9月の終わりに 2016・9・30(金)
 9月も暑かった。8月ほどではなかったが、積極的に動き廻ったのはゴルフとノブ君ハイキングぐらいだった。近所の子供たちがくるみの散歩に同道してくれたので、運動不足はずいぶん解消できたけれど。
 手入れが悪いこともあるが、猛暑のためか庭の花たちがずいぶん弱ってしまった。枯れたものもたくさんある。新しい花苗を買いに行ってもそれほど魅力的なものが並んでいない。花が咲かない緑だけの鉢を連れ合いは整理処分せよと言うが、一つ一つに愛着があるのでなかなか手放せない。
 それでも月下美人2鉢に大きな10輪の花が咲いたので嬉しかった。月下美人の歌をネットで探したら、名古屋出身の門あさ美(かどあさみ)やキム・ヨンジャが歌っていた。
秀歌と地歌 2016・9・29(木)
 9月19日、朝日新聞の短歌時評(村松由利子)に「歌集をどう読むか」があった。そこで東郷雄二のウェブサイト「橄欖(かんらん)追放」にある「第191回 歌集の読み方」を紹介している。東郷の趣旨を彼女の文章を引用して書く。
 「歌には秀歌と地歌(じうた・軽く詠んだ歌や平凡な歌)」があり、「地歌があって初めて秀歌が秀歌になる」、「なんでもない歌でほっとさせた後に、きりきりと張りつめた一首で効果的に読者の心をつかもうとすることもある」、と書く。
 詳しくは上記リンクをゆっくり読んでもらえばいいが、今までの歌集の読み方が間違っていたことに気が付いた。会津八一の歌集や植田重雄先生の歌集、知り合いなどの歌集も一首一首、同じように力を入れて読んだが、間違っていたようだ。
 東郷雄二はこう書いている。
・・・歌集を読むときには、集中力を6割くらいに下げて並んだ歌に目を走らせる。秀歌センサーはオンにしてあるので、センサーに引っかかる歌が出て来たときに集中力を一挙に上げて秀歌をしばし味わい付箋を付ける。これが正しい歌集の読み方である。・・・
 亡母の残した歌には地歌が多いと思うが、並べ方によって素晴らしい歌集になりそうだし、歌集や句集を作ろうとする友人たちにも参考になると思う。
買えないもの(中日新聞・つれあいにモノ申す) 2016・9・28(水)
 冷蔵庫が故障したと思ったら、今度は洗濯機。電化製品は、買い替えたら新しくなるけれど、わが家の“カカアデンカ”はどうやったら、新しくなるんでしょうか。(古いもののよさも分かる夫・71歳)

 “カカアデンカ”の新品もいいけど、そうなったら今よりもっと片隅に追いやられそう。
ワルナスビ 2016・9・27(火)
 写真の絵は一宮在住の友人・はなちゃん(同級生)の描いたもの。「2013・7・28 とげのあるナス科 わるなすび」と題されている。
 ワルナスビ(鬼茄子・悪茄子・荒地茄子・野原茄子)は植物学者の牧野富太郎が名付けたが、「ワル」の名のとおり、手に負えない「悪いやつ」らしい。「しつこく生え、トゲがあり、毒もある」ということだ。しかし、この絵でみると星形の可愛らしい花である。嫌われながらも野に咲くこの花の良さをとらえて花ちゃんは描いたのだろう。
 5月、ともに「ノリタケの森ギャラリー」を訪れたときにスケッチブックを撮らせてもらった。       
  
比叡山・第11首(會津八一) 2016・9・26(月)
 これよりさき奈良の諸刹をめぐる(第2首)      解説
   いかで かく ふり つぐ あめ ぞ わが ともがら 
            わせだ の こら の もの いはぬ まで

 降る続く秋雨に同行の学生たちもものを言わなくなったという。
昔のブログ・10 2016・9・25(日)
 紡ぐ 2002・5・11
 岡井隆のコラム(中日新聞)にこんな句が出ていた。
 「すこしずつ紡がれている関係は居心地がいい/恋ではないが」 選者は言う。人と人の関係が糸を紡ぐようにゆっくり時間をかけて、きらきら白く輝きながら出来上がっていくとしたら「居心地がいい」。 
 そんな関係をいろんな所でゆっくり作っていきたいね。でも、築いた関係を維持し高めていくのは並大抵のことではない。「恋ではないが」の効果的な結句を思い出しながら、今日は結婚式の宴にいた。
ユーカリの木 
   2016・9・24(土)
 いつも散歩する三滝公園にはひときわ高くそびえるユーカリがある。30m以上あるだろう。散歩の度に見上げてはその大きさに心を奪われる。幼いころに「オーストラリアから来た」と教わったこの木は、高いもので100mあるという。
 些細なことに煩わされる日常の中で、この木の下に行くと心がおおらかになる。
 一緒に散歩した5歳のかず君が「この木は登れないね」と言った。幹が百日紅のようにツルツルしている。
金メダル(中日新聞・つれあいにモノ申す) 2016・9・23(金)
 毎晩遅くまで五輪中継を見て、毎朝寝坊する息子。カミナリを落とそうとすると、「お母さん、朝ご飯おいしいね」「そのエプロンも似合うね」。それじゃあ、怒れないわね。(口のうまさは世界レベル・42歳)

 優しい言葉にはつい騙される。だけど、怒号が飛び交うよりはずっと良い。 
日録 20世紀(1939・昭和14年) 2016・9・22(木)
 1939年のグラビアは
  ◦双葉山、70連勝ならず!
  ◦関東軍壊滅!「ノモンハン事件」の悲惨と教訓
  ◦最高速度533キロ、名機「零戦」誕生!
  ◦第2次界大戦勃発!“独軍電撃作戦”でポーランド崩壊
 双葉山の名前はよく知っているが現役を引退した昭和20年に素空はまだ生まれていなかった。70勝目を止めたのは安藝ノ海 。連勝記録は63勝が白鵬、53勝が千代の富士、45勝が大鵬である。
 ノモンハン事件とは、日本が実質的に支配していた満州国とモンゴル人民共和国(ソ連と軍事同盟)の間の国境線をめぐって発生した戦争で、日本軍(関東軍)はソ連軍に大敗する。日本の死傷者は1万7千人以上、愚かな戦争の悲劇である。
 小さい頃、漫画などで見た零戦(零式艦上戦闘機)はかっこ良かった。しかし、戦争の実情、悲惨さを知るにつけて、それは殺人兵器に過ぎないと思った。確かにその性能は優れており戦争で活躍したが、最後はアメリカの新型機に苦戦したと言われている。
 過日、靖国神社の遊就館にある零戦を見たが、こんなものを飾るなんて時代錯誤も甚だしいと思った。
比叡山・第10首(會津八一) 2016・9・21(水)
 これよりさき奈良の諸刹をめぐる(第1首)       解説
   ゆく として けごん さんろん ほつそう の 
           あめ の いとま を せうだい に いる

 目的は奈良の華厳宗や三論宗、法相宗の寺々、この時は律宗の唐招提寺に入った。              月下美人 1輪
昔のブログ・9 2016・9・19(月)
 偉業「季節の花と共に」 2002・7・1
 昨夏から連載(毎日)が始まったちゃールーム・季節の花と共にが300日余で完結した。努力と素晴らしい作品を讃えたい。宮沢賢治ではないが「雨でも風でも病気でも何があっても」連載は続いた。花というカテゴリーに限定して、己の価値観の中で素材を選びしかも他人の言葉ではない自らの言葉で書き続けたことは立派だ。ご苦労様、新しいページを期待しています。
 「継続は力だ」などと友人たちの連載を促してきた。フライデーポン、Qのメモランダム、サンディフォト、パズル商店街の各HPの皆さんがいい仕事を続けている。そんな皆さんは特に継続することの重みを痛切に感じているでしょうね。
 ともあれ、花枯れの真冬でも書き続けた彼女の労をねぎらいましょう。僕ら仲間は彼女の事を「鉄腕ちゃー」と呼んでいる。
       (明日第3火曜日は独り言を休みます) (20日台風)
堕落論  2016・9・18(日)
 坂口安吾の「堕落論」は戦後すぐに発表され、日本中に衝撃を与えた。人間の本性は堕落であるということを、武士道や特攻隊、未亡人や天皇を例に取りながら論じたもの。
 NHKの100分で名著を見たので、読み返してみた。30分もあれば読める。(青空文庫・堕落論
 読み返した理由はもう一つある。安吾の父・坂口仁一郎は会津八一と親交があったし、安吾の長兄・坂口献吉(新潟日報社やラジオ新潟・現新潟放送の社長を務めた)は戦後、八一を「夕刊ニイガタ」の社長に招いている。ちなみに安吾は13人兄妹の12番目として難産で生まれる。本名「炳五」(へいご)である。
 以下に堕落論の冒頭と末尾を引用しておく。
 「 半年のうちに世相は変った。醜(しこ)の御楯(みたて)といでたつ我は。大君のへにこそ死なめかへりみはせじ。若者達は花と散ったが、同じ彼等が生き残って闇屋(やみや)となる。ももとせの命ねがはじいつの日か御楯とゆかん君とちぎりて。けなげな心情で男を送った女達も半年の月日のうちに夫君の位牌(いはい)にぬかずくことも事務的になるばかりであろうし、やがて新たな面影を胸に宿すのも遠い日のことではない。人間が変ったのではない。人間は元来そういうものであり、変ったのは世相の上皮だけのことだ。
 「・・・人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。そして人の如くに日本も亦堕ちることが必要であろう。墜ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。政治による救いなどは上皮だけの愚にもつかない物でである。
私の好物(中日新聞・つれあいにモノ申す) 2016・9・17(土)
 長年、夫や息子の食べたい物を聞いて食事を作ってきた私。「自分で食べたい物を買ってきたら」という夫の厚意に甘えてみた。でも、食卓に並べてみると、夫の好物ばかり。四十三年も一緒にいると、好みも似てくるものかしら。(献立作りは難しい・67歳)

 なるほど、我が身を振り返ってみるとよくわかる。最近、知り合いの若い夫婦が破局になりかかっている。「お互いの好みを合わせるのも円満の秘訣だよ」と言ってあげたい。
お月見泥棒 2016・9・16(金)
 昨夜は満月を愛でながら子供たちが菓子をもらい歩く「お月見泥棒」の日だった。
 前日、あーちゃんから6人と聞いていたが訪れたのは10人だった。写真は連れ合いが持っている菓子を眺めるあーちゃんと仲間達。
 隣のTさんが設置した天体望遠鏡で満月を鑑賞したり、あーちゃんや陽ちゃんのパパたちと楽しく話をした。その間にもあちこちから子供たちがやって来る。
 ところで、久しぶりにくるみを見た陽ちゃんパパが、くるみを自宅へ連れて行ってしまった。拉致されたのかと思ったけど、パパはくるみのためのお菓子が買ってあって、それを与えてくれていたのだ。満月の夜は「くるみ泥棒」に気をつけよう!
 
比叡山・第9首(會津八一) 2016・9・15(木)
 下山の途中に(第2首)              解説
    あきやま の みち に すがりて しのだけ の
            うぐひすぶゑ を しふる こら かも

 物を売る子供の姿を戦後生まれの素空はほとんど見たことがない。しかし、幼いころは親の手伝いをよくさせられた。

                       近所の子供・かず君
昔のブログ・8 2016・9・14(水)
 素敵なバラのお庭 2002・5・10
 午後おもんさんとポン園にお邪魔する予定だっが大雨で中止、断わりの電話を入れたらHP「まっちゃん」の主催者も居て、いらっしゃいと言われたのでちょっと立ち寄った。車を寄せると鮮やかなバラが目に飛びこんできた。素晴らしい。Qちゃんが家主の不在中にも、キャンバスを持ちこんでいる意味がわかった。お茶を頂き、しばしHP作り談義。切りバラを頂いて帰ってきた。話に夢中でバラの写真を撮り忘れた。おもん隊員に指摘され、シュン!日曜に撮影隊が出向くが、ポンちゃんのおしゃべりサロン(フライディ・ポン)に写真が掲載されている。
 荒牧バラ園(兵庫県伊丹市荒牧) 2002・5・15
 バラのアドバイザー・ポンちゃんらと8時発の近鉄で出かけた。ちなみに仲間達はSUの事を「PCのヘルパー」と揶揄する。パズルランドでおなじみのkimuさんのお宅に近い素晴らしいバラ園だった。季節の花・ちゃーちゃんはわき目もふらず、バラ撮影に没頭していた。
枕草子(六十八段)・たとしへなきもの 2016・9・13(火)
  「たとしへなし」は共通点のないこと、ここでは正反対のものという意味。「思ふ(愛す)人と憎む人」は「私が」でも「私を」でも理解できるが、その続きの「おなじ人ながらも心ざし(愛情)ある折とかはり(心変わり)たる折」は「私を」である。愛の問題をとらえたところが面白い。
(六十八段)
 たとしへなきもの 夏と冬と。夜と昼と。雨ふる日と照(て)る日と。人の笑(わら)ふと腹(はら)だつと。老(お)ひ(い)たると若(わか)きと。
 白(しろ)き黒(くろ)きと。思ふ人と憎(にく)む人と。おなじ人ながらも心ざしある折とかはりたる折は、まことにこと人とぞおぼゆる。
 火と水と。こえたる人、やせたる人。髪(かみ)ながき人とみじかき人。
 正反対なもの 夏と冬と。夜と昼と。雨の降る日と日の照る日と。人が笑うのと腹立つのと。老人と若人と。白いのと黒いのと。愛す人と憎む人と。同じ人でありながら、自分に対して愛情のある時と、心変わりしてしまった時とでは、本当に別人のように思われる。火と水と。太った人と痩せた人と。髪が長い人と髪が短い人と。
夫の願い(中日新聞・つれあいにモノ申す) 2016・9・12(月)
 今日は夫の同窓会。朝から鏡を見て服を着たり脱いだりと、落ち着かない様子の夫。「若くてきれいな子が来るといいなあ」。来るわけないでしょ。あなたの同窓会なんだから…。(おじいさんの妻・61歳)

 黙ってこの夫に賛同!!
筋力 2016・9・11(日)
 小さな子供たちと北条公園の鉄棒で遊んだ。鉄棒は好きだったので、子供たちに教えようと思い、前転(前方支持回転)をやってみたが出来なかった。理由はいろいろあるだろうけど、主要には筋力の低下だと思う。
 台風10号による浸水で岩手県岩泉町の高齢者グループホームで、9人が亡くなった。室内の水位は2mに達したという。50代の女性職員は柱につかまって一人の入居者を抱えてしのいだが、その人を助けることはできなかった。亡くなった9人は高齢で体力は衰えており、もちろん筋力も低下していただろう。自然の猛威に抗うことは難しいが、頑張ったこの50代の職員に敬意を表したい。
 わが身に戻れば、何もかもが衰えてきていることをしっかりと自覚して行動することを肝に命じたい。前転もできないのだから「危ないところに近寄らない、真っ先に危険なところから非難する」を実行しようと思う。

お断り
 9月5日に同級生への弔文を書いたが、長野の湖周辺での持病によるものだった。9月2日死亡、4日家族葬。再度、F君に合掌。
比叡山・第8首(會津八一) 2016・9・10(土)
 下山の途中に(第1首)     解説
   くだり ゆく たに の さぎり と まがふ まで
           まつ の こずゑ に しろき みづうみ

 過日、比叡山を車で下りながら、所々で眺めた琵琶湖の美しい姿を思い出す。
吾輩は猫である 2016・9・9(金)
 4月から始まった朝日新聞の「吾輩は猫である」を楽しく読んでいる。漱石のこの作品では読みやすいと思っていたのに、結構難解なところが多い。10代で読んだのだが内容をほとんど覚えていない。何十年も経ったから仕方がないかと思っていたら、なんと10年前に以下のように書いているのを発見して愕然とした。記憶をつかさどる脳が急速に壊れていくようだ。
我輩は猫である 2006・2・9(木)
 中日新聞連載のこの小説が終わった。正直こんなに難しい小説とは夢にも思わなかった。若い頃に読んだはずだが、どんな読み方をしていたのだろうとずっと思って読んでいた。明治の文豪の質の高さに脱帽し、己の語彙力の無さにただただ呆然とするばかりだ。次は林芙美子の「放浪記」、 舞台を見たことはあるが、原文は読んでいないので楽しみだ。
 我家の猫みたいな子犬・うららに、この猫のようにプライドと批判精神を持てと言っても、飼い主が飼い主だから仕方がないかな?ある日突然「我輩は犬である!」と叫んでくれれば、主人であるSUも鼻が高いのだけど!しかし、鼻は鼻でもSUの名前は文中、鼻を揶揄される金満家の「金田」と言う名前ではない。
進化論(朝日新聞・いわせてもらお) 2016・9・8(木)
 夫(77)が「最近の蚊は羽音もたてず近寄ってきて刺すよ」と言うので、「蚊も進化しているのね」と返す。すると夫が「テレビも音が小さくなってきたよ」。テレビも進化? いやいや、それって夫の耳が退化してきたのでは。
 (奈良市・進化も心配になってきた・74歳)

 なるほど、最近よくやぶ蚊に刺されるのはそのせいかもしれない。
発信者の名前が自分  2016・9・7(水)
 出先でスマホに電話がかかって来た。画面に発信者が服部素空と大きく出ている「何で?」としばらく考えたがわからない。素空の自宅か店からかかって来たかと思ったが腑に落ちない。しばらく考えて受信すると「なんで私のスマホを持っていくの!」と連れ合いの大声、スマホを間違えて持ってきたのだ。
 ひと月前に同じ機種のスマホに替えたので間違えた。裏は黒と白にして区別したが前から見ると全く同じなのだ。
 素空のスマホはアラームが沢山設定してあるし、メールの着信音もやかましい。寝室から台所に移したほうがいいよと言って電話を切った。
 翌日、「お父さんが出ていくまでは、ここの充電器には私は置かないことにした」と言われた。二つの充電器も離しておかないと間違える。
ページの新設と更新 2016・9・7(水)
     近所の子供・新設(9・7) 私の水彩画(9・7) 
比叡山・第7首(會津八一) 2016・9・6(火)
 山中にて(第3首)     解説
  かの みね の いはほ を ふみて をのこ やも
          かく こそ あれ と をたけび に けむ

 比叡山・四明獄頂上で天下を取ると叫んだ将門を詠む。
F君を悼む 2016・9・5(月)
 同窓のYさんから、高校の同窓会代表幹事・F君の訃報が電話で届いた。山での病死だったようだ。彼との付き合いはほとんどないが、クラスの幹事を務めたこともあったので、会合では一緒だったことはある。
 東京在住の同窓生の会・潮音会のK君の彼を悼むメールが転送されてきたので、一部を転載して彼の冥福を祈りたい。
『 皆さん とても悲しいお知らせです。四高の仲間、F君が逝去されました。詳細は不明ですが、避暑に出かけていた先で急逝されたとのことです。思い起こせば2014年4月の歩く会に四日市から参加してくれましたが、途中の新幹線で具合が悪くなったと歩くことを断念され、帰られたことがありました。
 あのころから心臓に爆弾を抱えているとは言っていましたが、こんなに急に逝ってしまうなんて言葉もありません。・・・
 F君らが中心になって来年の「古稀の年」に四日市で同期生会を開催すべく動き始めたと報告があったばかりです。無念でなりません。
 ご家族は「家族だけで送りたい」とのご意向とうかがっており、そのご意向を受け止め、静かに見守ろうと思っております。
 F君のご冥福を祈り、謹んでご報告申し上げます。  合掌。 
昔のブログ・7 2016・9・4(日)
 ホールインワン 2002・5・5
 プロが達成する確率は高いがアマには難しい。なのにプロは賞品に車などが貰える。一方、アマは記念コンペをし、記念品を配り多大な出費が必要になる。だから多くの人が保険に入る。名四カントリー2番でグリーンをオーバーしたと思ったら、前の組が拍手をしている。行ってみるとカップに入っていた。打った知人は大喜びだったが、すぐに現実に気付き複雑な顔になった。記念植樹もした。2番に来るたびに「トベラ科のトベラ、しょうもない木だ」とぼやいていた。
 確率が0に限りなく近くなった数年前、SURUMEは保険を解約した。
星野富弘9~10月の詩画・セイタカアワダチソウ 2016・9・3(土)

庭にセレブがやってきた
朝顔を追い越し
ひまわりを抜いて

雨にも負けず
風にも負けず
花粉症・喘息の原因と
誤解されたこともあったけど

一本の茎
まっすぐに伸びて
村で一番
我が家のセイタカアワダチソウ

 
この花は外来種・帰化植物で背丈は2m以上になる。昭和40年代以降大繁殖した。根から周囲の植物の成長を抑制する化学物質を出して他の植物を駆逐し、野原を覆うようになった。そのため、迷惑がられたが、最近はその化学物質が自らの成長を抑制したり、栄養不足などで激減している。もちろん人力での駆除も大きい。
 嫌われたセイタカアワダチソウではなく、他の植物と共生する花のもともとある素晴らしさを詩人は詠った。
節約勝負(中日新聞・つれあいにモノ申す) 2016・9・2(金)
 テレビを見ていると、妻や子どもに「音が大きい」と言われる。日ごろ、私の欲しいものは買ってくれない妻が「補聴器買ってあげようか」。値段も知らないくせにと思いつつ、「皆に耳栓買ってあげるよ」。この方が断然、お得ですよ。(ケチな妻よりせこい夫・67歳)

 耳が遠くなってきたので、どうしても音が大きくなる。遠慮しながら「もう少し大きくして」と言うが、文句を言われたら黙って耳栓を出そう。
9月の初めに 2016・9・1(木)
 9月のイメージを「秋の味覚・台風・中秋の名月・秋の魚・スポーツ」と書いているHPがあるが、まだ、午後は30度を超える暑さの中でそれらが鮮明には浮かんでこない。
 14年前のブログに以下のように書いている。地球温暖化が叫ばれてからずいぶん経つのだ。
 万葉人は「秋を寒い」と表現したとどこかに書いてあった。今の9月にそんな気配はない。現代の環境破壊は四季折々の自然に育まれた日本の文化をどこかで蝕んでいるかもしれない。
 残暑が厳しくても、秋に向かって心はときめくのだけど。

inserted by FC2 system