3月の終わりに 2009・3・31(火)
 暖かい冬だったので今年はゲレンデ状況が悪かった。月始めに志賀高原ツアーを楽しむことができたが、その後はいろいろな事情で行けなかったのが残念だ。地道に体力強化して、来シーズンに備えようと思う。
 春の到来は遅くてもいいと毎年思うが、季節は移る。樹木や草花の息吹きは力強い。チューリップやフリージア、アネモネが咲きだした。春だね。
 今日、海蔵川の桜並木をうららと散歩したが、まだチラホラで花見は週末頃がよさそうだ。

ETC割引 2009・3・30(月)
 新たに土日祝日料金1000円、平日昼間料金3割引が追加されたが、通勤割引や平日夜間割引あるいは深夜割引などETC割引の複雑さには戸惑う。先日までの土日祝日割引(100km未満5割引2回まで)の仕組みを覚えたばかりなのに!
 値下げは歓迎だが、渋滞がどこでどのようになるかがわからないので、土日祝日の遠出の時は結構悩まされそうだ。
 ただ、今回の割引についていろいろな疑問がある。なぜETCだけなのか?営業車を排除した理由は?ETCを搭載した車のみに3兆円の税金を投入する必然性は? 

1 SHOT 2 KILLS 2009・3・29(日)
 東京の友人が写真と新聞記事を送ってきた。転載して、パレスチナの現状を思い憂う。
  図柄に「妊婦撃てば2人殺害」・イスラエル兵Tシャツ
                (東京新聞2009年3月24日 08時26分)
 アラブ人妊婦に銃の照準を合わせた絵に「1発で2人殺害」の文字――。イスラエル軍兵士が部隊の仲間内で、パレスチナ人の生命を軽視するような図柄のオリジナルTシャツを作って着用していることが24日までに、イスラエル紙ハーレツの報道で分かった。・・・・(その他)照準の中に少年の絵を描き「小さいほど難しい」と書かれたTシャツもあり、・・・・

會津八一傳  2009・3・28(土)
 会津八一の世界に入ったのは、恩師・故植田重雄の「秋艸道人 会津八一の生涯」(昭和63年)が契機だ。本は難しく、その後再読して八一の世界に魅了された。最初に出版された八一の伝記は、故吉池進の「會津八一傳」(昭和38年)、去年入手して細かい活字の800頁余をやっと読み終えた。膨大な資料とともに八一の生涯が詳細に語られていて貴重な本だが、惜しむらくは誤字が多く、本としての構成にも不備があり、既読の本の中では一番読みづらかった。吉池進は信州戸倉上山田温泉の千曲館二代目、一度はここを訪れたいと思っている。

ヘルスカウンター(歩数計)  2009・3・27(金)
 いろいろな機能がある歩数計をジュニアからプレゼントされた。「ポケットやかばんの中でも正しく測定。知りたい数値を交互に表示。歩数その他:7日間メモリー」と書いてある。使いだして10日になるが、一日の歩数は平均4000歩弱、健康づくりのための有酸素運動になるハードで持続的な「しっかり歩数」は未だに0歩である。
 趣味がパソコンいじりと仏像彫りでは、歩数計の数値は上がらない。相当の生活改善が必要かな?ともあれ、現状を認識させてくれたジュニアには感謝。

まちかど博物館  2009・3・26(木)
 三重県の展開するまちかど博物館が、いよいよ四日市地域でも50館でスタートする。まちかど博物館は、いままでの「博物館」のイメージにとらわれることなく、コレクションや伝統の技、手仕事などを、仕事場の一角や個人の宅などで、館長さんの語りとともに見ることができる企画である。
 SUの師事する安達先生宅も「安達微笑仏館」として参加する。そのオープニングイベントがJR四日市駅内で、3月27日〜4月5日まで行われる。今日、安達館の出展を手伝った。

一打の価値  2009・3・25(水)
 WBCで不振に喘いだイチローが、最後に2点適時打で優勝を決定づけた。「年だから、もう動体視力が落ちた」とか「イチローでは無理」などと言われていたのに、この一打で神がかり的に復活した。さすがイチローだが 「終わりよければ全て良し」の観を呈している。
 SUの身内に、若いころ好き放題し周りにいろいろ迷惑をかけた人がいた。晩年は社会のために尽くしたため 「あんな良い人はいなかった」と皆から賛辞をもらって鬼籍に入った。そんなことを思い出しながら、晩節は大事と身を引き締めている。

桃の花  2009・3・24(火)
 雪柳、モクレン、こぶしと白い花が一斉に咲いている。我が家の小さな鉢の白桃も咲きだした。桃はピンク色を想定するが、楚々とした白も味わいがある。
 月始めに「桃襲(ももがさね)」について書いたが、桃襲の色は表は紅、裏は紅梅、あるいは表が白、裏が紅である。(角川古語辞典より)

       喰ふて寝て 牛にならばや 桃の花      蕪村

悲惨  2009・3・23(月)
 群馬県の高齢者施設で入所者ら10人が炎と煙の中で死亡した。市場経済を錦の御旗にして貧富の差を拡大し、さらに高齢者福祉を切り捨てて行ったこの間の施策の行き着いた先をここに見る。弱者を他県の施設に無責任に送り届ける行政、生活保護受給者をも「飯のタネ」にしようとする風潮、地獄絵を見るようだ。
 秋葉原殺傷事件が、被告の特殊性で起こされたとはいえ、その背景には小泉・竹中路線=アメリカ型市場経済がある。ここでは正規雇用からはみ出し、非正規雇用からも追い立てられた大量の人たちが存在するこの国の状況が大きく作用している。これも悲惨。

昨日の我に飽きたり(許六)  2009・3・22(日)
 江戸時代の俳人で蕉門十哲の一人、森川 許六(きょりく)の言葉である。俳諧のほか書や絵画など諸芸に秀でたが、「昨日の我に飽きたり」という言葉を会津八一は高く評価した。昨日の自分(の作品)に満足せず、新たな発想で創造するという意味だが、常に自己否定しつつ、人間的成長をめざせと言う言葉として有名である。
 どんな世界でも現在の自分が最高と思った時、もうそこには慢心と退化しかない。常に心したいことだ。
         卯の花に芦毛の馬の夜明けかな     許六

まはに  2009・3・21(土)
 「ま」は接頭語、「はに」は黄赤色の粘土、赤土、埴(はに)。
                  (會津八一 鹿鳴集評釈 原田清 著 より)
 埴とは粘土のことだが、「まはに」とひらがなで書いてあると難しい。その他は平易な八一の歌を以下に!
 奈良を去る時大泉生へ2
      ならさか を じやうるりでら に こえむ ひ は
              みち の まはに に あし あやまち そ
         八一
        (奈良坂を浄瑠璃寺に越えむ日は道のまはにに足あやまちそ)

WBC韓国戦  2009・3・20(金)
 今日は負けたくないという日本の気迫が上回った。韓国に勝った突破口は、わが横浜の内川のホームランだった。だが村田は右太ももの裏を痛めてしまった。横浜のペナントレースに暗雲?かな。それはともかく、23日アメリカとの準決勝が楽しみだ。
 28日はサッカーワールドカップ最終予選バーレーン戦があり、明日からは選抜が始まる。優勝校予想をサイコロを振って決めたら、報徳学園と興南になった。はたして結果は?

うららの梅見  2009・3・19(木)
 梅のつぼみをリボンの横に挿して記念撮影、暖かかったので舌出しでごめんなさい!しだれ梅はきれいだった。お出かけは大好き、また行きたいな!

月ヶ瀬梅林  2009・3・18(水)
 ネットで満開と書いてあり、例年第3火曜に行くので車で1時間半かけて出かける。ところが、今年の暖かさで残念ながらほとんどが終わっており、わずかにしだれ梅だけが咲いていた。連れ合いに「この川の名前は?」と聞かれて返事に困る。帰って調べたら、五月川(名張川)だった。しいたけを買い、味噌こんにゃくを食べてのんびりして帰る。うららは山道と長時間乗車で帰ってからぐったりしていた。

第3火曜日  2009・3・17(火)
         今日は定休日独り言も御休み。
         
    梅の花 降り覆ふ雪を 包み持ち 
                    君に見せむと 取れば消につつ   
万葉集・作者未詳

クレマチス 2009・3・16(月)
 暖かいのでクレマチス(テッセン)の芽が20cmほど伸びているものがある。去年から始めたクレマチス再生作戦のためには、まず春先の芽(蔓)の毎日の誘引が大事、その上で芽を食べる茶色のいも虫とナメクジからの防衛も必要だ。
 手っ取り早い方法は、新たに苗を購入して植えることだ。今日、ホームセンターに行ったがまだ苗はなかった。ただ、小さい苗は根づかず、枯れるものがあるので困る。2度咲きも入れて1000個以上咲いた頃を再現させたい。

花々 2009・3・15(日)
 桜開花が伝えられるようになったが、庭ではいろいろな花が咲き、あるいは咲く準備をしている。チューリップもボタンも蕾が大きくなってきた。去年、挿木した雪柳が咲きだし、もらって植えた黄水仙がたくさん咲いている。冬から春へと咲き続けるパンジーとノースポールも咲き誇っている。テッセン、花水木、百合、バラなども芽を伸ばしながら、春を演出しようとしている。

四日市検定 2009・3・14(土)
 今はやりのご当地検定、昨年11月23日の第1回四日市検定の受験者は88人だった。市制111年を記念して、成績優秀者111人の表彰式を予定していたというからあきれる。桑名の初回は486人だからその不人気は歴然だ。
 当然のこととして、主催者の取り組みの姿勢や努力が問われるだろうが、「四日市には・・・が少なく・・・が乏しい」という他所からの感想は四日市在住としては耳が痛い。「市場」「コンビナート・公害」ぐらいしか知名度のないことは恥ずかしい。特色ある政治・経済、とりわけ文化的な地域の向上を地道に実現していくことが、検定以前の問題だと思う。

桜(ソメイヨシノ)開花 2009・3・13(金)
 福岡市で桜(ソメイヨシノ)が開花、全国で一番早く平年より13日昨年より11日早い。それに引き替え、暖冬で雪山は苦戦している。今日の雨が山間部で雪になりそうだが!
 ところでソメイヨシノの危機が言われている。 ソメイヨシノは種子 が出来にくいので、挿し木や接ぎ木という方法で増やされてきた。ルーツは江戸時代に作られた1本の原木、今あるものは同じ遺伝子を持つ個体差のないクローン。そのために、環境の変化に適応することが難しいとされており、伝染性の病気などで一気に壊滅する可能性がある。また、寿命は60年だから、戦後大量に植樹されたものが大半なので、60年後の今は危機なのだ。
 地球温暖化の対策とともにソメイヨシノの保護にも力を入れてほしい。

内津峠(うつつとうげ) 2009・3・12(木)
 内津峠は、愛知県春日井市と岐阜県多治見市を結ぶ標高320mの峠、この峠の北側を中央自動車道が走っている。日本武尊が部下の水死を聞き「あゝ現(うつつ)かな」と嘆き悲しんだことが地名の由来とされている。
 長野から中央道を走って愛知に入る最後のパーキングエリアが内津峠PAなので、ここでスキーツアーの諸経費を清算をしながら、夕食をとる。ここのメニューが安い。スキー場では1000円もするカレーが380円〜500円など値打ちなので喜んで食べる。今回は350円の峠そばを食べた。

お水取り 2009・3・11(水)
 東大寺二月堂のお水取り(お松明)は、とりわけ大きな松明が燃やされる12日が圧巻である。去年、念願の見学を果たした。
 会津八一はなかなか見学の機会がなく、当時親交があった上司海雲(東大寺観音院住職)に手紙で世話を頼んでいる。教え子を連れた八一の奈良での活動を想像する。
 奈良を去る時大泉生へ
      のこり なく てら ゆき めぐれ かぜ ふきて
                ふるき みやこ は さむく あり とも
         八一
            (残りなく寺ゆき巡れ風吹きて古き都は寒くありとも)

WBC 2009・3・10(火)
 圧勝した7日の韓国戦は志賀高原の宿で観戦、ゲーム中のウノをしばしば中断しながらである。わが横浜の内川の2点タイムリー、村田の3ランに喝采、14点は気持ちの良いものだ。ところが、昨日は貧打でライバル韓国に惜敗した。内川はノーヒット、4番村田はチャンスに外野フライさえ打てず、一塁フライに倒れる。残念だが、2次ラウンド以降の活躍を期待したい。
 「超満員の応援で緊張しすぎた」「アメリカではのびのびできるからいいだろう」などラジオで外野がしゃべっていた。過度の応援も考えものだ。「楽しくスポーツを観戦」が程良いかな!


 志賀高原 
2009・3・9(月)
 
   

 志賀高原は21のゲレンデ、66基のリフト、ゴンドラ、ロープウェイ、さらに各スキー場を結ぶシャトルバスがある巨大スキー場。2泊3日で滑ってきた。車は往復760km、さすがに今日は一日眠っていた。


シネラリア(cineraria) 2009・3・5(木)     出張のため明日から日曜まで休みます
 庭前の梅花も散り果てて、梧桐、柘榴の芽も未だ覚束なく、
 百日紅の裸なる幹も目立ちて淋しければとて、アネモネ、
 ネメシア、シネラリア、金盞花など鉢植を置きならべて朝夕に愛玩す


   下り立ちて 紅茶冷めたり シネラリア    八一(大正2年作)

   シネラリア
     和名:フウキギク(富貴菊)・フキザクラ(富貴桜) 、花期:春、花屋さんではサイネリアという。 

火事 2009・3・4(水)
 このところ近所で火事が続いた。数日前は中町の和菓子屋さん、今日は朝日町の知り合いの家。冬は空気が乾燥しているのと暖房で火を使うことが多いため火事が発生しやすい。全てを灰にする火事はご免こうむりたいが、隣家が地区消防団代表なので、火事の情報が早いし詳しくわかる。
 中町の火事では隣りへの類焼を消防団がくい止め、とても感謝されたと話していた。いつも人のために活動する隣家は立派だし、何よりも安心して暮らせるのでありがたい。

仏像窃盗 2009・3・3(火)
 昨朝、自宅の上空を取材のヘリコブターが何度も飛んだ。京都・建仁寺の十一面観音を盗んだ犯人が逮捕されたのだ。1kmも離れていない会社の社長だった。この会社から仕事をもらって内職している人が近所に沢山いるという。
 どんな人なのか詳しくはわからないが、転売目的ではなく仏像マニアのようだ。仏像を崇めるなら盗んではいけない。出かけて拝むなり、正規に購入すればいい。
 窃盗のために寺内に長時間潜んでいたらしいが、それだけの粘り強さがあるなら、仏像作成を試みてもいいのにと思った。

桃襲(ももがさね) 2009・3・2(月)
 桑名の和菓子屋に桃襲という練り羊羹がある。源氏物語(花宴)で源氏の君を「桜襲(さくらがさね)の唐織物(からおりもの)の御直衣(のうし)に、葡萄染(えびぞめ)の下襲(したがさね)の裾(すそ)を長く引いて・・・」と描いているので、もう少し調べてみた。
 簡単にいえば、重ね着の色のことで、平安時代の色・襲(かさね)色目の中に桃や桜、葡萄がある。 桜襲は表が白で裏が葡萄染。春の間着用でき、晴れの席に用いた。平安時代の色襲は、紅梅襲、柳襲、桃襲と、自然にある色の重なりをその季節に先がけて着ていたという。そんなことを考えて、お雛さんを眺めると一層趣がある。

3月  2009・3・1(日)
 3月の声を聞くとさすがに春を感じる。木々の新芽を眺め、生えてきた雑草を今日は抜いた。春は遅い方がいい。もう少し、山の雪を残してほしい。(月始めの一言)











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