本当は間違い。しかし、現代では多くの人が「卑怯」の意味で使うので間違いではなくなった。(統計では「姑息な手段」を「その場しのぎ」で使う人が15%、「卑怯」は80%だという)
 ところで、「姑」はしゅうと、しゅうとめを意味するが、姑息とは全く関係ないないのでお間違いなく。

            そーた君と~(1・25)
枕草子(百段)・淑景舎、東宮に 2019・1・24(木)
 淑景舎とは清少納言が使えた中宮定子の妹、東宮と結婚する。淑景舎が中宮の御殿を訪れた時の情景をほほえましく描く。同時に参加した父藤原道隆の姿も書き、そこには道隆の栄華が浮かび上がるが、この時の2か月後に彼は死んでいる。
 本文は7ページに及び、とても長いので要約も難しい。
 原文と訳は100段1を参照してほしい。
湯の山かもしか大橋 2019・1・23(水) その2
 湯の山温泉近くに去年の8月、「湯の山かもしか大橋」という高架の橋が出来た。ずっと気になっていたので、菰野町での用事の時に走ってきた。道路幅は9.0m 全体の長さは269mで素晴らしい道路だ。
   
 湯の山温泉に行く細くて曲がりくねった従来の道を走らずに鈴鹿スカイラインを走ると途中で二股に分かれていて左へ行くとこの大橋につながっており、橋を渡ると右側がローブウエーに繋がり、左へ行くと従来の湯の山温泉の入り口に出る。

 もうじき、新名神高速道路(菰野-亀山西JCT)が開通するので、湯の山温泉は活気が出てくるという。
印象・第4首(会津八一) 2019・1・23(水) その1  
      照鏡見白髪  張九齢
     宿昔青雲志 蹉跎白髪年
     誰知明鏡裏 形影自相憐

  あまがける こころ は いづく しらかみ の
               みだるる すがた われ と あひ みる 

        鏡ニ照シテ白髪ヲ見ル  
       宿昔ノ青雲ノ志。
       蹉跎タリ、白髪ノ年。
       誰カ知ラン、明鏡ノ裏。
       形影自ラ相憐ムコトヲ。    歌の解説
スキー転倒 2019・1・22(火)
 整形に行くと玄関を覗いた医者がその顔なら骨折はしてないねと言った。レントゲンの結果は軽度の
   左膝内側側副靭帯損傷
   右肩腱板損傷

 左膝は曲がりにくくて足を引きずり、右手は頭より上には上がらなかったが、時間とともに良くなった。今は痛みは残るが手も上がり、歩行も正常になった。ただ、筋トレをしないとだめだと言われた。
 2月末のスキーツアーに行けますかと聞いたら、笑いながらOKはくれた。
 ともあれ、年なんですよ。筋力も落ちているのだから気をつけてくださいと言われた。
昔のブログ・123 2019・1・21(月)
金子兜太 2015・10・19(月)
 著名な俳人だが、種田山頭火の研究家であることを知った。(種田山頭火1・ブログ参照)同時に兜太が「とうた」と読むこともわかった。
 新聞の俳句選者などで知っていたが、今回の安保法制反対デモで掲げられた彼の書 ”アベ政治を許さない” は注目を浴びた。ネットにはこう書かれていた。「アベ政治の非道に、主権者一人ひとりの抗議の意思をいっせいに示そう。全国共通の スローガンを、同時に掲げる。言葉は ”アベ政治を許さない” 文字は金子兜太さんに書いていただきました」
 金田兜太は1919年生まれの96歳、埼玉県出身で加藤楸邨に師事、「寒雷」所属を経て「海程」を創刊、主宰。戦後の社会性俳句運動、前衛俳句運動において理論・実作両面で中心的な役割を果たす。上武大学文学部教授、現代俳句協会会長などを歴任。現代俳句協会名誉会長、日本芸術院会員、文化功労者。
 今回、「国のため死んでいく制度は我慢できぬ」という金子兜太は戦時、南洋のトラック島(戦死者は1万人超、引き揚げ200人)で“捨て石”とされた体験(1年3カ月の捕虜生活)から復員船で、その後の生き方を決意して詠む。
     水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る
 骨太の俳人に敬意を表する。
骨粗鬆(しょう)症60・おわりに 2019・1・20(日)
 身内が転んで大腿部頚部骨折になったのは2017年3月17日。今では自転車を乗りこなして元気に活動している。先日、いつもの整形でレントゲンを撮ったら、しっかり大きな釘(?)3本で固定されていると先生が言っていた。ただ、骨密度はそれほど高くないという。
 骨を作る細胞を増やし骨量を増やすことで骨粗しょう症による骨折などの危険性を低下させる薬・フォルテオを毎日注射していたが、この先生の指導で今はやめている。そのフォルテオの会社から送られてきたカレンダーの中にあった骨粗鬆症に関する記事を参考にこの記事を書いてきた。
 みんなが元気でいられることを願ってこのブログを終わりにしたい。
           
骨粗鬆症41~60(1・20)
姑 2019・1・19(土)
 「しゅうと、しゅうとめ」と読んで 夫あるいは妻の母のことと思っていたが違っていた。
 、「配偶者の親」と「配偶者の父親」の意味の両方で使われる。(「しゅうとめ「しゅうと女」」は女性限定)
 舅・姑(しゅうとしゅうとめ)の舅は夫の父(妻の父は外舅「がいきゅう」)、姑は夫の母(妻の母は外姑「がいこ」)であるが、これまですべてを「しゅうと」とよび、とくに夫の母(姑)をおもにさした。
 「嫁と姑」という言葉には陰湿なムードがあるが、同居の2人には言うに言われぬ確執が生まれるのは当たり前、それこそ人間らしい。ただ、行き過ぎると困る。
 我家の「嫁と姑」は遠くに住んでいて、年に2回息子や孫と一緒に帰省する。嫁はてきぱきと物事をこなし、舅・姑に優しい。いつも楽しい時間を過ごしている。
 調べていると舅姑(きゅうこ)という言葉もあった。老夫婦のことを言う。
“ハンター”にほれぼれ(つれあいにモノ申す) 
              
2019・1・18(金)

 「わーっ、かっこいい」「あんたと結婚して良かった」。妻がそう言ってくれるのは、ハエとクモを一回で仕留めたときだけ…。
                 (じいが自賛・69歳)

 そんな言葉は言われたことがない。「かっこいい」と叫ぶのは2枚目俳優をテレビで見ている時だけ。

印象・第3首(会津八一) 2019・1・17(木)  
      秋 日  耿湋
     返照入閭巷 憂来誰共語
     古道少人行 秋風動禾黍

  いりひ さす きび の うらは を ひるがへし
               かぜ こそ わたれ ゆく ひと も なし

         秋 日  
        返照ハ閭巷ニ入リ、
        憂ヒ来ツテ誰カ共ニ語ラン。
        古道ハ人ノ行ク少シ。
        秋風ハ禾黍ヲ動カス。        歌の解説
落語と日本昔ばなし 2019・1・16(水)
 岩波文庫の日本昔ばなし(3冊)を読んで、落語と共通する話が多いのに気が付いた。尼裁判は落語・松山鏡、関所越えは落語・禁酒番屋、他にもあったが、ネットで調べると以下の表のものもあった。
 日本の昔話(ばなし)は鎌倉、室町時代から江戸時代のものが多いので、落語はそれらのものを参考にして作られているのだ。落語好きの人は昔話を読むと面白いと思う。
        
  
昔のブログ・122 2019・1・14(月)
種田山頭火2 2015・10・11(日)
 朝日新聞では次の句を挙げてこう書いている。
   濁れる水の流れつつ澄む
 酒に溺れた彼だが、酒より水の歌が多い。この歌は「なにか物事の『本質』を見ようとしていたのかな・・・」と感じる学芸員の言葉を紹介する。
 先日から仏像を詠った詩歌を探していて
   水音の絶えずして御仏とあり
 を見つけた。上の句から考えれば、多分この「水音」は仏の声だと思えるが、いろいろ調べてみた。 
 山頭火がこの句を詠んだのは、東北の旅からの帰途、永平寺に参禅したときである。この時の事は以下のように伝わっている。
 「あの時わしは旅に疲れ、暑さにあてられ、路銀もなく、・・・まったくの乞食であった。しかし(永平寺の)係りの人に、・・・俳句を作りながら、行乞の旅をしているものです。旅に疲れて一銭のお金もないものですが、しばらく泊めて下さいませんでしょうか、と頼んだところ、善良そうな和尚は、よろしいと答えて七日間、気持ちよく食べさせて下さった。寺内の樣子もわかったので、三日目からは法堂に出頭し、勤行もさせて貰った。そして師からきいていた永平半杓のあの水の御教の手水をも拝んだ。ほんとうに有難いことであった。」(山頭火後日談、大山澄太さんからの手紙より)
 山頭火は永平寺で自然と一体となり、伝わってくる水音に仏の声を聞いたのだ。
 この句と観音を板に彫ったが、込められた意味の重さを感じている。
     スキー・鷲ヶ岳(1・13)
              
(明日第3火曜日は独り言を休みます)
昔のブログ・121 2019・1・13(日)
種田山頭火1 2015・10・9(金)
   分け入つても分け入つても青い山
 漂白の俳人・山頭火の自由律の有名な俳句である。朝日新聞(9月28日)に「悲しみと寂しさを抱き、さまよい続けた俳人。その弱さは現代人の孤独を支える」として「今こそ種田山頭火」と言う文が載っていた。
 社会を捨てて「無にはなれるが、空(くう)にはなかなかなれない」(日記)と言う彼を「本当の世捨て人になれず、・・・迷ってうろうろする弱者の典型」(金子兜太)と言い、「うつりゆく心の影をありのままに写」した山頭火の悲哀が孤独を抱えて生きる人々にやさしく寄りそうと書く。
 山頭火は1882年に山口県に生まれる。早大中退。荻原井泉水に師事し、のち尾崎放哉に傾倒する。1924年仏門に入り、庵を結び、また乞食行脚で各地を遍歴し、自由律の独自な句を残した。1940年、四国松山で57歳の生涯をとじている。(続く)
自己責任? 2019・1・12(土)
 内戦下のシリアで武装勢力に拘束されたジャーナリストの安田純平さんが、約3年4カ月ぶりに解放された時、「自己責任論」が沸き起こった。国家には国民を保護する義務が一般的にあるので不思議だったが、安田さんが政府の渡航自粛の呼びかけを無視する形で入域したことが自己責任論の根拠らしい。
 ジャーナリスト達は「安田さんは困難な取材を積み重ねることによって、日本社会や国際社会に一つの判断材料を提供してきたジャーナリストです」と述べ、「今回の安田さんの解放には、民主主義社会の基盤となる『知る権利』を大切にするという価値が詰まっている」と言っている。
 日本と言う国家のもと税金を納め日本人として活動するなら、自己責任の部分もあろうが国家にも保護する義務はあると思う。あるいは政府が気に入らない人は助けないというのなら、なぜ国家が存在するかわからなくなる。
 このことについてネット上で面白いことが書いてあったので以下に紹介する。
 小学校の教室と思しき場面で、生徒が「なぜジャーナリストはわざわざ危険な場所にいくんですか?」と質問したとき、教師が「誰かが危険な場所で何が起こっているか、世界に知らせないといけないだろ」と教え、「みんなは危険な場所で何が起こっているか知りたい?」と聞くと、だれの手も上がらなかった。
 しかし、「じゃあ逆に、君たちが危険な場所で暮らしているとしたら、世界にそのことを知ってもらいたい人?」と聞くと、全員の手が上がった。

 自己責任論の背景には自己中心の勝手論があると思った。
夫のナビ(つれあいにモノ申す) 2019・1・11(金)

  「あっ、右、右、自転車!」「人、人!」。分かってますって。ちゃんと認識しています。私の運転だと安心できないみたいだけど、急に大きな声を出すからびっくりして、運転する手元が狂うわ。助手席の夫のナビを私はひそかに「オットットナビ」と呼んでいる。(キケンナビ・67歳)

 連れ合いも息子も同じ、喋り過ぎたり、左右を見すぎたりするといつも叱られている。ひそかに何と呼べばいいのかな?

亀に負けた兎 2019・1・10(木)
 兎が負けた話は誰でも知っているけど、その後の話もあることを知った。いくつかあるらしいが以下のようなものがある。
 カメに負けたウサギが、しょんぼりとウサギ村に帰ると、ウサギ村のみんなはかんかんに怒って言いました。 「カメに負けるようなウサギは、ウサギじゃない。お前なんか、出て行け!」

 村を追い出された兎は村が狼に脅されているのを知って、狼を退治し村の戻ることを許されたという話
 能力の高いもの(兎)は油断やうぬぼれでいろいろミスをする、ゆっくり着実に進むもの(亀)は時間がかかっても目的を実現すると思っていたから、この昔ばなしを手本にしてきた。
 ここのところ、内外の童話や昔ばなしを読んでいるが、新しいことが多くて楽しい。 
印象・第2首(会津八一) 2019・1・9(水)  
      秋夜寄丘員外  韋応物
     懐君属秋夜 散歩詠涼天
     山空松子落 幽人応未眠

  あきやま の つち に こぼるる まつ の み の
             おと なき よひ を きみ いぬ べし や 

        秋夜丘員外ニ寄ス  
       君ヲ懐ウテ秋夜ニ属シ、
       散歩シテ涼天ニ詠ズ。
       山空シクシテ松子落ツ。
       幽人ハ応ニ未ダ眠ラザルベシ。     歌の解説
昔のブログ・120 2019・1・8(火)
これほど愚かとは! 2015・9・14(月)
 「日本の有権者数は1億人。国会前のデモはそのうちの何%なんだ? ほぼ数字にならないくらいだろう。こんな人数のデモで国家の意思が決定されるなら、サザンのコンサートで意思決定する方がよほど民主主義だ」
 8月30日の安保法制反対のデモに対する橋下大阪市長のツイッターでの発言である。大学で法律や民主主義を学んだとは思えない暴言だ。弁護士、政治家というよりは、タレント的な嗅覚で非論理的に行動する彼に真面目に対応するのはあほらしいが、独り言ではこの言葉をとり上げて残しておきたい。
 現状で安保法制反対は6割、賛成は3割ぐらいだとマスコミの世論調査は伝えている。ならば、全国で展開されたデモはその6割の代表と言える。ほとんど束縛のない自由な学生時代はデモを行ったが、その後はいろいろな理由でデモには参加していない。しかし、戦争に反対し、平和な世界を求める気持に変わりがない。だから、デモ参加者は素空を含めたそうした人たちの代表と言える。
 少々無理な考えかもしれないが、安保法制反対(6割)の人が仮に6千万人いたとしたら、6万人のデモの1人は千人の代表と言える。民意はいろいろな形で表される。
お年玉 2019・1・7(月)
 孫たち(中学1年、小学5年)へのお年玉の額は兄と義兄と3人で決める。ところがあまりに額が少ないと周りから言われた。3人とも貧乏な家庭で育ったのでお年玉は形だけだったし、ほとんど親に預けた。そのお金のその後も覚えていない。
 以下はネットで調べた相場
 一般
  未就学児        1,000円
  小学校低学年    2,000円
  小学校高学年    3,000円
  中学生         5,000円
  高校生         5,000円以上
 親から
  幼稚園         500円~1,000円
  小学1年~2年生  2,000円前後
  小学3年~4年生  3,000円~5,000円
  小学5年~6年生   8,000円~1万円
  中学生         1万円前後
  高校生         1万円~15,000円
 
 金額が愛情の表現とは思わないが、来年はどうしようかな?
枕草子(九十九段)・雨のうちはへふる比 2019・1・6(日)
 「雨のうちはへふる比(ころ)、けふもふるに、御使にて式部の丞信経(のぶつね)まいりたり。・・・・」で始まるこの段は中宮に仕える清少納言と帝の使いの蔵人・藤原信経(のぶつね)との話で、清少納言のしゃれやからかいに信経が若干逆らう。
 中宮の返事を待つ間、信経に歌を所望したが、悪筆のため中宮の返事と同時にそうそうに退散したという。以前、その悪筆を殿上に清少納言が出したので人々が笑った。そのため、彼は怒ったという。
  原文と訳は99段を参照してほしい。
年賀状 2019・1・5(土)

 去年古希になったのでほとんど付き合いのない人などに年賀状を今年で最後にすると伝えた。だから、今年の年賀状は半減、何となく寂しかったが、そのためか心のこもったものが多く、良い元旦を迎えることが出来た。
 ここ数年、パソコンメールやラインのメールで賀状のやり取りをしているので、親しい人との新年の挨拶は続いている。
 今年は平成最後なので来年の中止をする人が増えたと聞く。郵便局は大変だし、葉書の販売をしている同級生は大変そう。
 年賀状は続けるつもりだか、最近ミスが多い。息子から奥さんの実家のお母さんの名前が間違っていると連絡があった。
 いつまで続けられるかな?

僕の前で…(つれあいにモノ申す) 2019・1・4(金)

 七十歳になり、「姿勢が悪い」と口うるさく言う三つ年下の妻は、僕の前で平気でおならをするようになった。僕が古希なら、君は「へこき」だ。(僕はしもべ・70歳)

 いつも口うるさいが平気でおならはしない。いびきや寝言は多いけど。去年、愛犬くるみが布団の中で連れ合いにおならをしてもまったく気にしていなかった。だけど、正月におならをしたら「スカンクか!」と叫んでいた。

日録 20世紀(1966・昭和41年) 
          
2019・1・3(木)
 1966年のグラビアは
  ・ビートルズがやって来た!
  ・羽田、富士山、松山沖ーーー航空機事故続発!
  ・20万トンクラスも登場した巨大タンカー時代
  ・中国で文化大革命、紅衛兵旋風吹き荒れる
 ビートルズ来日の日本中の興奮は覚えている。音楽は不得手だったので影響は少なかったが、その頃から長髪を40年以上続けたからやっぱり影響を受けていたのかな?ところでビートルズとはカブトムシの意味、このことは今回初めて知った。
 若者を動かし権力闘争に明け暮れた中国、当時はあまりわからなかったが「社会主義」国家中国の権力闘争だった。マルクスが求めた理想の社会・共産主義国家とは似ても似つかない似非国家だったと言える。マルクス主義は終わったと言われるがその理念は正しかったと今でも思っている。
 小田原へ・孫3(1・3)  凧揚げ(1・3)
スノードロップ(雪のしずく) 2019・1・2(水)
   このくるしみ きっと意味がある
   いつかかならず わかる 時がくる
   涙なんかでてきたら なめちまえ

 学名はギリシャ語で「乳のように白い花」を意味する。和名は「松雪草(マツユキソウ)」と呼ばれる。「スノードロップ」の呼称はドイツで人気のあった涙滴型の真珠のイヤリングに由来する。
 花言葉の「希望」「慰め」は天使がアダムとイブを慰めるため、舞い落ちる雪をスノードロップに変えたという言い伝えによる。
 とても良い詩だ。特に苦しみ悩む若者に星野富弘が送る年頭の言葉と受け止めたい。

           
賀春! 2019・年初
            

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