5月の終わりに 2018・5・31(木)
 季節がよくなったので結構動き回った。ちょっと肉体的な疲れが出たかな?
 
5月3日に書いた星野富弘の「宝のあるところに(金宝樹)」、見たことがないと思っていたが、近くの富双公園に何本もあったし、近所で3か所咲いていた。この木は学名で「ブラシノキ」という。形がブラシにそっくりなのでこちらの名前はすぐに覚えた。
 安達先生の竹林に何度も入ってタケノコ掘りを楽しんだが、とりわけタケノコの成長力にはとても心を動かされた。
 目の前で同年の知人が脳梗塞で倒れて翌日亡くなったのはショックだった。とてもやさしい良い人だったので、その死が悔やまれる。
 あちこちの能力は確実に落ちてきているが、もう少し頑張るためにもブログは続けたい。
昔のブログ・93 2018・5・30(水)
他国を武力で守る 2015・5・14(木)
 「集団的自衛権の行使」という名で自衛隊を海外に派兵し、戦争に関与して行く法案が、自民党と公明党で合意され法制化されようとしている。
 もちろん戦争に反対し平和を願っているが、与党・公明党に疑問を感じた。宗教団体をバックにしたこの政党に著しい拒否反応は無かったが、宗教が政治に関与することには反対なので無視してきた。ただ、昨今の与党の戦争への道に手を貸していることは容認できない。
 で、改めてどんな考えを持っているか、綱領のはじめを読んでみた。
 綱領(公明党)
一、〈生命・生活・生存〉の人間主義
「公明党」は、〈生命・生活・生存〉を最大に尊重する人間主義を貫き、人間・人類の幸福追求を目的とする、開かれた国民政党です。
・・・・(綱領へ)
 綱領は七まであるが、冒頭の個々の人間を尊重するという書き出しと戦争とは全くそぐわない。
 政権与党にしがみつくために安倍政権と運命を共にするなら、この政党の未来は暗い。また、取り返しのつかないことになった時には宗教者の犯罪とまで言ってもいいだろう。
骨粗鬆(しょう)症39・ビタミンK 2018・5・29(火)
 骨粗鬆症には適切な食事(カルシウムなどの栄養素を十分に取る)が重要だが、カルシウムが骨に沈着するときに必要なタンパク質を作るのを助けるのがビタミンK。
 また、ビタミンKは出血した時に血を固める働きがある。ビタミンKにはK1とK2があり、K1は緑黄色野菜や海藻に、K2は納豆などの発酵食品に多く含まれる。
 食べ物で嫌いなものはないが、以下の図の中では海産物が比較的好きだ。

    
京都に会津八一の歌碑 2018・5・28(月)
 3月27日、京都に初めて歌碑が建立されたと新潟の記念館にある秋艸会の会報が報じている。

 この日醍醐を経て夕暮に京都に出で教王護国寺に詣づ 平安の東寺にして空海に賜(たま)ふところなり講堂の諸尊神怪を極む(第1首)  解説

  たち いれば くらき みだう に ぐんだり の 
           しろき きば より もの の みえ くる

    (たち入れば暗きみ堂に軍荼利の白き牙より物の見えくる)

 この歌を口ずさみながら、東寺を訪れたことを思い出す。
 奈良の友人・鹿鳴人はブログで早くに紹介している。
兄からのメール 2018・5・27(日)
 昨日アップしたブログが4月29日にアップしたものだった。4月29日の骨酒(こつざけ)と同じと兄からメールがあってすぐに身体の話いろいろ18・骨隆起に直した。実は以前にもあった。2018・1・22(月)の世代差(いわせてもらお)も2回載せた時に知らせてくれた。
 息子や友人からもいろいろな間違いの連絡をもらう。とてもありがたいことだ。
 一番の問題は年を取って能力が低下したことだ。うまく文章が書けないし、ちょっと前、さっきの事さえ忘れてしまう。本来はその日その日にブログを考えて書けばよいが、それが出来なくなってきたので心を動かされたことなどでブログを作ってストックしてある。アップした時にストックを削除しないと2度アップが起こる。兄はしっかり読んでくれるので気づいてくれるが、素空はアップしたら内容をすぐに忘れてしまうのだ。
 そんな事なら、ブログをやめればいいのだが、自らの健康のために迷惑をかけてももう少し続けようと思っている。
 ところで昨日「兄に会ったら骨隆起が無いか聞いてみよう」と書いたが、今は便利、すぐにメールが届いた。
 「我にもあり。その近くに入れ歯を作るときに邪魔になるので、取り除く手術が必要。手術をしないで済むよう歯を大事にしましょうね、と、歯医者に脅されている
身体の話いろいろ18・骨隆起 2018・5・26(土)
 下あごの内側の歯に接したところが膨らんで硬いのでずっといいのかなと思っていたら、それは骨隆起(りゅうき)と言うものらしい。
 骨隆起は上あごの内側中央や下あごの内側前方にある硬いふくらみのことで、外骨症ともいわれ、遺伝やかみ合わせの悪さなどが原因だと言われている。義歯の装着に支障があるときなどは、隆起した骨を除去する手術を行う場合があると言う。
 今のところ支障はないが、遺伝かもしれないので今度兄に会ったら骨隆起が無いか聞いてみよう。
   
運動会(5・25)
昔のブログ・92 2018・5・25(金)
春の奈良6・頭塔(完) 2015・4・29(水)
 頭塔(ずとう)はあまり知られていない。奈良市高畑町にあるピラミッドのような土製の塔(土塔)で、一辺が30m、高さ10m、7段になっていて、石仏が配置されている。
 後世の研究で「仏塔」と結論付けられたが、玄昉の首塚であるという伝承から「頭塔」と呼ばれて来たらしい。ではこれはいったい何なのかと言うと難しいが、仏塔であるなら、お釈迦さんの遺骨(舎利)を安置した場所と言うことになる。各地の寺にある塔と同じようなものだと思われる。
 壁面にある仏像を双眼鏡でながめたりしてひと時を過ごした。ここもずっと訪れたいと思っていた所なので、見学の予約をしてくれた鹿鳴人にとても感謝している。
 最後に鹿鳴人の店「器まつもり」でお茶を頂いて休憩し、解散した。
 じっくりと奈良を味わったとても良い旅だったので、6回に分けてブログに書いた。(完)

 頭塔は鍵がかかっており事前の予約が必要。
   現地管理人・仲村表具店(0742-26-3171) 料金300円。
アダムのリンゴ 2018・5・24(木)
 欧米では「喉仏(のどぼとけ)」のことをこう呼ぶそうだ。全く知らなかった。
 「旧約聖書」でアダムが蛇にそそのかされて禁断の実(リンゴ)を食べた時、神に見つかって驚いたため、喉に果実が詰まって喉仏になったという話に由来していると言う。
 幼い頃、キリスト教で育ったがアダムとイブの話を再確認したい。
 旧約聖書の冒頭「創世記」に登場するアダムとイブは全ての人類の始祖と言われている。苦しみの一切ない天国のような楽園「エデンの園」で蛇(悪魔)に唆されて「善悪の知識の木の実」を食べてしまう。イブが最初に食べアダムも食べる。
 「善悪の知識の木の実」は神が二人に食すことを禁じたまさに「禁断の果実」でその瞬間、二人の中に羞恥心や猜疑心、自己防衛、怒り、嫉妬、悲しみ…など、無垢とは反対の感情が芽生えた。そしてそのことを知った神によって楽園を追い出される。
犬の方が大事?(いわせてもらお) 2018・5・23(水)
 焼き芋が一本残っていたので夫に温めてあげると、「こんなにうまい芋一人でたべるのもったいないな」と言いながら、夫は愛犬のところへ。おまえも半分食べるかと期待した私がバカでした。
          (そんなに犬が好きですか・65歳)

 そんなことは日常茶飯事、愛犬くるみと連れ合いは家族、素空は雑用係。
骨粗鬆(しょう)症38・予防 2018・5・22(火)
①適切な食事と運動習慣
 「カルシウムなどの栄養素を十分に取る」「運動をする」が重要。若いころから心掛けることが必要だが、年を取ってからも手遅れではない。バランスの良い食事を取り、運動を習慣化する事。
  ・ ウォーキングやランニング  ・ エアロビクス
  ・ 散歩                ・ 階段の上がり下り
②定期検診(悪化の予防)
 日本では40~70代の女性を対象に、5年ごとの骨粗鬆症の定期検診が行われている。定期的に骨量を測り、早い段階で発見して適切な治療を開始する。骨粗鬆症でない人も生活習慣も見直す結果になる。定期検診は骨折予防に有効。
 定期健診のメリット
  ・ 骨粗鬆症の早期発見         ・ 骨折リスクを知る
  ・ 骨粗鬆症症予防の意識を高める  ・ 生活習慣の改善へ


       花フェスタ記念公園・ノブ君(5・21)
龍君2 2018・5・21(月)
 先月紹介した龍君は可愛さ倍増、カコバーとのツーショットが素晴らしいと父親が写真をラインで送ってきた。
 笑顔が素敵な赤ちゃんだけど、ママがスポーツ中にアキレス腱断裂の怪我を負った。一晩で退院し、松葉杖で歩いている。龍君は0歳児保育に入っているので助かるが、小学校に入学した姉のまなちゃんのお手伝いを期待! 

 丸亀城・水彩画(5・20)
昔のブログ・92 2018・5・20(日) 
春の奈良5・万葉植物園 2015・4・27(月)
 早大教授・大橋 一章(かつあき・1942年生れ)が今年出版した「會津八一」(中央公論新社)の中で“春日大社の万葉植物園にある八一の歌碑が彼の碑の中で一番素晴らしい”と書いてあったので、無性に行きたくなった。この歌碑を見るために兄に同行して貰ったのは随分前である。
 歌は彼の歌集のトップに出てくる「春日野にて(第1首)」である。
     かすがの に おしてる つき の ほがらかに     解説
           あき の ゆふべ と なり に ける かも 
    (春日野におし照る月のほがらかに秋の夕べとなりにけるかも)
 この植物園は9000坪の敷地に万葉集にかかわるものを含む約300種類の植物があり、代表的な万葉歌の陶板と植物解説が並んでいる。あいにくの雨で足早になったが、歌も観賞しながらゆっくりと散策すると楽しい一日になる。また、訪れたいと強く思った。
座右の銘 2018・5・19(土)
 常に自分の心に留めておいたり、座る場所のそばに書き記して、戒めや励ましにする言葉という意味だが、なぜ「右」なのだろう。
 その理由は、中国でつねに右が上位で、「左」は左遷と言われるようによくない側だからだろう。英語でもright(右)に正しいという意味があるので、世界的に「右」なのだろう。
 ところで自分の座右の銘は何だろう?改めて思っても浮かばない。ただ、思想的に右派と言われるABEさんは嫌いで、座右の銘に近いのは「左」かな?
息子の黄金時代?(いわせてもらお) 2018・5・18(金)
 大学院生の長男(23)は小学生のころからずっと、名前をもじって「うえっち」と愛称で呼ばれていた。だが、高校進学を機に合唱部に入ると「上様」と呼ばれるようになった。部員は女子ばかりで男子1人だった。
      (和歌山市・いまはどうだかわかりません・53歳)

 そんな名前で呼んでほしい。あだ名は「はっちゃん」に始まって「たこのはっちゃん」「たこちゅう」だった。ネットで以前「SURUME」と名乗ってから今は「SUーさん」と呼ばれるが、「上様」とか「殿様」ではない。
身体の話いろいろ17・骨の微細損傷 2018・5・17(木)
 骨は日常的に負担がかかるので、劣化により小さな亀裂が起きることがある。これを「微細損傷」と言うが、通常は骨代謝によって修復される。
 ただ、年齢とともに損傷部分が増えると、骨が弱くなり骨折しやすくなる。気分だけは元気でも年を取ると身体はままならないものだ。
 ずいぶん前に、自転車で転倒し肋骨を骨折したと思ったが打撲だけですんだ。友人が笑いながら「過去に沢山肋骨を骨折しているので、強くなっているから良かったんだよ」と言う。
 「
骨折すると骨折する前より骨が強くなる」とよく言うけど、それは調べると事実ではないようだ。
烏の行水 2018・5・16(水)
 三滝川の堤防をくるみと散歩中に川でカラスが水浴びをしていた。羽をバタバタさせて水辺で遊んでいるように見えるが、身体の汚れを落とすほかに虫なども洗い流すらしい。短時間だけど水浴びは大好きだという。
 街のごみ収集場などでごみを漁って散らかすので嫌われているが、動物好きの素空にはすぐに「烏 なぜ啼くの 烏は山に~」と童謡が出てくる可愛らしい鳥だ。
 
烏 なぜ啼くの 烏は山に 可愛七つの 子があるからよ 
 可愛 可愛と 烏は啼くの 可愛 可愛と 啼くんだよ
 山の古巣へ 行って見て御覧 丸い眼をした いい子だよ

         七つの子 (作詞・野口雨情、作曲・本居長世)
 ところで烏の行水とは入浴の短いことを言うのだが、カラスは水鳥ではないので水浴びは1~3分と言うことから来た言葉だという。
昔のブログ・92 2018・5・14(月)
春の奈良4・春日大社 2015・4・22(水)
 春日大社は20年に一度の社殿などの修理のため、4柱のご神体が仮殿に移されている。今年は第60次の式年造替(ぞうたい)である。それを記念して御本殿(国宝)が特別公開されている。特別公開は20年に一度と言う。本殿の前から、さらに140年ぶりに後(うしろ)からも参拝できると言う貴重な経験だった。
 通常、神社は本殿の前までは入れず、拝殿などから参拝する。子供の頃、「何があるのだろう?」と近くの神社の本殿に塀を乗り越えて入ったが、そこには小さな社殿があるだけだった。子供には立ち入り禁止の所に入ることに意味があったのだろう、そのことだけを鮮明に覚えている。
 春日大社の燈籠に囲まれた表参道をゆっくりと歩きながら、戦地に向かう若者の姿を詠んだ八一の歌を思っていた。
   かすがの の かみ の やしろ に たらちね と   解説
               たづさはり きて ひと の をろがむ
 


     (明日第3火曜日は独り言を休みます)
           トミジャスー家でくるみの散髪と入浴
骨粗鬆(しょう)症37・骨セメント 2018・5・13(日)
 骨粗鬆症などによる背骨の圧迫骨折を治療するときに使われるアクリル樹脂のことを骨セメントと言う。つぶれた椎体に注射器で注入することで骨の変形を軽減し痛みを和らげる。
 ただ、副作用が起こる場合があるので、医師の説明をよく聞いて行うのが良いようだ。
    

         日比谷公園・孫たち(5・12)
タケノコの成長 2018・5・12(土)
 
安達家の竹林の手伝いをして何年にもなるが、今年は先生の病気で1人で竹林の仕事をした。倒れた竹を整理しながらタケノコ掘りをしたが、竹の成長を目の当たりに見たのは今年が初めてだった。
 1mから3m程に伸びたタケノコを初めて見てその生命力と美しさにとても驚いた。もっと言えば感動に近いものがあった。タケノコ掘りに知り合いを誘ってきたが、ひと月ほど通って竹の成長を一緒に見るのもいいなと思う。
 孟宗竹は春、地下茎からタケノコを作り、その皮が全部落ちる頃、30日ほどで20mほどの竹になる。寿命は10~20年と言われているがもっと早い気がする。整理されてない竹林による被害のニュースがあったが、まだ切って整理しなければいけない枯れた竹が数本あるので同行者を募集したいと思っている。
  
         くるみのリュック(5・11)
超低金利時代(いわせてもらお) 2018・5・11(金)
 5万円を定期預金にした。1年の満期が来て、先日、銀行から知らせのはがきが届いた。
 利子は5円とのこと。
 いま、はがき代は62円。銀行が我が家に送った通知のはがきは大口割引があるとはいえ、ざっとその10倍くらいの送料がかかっているのではないか?  (京都府京田辺市・そんなあほな・70歳)

 毎月ダイレクトメールを送るが、その費用対効果は低い。長い年月を考えると相当の赤字かな?
骨銀行(骨バンク) 2018・5・10(木)
 骨銀行は、遺体から採取された人骨(同種骨)を冷凍保存し、骨移植手術に提供する。欧米では多くの骨銀行が作られているが、日本では数少ないという。骨の保存、提供に関しては以下のように行われる。
・骨の提供は提供者が完全死した時点で主治医から遺族に対して提供の意志があるかないか尋ねることから始まる。
・提供の意思がある場合、骨移植コーディネーターに通報する。コーディネーターは遺族に説明し同意を取り摘出の手配をする。摘出の平均時間は約2時間。−80度の冷蔵庫で隔離保存する。
・移植は主治医が治療に際して骨移植が必要で、且つ自家移植では治療が不可能場合に実行。また患者が同種移植を望んだ場合行われる。

 骨移植などしたくないが、ありうることなので、そのシステムを知っておいてもいいと思う。
昔のブログ・92 2018・5・9(水)
春の奈良3・東大寺本坊 2015・4・17(金)
 今回の目玉は東大寺本坊にある日本画家・小泉淳作の襖絵である。5年がかりで取り組み、85歳で完成させた大作(平成22年)である。
 NHKの日曜美術館 「千年の花を咲かせたい ~小泉淳作・東大寺ふすま絵に挑む~」(2011年1月23日放送)で知ってからずっと見たいと思っ ていた。公開は4月10日からわずか3日間、奈良行きが10日だったのはラッキーだ。この襖絵展については鹿鳴人のブログに紹介されている。小泉淳作の見事なしだれ桜を見て欲しい。襖絵には「東大寺本坊の桜」があるが、実際に本坊の庭のしだれ桜も見事に咲いていた。雨だったからか訪れる人が程良く、ゆっくりと鑑賞できた。
 その後、御本殿が公開されている春日大社に向かった。
枕草子(九十一段)・ねたき物 2018・5・8(火)
 しゃくにさわるものを列挙する。新日本古典文学体系の枕草子では「ねたき」を「自分の能力不足や努力不十分のために、防ぎ得たかもしれない事態を生起してしまった時の、とり返しも修正も出来ぬ口惜しさ」と解説する。
 書かれているねたき物を簡単に列挙する。
 ・出してしまった手紙の文字を直したくなった時
 ・縫い終り針を抜いたら端の結びを忘れていた時、裏返しに縫った時
 ・中宮の急ぎの着物を皆で縫った時、ミスしたのに強気な女官の言動
 ・勝手に庭の花を掘って持っていく人が恨めしい。しかるべき男性が
  いれば違うが女だと思って見くびっているのが憎らしい。
 ・権勢のある家の召使が咎めることができないだろうと無礼なことを言う
 ・見たいと思った手紙を男が横取りして庭に下りた。女は簾の外には
  出て行かないので、やりきれなく悔しい。
 原文と訳は91段を参照してほしい。
別れ 2018・5・7(月)
 同学年の知人が脳梗塞で倒れた。救急車を呼んで市立病院に運んだが、手術は成功せず翌日亡くなった。彼は性格が穏やかで皆に好かれていた。知り合いが何人か通夜葬儀に参列したが、未だに思い出は尽きない。
 素空は葬儀に参列してお別れしてきたが、美しい花が飾られた祭壇を見ながらいろいろと彼のことを思い出していた。
 さらに自らの最後の時を考えてしまった。兄夫婦は献体をすると言っていたが、自分はそのつもりはない。家族葬に近い形になればと思っている。ただ、無宗教なのでどうするのかわからない。両親はキリスト教で骨はキリスト教の墓に入れた。父は跡取りだったので故郷に仏式の墓がある。そんな事をいろいろと考えさせられた葬儀だった。
骨粗鬆(しょう)症36 ・骨強度 2018・5・6(日)
 骨粗鬆症は「骨強度の低下を特徴とし、骨折のリスクが増大しやすくなる骨格疾患」と定義されている。「骨密度」とは骨の強さのことで「骨密度」と「骨質」からなっている。だから「骨質」も上げなくてはいけない。
 骨の構造を鉄筋コンクリートの建物に例えると、カルシウムはコンクリートに当たり、コラーゲンは鉄筋に当たる。建物は、コンクリートの量(骨密度)だけを増やしても、丈夫にならない。鉄筋(骨質)で強化することで、はじめて頑丈になる。
 骨を強くするにはカルシウムで骨量を増やすだけでなく、コラーゲンで骨質を高めることが必要。つまり、「骨密度(70%)+骨質(30%)=骨の強さ」ということになる。
日録 20世紀(1956・昭和31年) 2018・5・5(土)
 1956年のグラビアは
  ・「太陽の季節」芥川賞受賞!
  ・憧れの2DK--
        「団地族」誕生
  ・「週刊新潮」を皮切りに
        “週刊誌時代”始まる
  ・「スターリン批判」が暴いた
        恐怖政治の実態
 「太陽の季節」が大々的に話題になったのは知っていたが、主役が長門裕之とは知らなかった。てっきり石原裕次郎がと思っていた。
 「週刊新潮」など出版社系週刊誌の創刊ラッシュが続き、大正時代からあった新聞社系週刊誌(週刊朝日など五誌)を震撼させたという。
 1917年のロシア革命から40年、「一千万人以上の粛清」を行ったというスターリン批判(フルシチョフによる)が世界を驚かせた。ただ、ある意味内部の権力闘争と言える。スターリン主義の問題は独裁や粛清にとどまらず、大きな矛盾をはらんでいた。
身体の話いろいろ17・くるぶし(踝) 2018・5・4(金)
 足首の関節の内外両側にある突起した骨。内側は脛骨(けいこつ)の末端、外側は腓骨(ひこつ)の末端にあたる。「くろぶし」「つぶぶし」ともいう。くるぶしは足の裏に続く血管や神経を保護したり、腱(けん、筋肉を骨に結びつけている組織、すじ)の動きを補助する滑車の役割をもっている。 
 足首が痛い場合に考えられる原因や病気には、捻挫や靭帯損傷、扁平足、外反母趾、ハイアーチ、足根洞症候群、足首の腱鞘炎などがある。
 過去に捻挫などで痛めたことがあるが、年齢とともに踝を痛めると歩行に障害が出るので注意したい。
宝のあるところに(金宝樹) 2018・5・3(木)
 5~6月の星野富弘の詩画は「宝のあるところに(金宝樹)」。
       この間から 戸棚の中に 出たり 入ったり
       もしかすると あれは おまえ だよ 
       宝のあるところに 心もあるっていうぞ
 
金宝樹は初めて知った。
たしかに「宝のあるところ」には夢や希望があるだろう。作者が言うように最も大事な「心」も含まれているのだ。
   
昔のブログ・91 2018・5・2(水)
春の奈良2・八一の歌碑 2015・4・15(水)
 東大寺本坊に入る前に鹿鳴人が誘ってくれたのは大仏殿前の八一の歌碑である。
 東大寺にて(第1首)    解説
  おほらかに もろて の ゆび を ひらかせて
           おほき ほとけ は あまたらしたり 
 大仏をこの宇宙に広く満ち広がっておられる(あまたらしたり)と詠むこの歌にふさわしい大きなものである。高さ276cm、幅75cmの御影石で作られた石碑は台石をあわせると 3mを越える。
 予定に無かった歌碑見学に導く友人の心配りが嬉しい。彼を頼りにしたメルヘンの奈良見学は15年余になる。この歌碑を2000年9月23日に訪れている。
5月の始めに 2018・5・1(火)
 はつなつ の かぜ と なりぬ と みほとけ は 
            をゆび の うれ に ほの しらす らし

   (初夏の風となりぬとみ仏はを指のうれにほの知らすらし)

               奈良博物館にて(第5首)
 5月はやぱり会津八一のこの歌がいい。
 移りゆく季節をみ仏の繊細で美しい小指の先に凝縮し、新緑の天地と流れる大気を捉え、仏像のイメージと融合し、限りなく微妙な季節感あふれる世界を詠ったこの歌を思い浮かべて5月を過ごしたい。    
  

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