9月の終わりに 2008・9・30(火)
 ソウリの突然の辞任による政治の混乱、金融商品を中心にしたアメリカのバブル経済の崩壊、事故米事件に見る恐ろしいまでの食の実態、9月は恐ろしい月だった。猛暑から、一転涼しくなったと思ったら豪雨の被害が広がった。我身には目に見える実害はなかったが、安穏と平凡な生活を送ることの難しさを思う。
 9月は室内ワークに明け暮れた。気候のよい10月はいろいろ野外に出かけたい。

一発芸 2008・9・29(月)
 テレビの世界でお笑い芸人が大活躍である。寄席における落語と講談以外の色物と言われる芸とその亜流だが、なかなかその芸についていけない。自分の理解能力が乏しいのか彼らの芸がくだらないのかどちらかだと思っていたが、全く違う見解を聞いて納得した。
 「一発芸などは箸が転んでも笑う年代を相手にしたものだから、そのように見ればいい」 なるほど、幼いころ、ダジャレなどで遊んでいたことを思い出せばその通りである。ついていけないのは、ずいぶん年を取ったということなのだ。

発生源の違い 2008・9・28(日)
 三歳の孫が遊びにきた。プッとおならをして「プー出た」と言ったら、ばあさんは「かわいい」と言って抱きしめた。後日、私が同じように「プーした」と言ったら「馬鹿なことを言うな」と怒られた。(プーするジージ 75歳)ー中日新聞ー
 我家ではうららの足が汚れたらすぐ洗い、下の不始末があると風呂に入れる。スージも手伝うように命令が下る。うららがプーしたと面白がり、寝言が可愛いとカコバーは抱きしめる。もしもスージがプーしようものなら、怒られるどころか部屋から追い出されるだろう。

いとこ 2008・9・27(土)
 孫たちにいとこが生まれた。詳しくはママの妹の赤ちゃん、男の子。一人目が女の子だったので、ココロ&まっちゃんのところと一緒、そのうち、小田原に集合すると4人でタッグマッチが始まるだろう。部屋が傷だらけになっても小田原のジージとバーバはニコニコかな!
 ビデオ「初めてのおやつ(まっちゃんバナナを食す)」をパパがYou Tubeにアップしたので、ビデオページに取り込んだ。

マネーゲーム 2008・9・26(金)
 アメリカの拡大する金融危機と連鎖破綻に対して、英国教会の最高指導者が言う。「具体的利益の裏付けがない空証文の取引が大損害をもたらした」さらに「規制のない資本主義は実態のないものに現実性や影響力を与えた」というマルクスの分析を紹介する。
 辺見庸は「実需がないのにただ金もうけのためにのみ各国の実体経済を喰いあらし、結果、億万の貧者と破産者を生んでいる投機ファンドの暴力。それこそが世界規模の通り魔ではないのか」そして秋葉原などに見る狂気としか思えない通り魔的犯罪もこうした社会の歪みから来ているという。ライブドアの狂乱を思い出す。そこには足を地につけた人間はいなかった。

機を見るに敏 2008・9・25(木)
 コイズミさんが政界を引退する。非常にカシコイ。悪ガシコイとも言える。「改革」を唱えながら行った政治の「負の遺産」が露わになり、今度の総選挙で判断される状況になった。その前に舞台を降りて逃亡する。
 さらに、9割方落選すると思われるコイズミチルドレンの膨大な屍も見ずに逃げるのである。「刺客」として華々しく登場した彼らは、コイズミさんによる単なる将棋の駒でしかなかった。気の毒に思うが、コイズミさんの行動を見れば諦めるしかないだろう。

王貞治 2008・9・24(水)
 868本塁打の王監督がプロ野球生活50年に終止符を打った。本当に御苦労さま。まだ、グローブを持つ子が少なかった小学生のころ、すでに王、長嶋はスターであこがれの存在だった。運動神経が皆無で、10番ベンチが多かったSUでも王、長嶋の真似をした。
 「野球界の名選手でも尊敬する人はほとんどありません。そのなかで王監督は尊敬する人です」(イチロー) 素晴らしいはなむけである。
 次回のワールド・ベースボール・クラッシック監督就任が期待されるが、胃がん手術後の低下した健康を見ているともういいのではと考える。

お彼岸 2008・9・23(火)
 あちこちで真っ赤な彼岸花が咲いている。この日に先祖のお参りをする風習は、秋分の日に真東から出た太陽が浄土があるとされる真西に沈むことから始まった。
 お彼岸と言えば墓参りだが、連れ合いの実家のお墓は文字が色あせてきた。鬼籍に入った親族の白い文字も建立者の義兄の赤い文字も薄い。それでは影が薄いとすぐに赤い文字は直したが、白色はそのままにしておいたら、遠方の義姉から白い塗料一式が届いた。お墓の名前は濃くなったが、義兄の若干薄い頭髪は手が入れにくい。

大丈夫?(認知症) 2008・9・22(月)
 認知症を疑う日常生活の変化
  1 何度も同じことを言う、聞く。       2 大切な物をなくしたり、置き忘れたりする。
  3 火の消し忘れ、ガス栓の締め忘れ。  4 簡単な計算の間違いが多くなった。
  5 今、何時か、どこにいるのか見当がつかない。 
  6 今まで好きであった物に対して興味・関心がなくなった。
 新聞の全面記事を見て連れ合いが言う。「お父さんは1~4が当てはまるよ、大丈夫?」 「お前には言われたくないよ」と時々ボケる連れ合いに言い返すが、内心は穏やかでない。

選挙いろいろ 2008・9・21(日)
 自民党の総裁選挙と衆議院選挙を前にして、候補者たちは耳触りのいい話ばかりする。びっくりしたのは、今になって後期高齢者医療制度の見直しを麻生さんが言いだしたことだ。その他、いいことばかり言っているのは、政権党の最後のあがきかもしれない。他方、野党も同じで耳の痛いことは言わない。
 選挙費用のことと政治の停滞を度外視するなら、選挙を頻繁に行えば、日本は住み良い社会になるだろうと皮肉にも思ってしまう。

ずぶぬれ 2008・9・20(土)
 台風が紀伊半島沖を通過するころ、なぜか滋賀県のゴルフ場にいた。予約は満員だったのに、ほとんどが当日キャンセルしたらしい。人影はほとんどない。雨具で全身を固めていても肌まで雨が沁みてくる。
 「誰が決行と言ったのだ!」「朝の電話で中止を言おうと思ったのに!」とメンバーが愚痴を連発。「こんな日にプレーするのはアホばかりだ」と相手の顔を見ながら言い合う。15番では雨に強風が混じり、もうだめかと思ったがなんとか全ホール終了した。行くことを決めたのはSUだが、同級生と兄弟なので、ののしりあいそのものが楽しいのである。

三重県の難読地名 2008・9・19(金)
 難読地名に友人と2人で挑戦したら、5問中2問しか解答できずあえなく不合格。ということで自分で10個ほど難解地名をピックアップしてみた。さすがに地元四日市はわかるが、その他はさっぱりわからない。
 馳出 午起 赤水 茂福  (四日市市)   五百野 日南田  (津市)
 中万 飯高町猿山 甚目 (松阪市)     小木   宇治館  (伊勢市)


 馳出はせだし  午起うまおこし  赤水あこず  茂福もちぶく  五百野いおの  日南田ひなた
 中万
ちゅうま  飯高町猿山いいたかちょうえてやま  甚目はだめ  小木こうぎ  宇治館うじたち

街のスーパーマン 2008・9・18(木)
 偶然だが、奈良の街で活躍する鹿鳴人と四日市の街で奮闘するNさんは、SUと同じ学部だった。しかし、SUとの違いはこの二人の活動量が膨大だということだ。名刺にはたぶん肩書きが10以上あって、スケジュールには隙間がなく、人の何十倍もの行動をする。いつも、どうしてこんなにできるのだろうと不思議に思いながら、素晴らしい活動に脱帽している。
 Nさんが、彼の掲示板で「どなたかお手伝いをしていただける方は是非ともご一報賜りたいと思っている次第です。(SU校長なんか暇ないかなあ・・・・)
  仏像彫りが遅く破門寸前、日夜彫刻刀で悪戦苦闘中、全く暇がないのである。

たこ焼き 2008・9・17(水)
 休みは桑名の「花ひろば」に行った。食堂は職員用を兼ねているのか値段も安いし、屋外のテーブルもあるのでうららを入れて食事もできる。しかし、夏越えの今は菊以外にいい花苗はなかった。食品売り場にある地元農家の署名入りの米の前で「この米は安全だよね!」と話しながら、農家の野菜などを買う。
 人が美味しそうにたこ焼きを食べていたので、しょうゆ味で頼んで持ち帰る。夜、温めたが美味しくない。理由は作っている人が代わっていたこと、一度冷めたこと、しょうゆ味にある。たこ焼きなどはその場で、雰囲気で食べるもの。それにやっぱりソース味がいい。

第3火曜日 2008・9・16(火)
         今日は定休日独り言も御休み。
         
              すわれば 風がある 秋の雑草     
山頭火

迂闊だった 2008・9・15(月)
 今日は祝日だったが、敬老の日とはあまり意識していなかった。ところが「敬老の日おめでとう」のメールが届いた。
   ス-ジ、カコバ-いつもいっぱい遊んでくれてありがとう (^<^)
   ココロもまっちゃんも元気いっぱいだよ 

   ス-ジ、カコバ-も元気でいてね
 (゜o゜)
 
孫たちにとっては、ジジババなのだ。お祝いメールありがとうね!(涙)

満月 2008・9・14(日)
 今日はお月見、夕方は少し雲がかかっていたが、今は夜空の真ん中に煌々と輝いている。商店街の建物の間から見る月もいいものだ。
 自宅あたりでは「お月見泥棒」が各戸を叩く。子供たちが「月見のお菓子をください」と言いながら町内を楽しくまわる行事。我が家にはそんなにお菓子がなかったけれど!
     ラジオで語られていた一句
            
満月と ともに始める ダイエット

客観的に・・・ 2008・9・13(土)
 「私は自分自身のことは客観的に見ることが出来る。あなたとは違うんです」とソウリに言わせたのは中国新聞のベテラン記者だった。「総理の会見は国民にはひとごとのように聞こえる」と追求した彼の心にあったのは、ソウリの核兵器に対する「ひとごと」のような一連の言動だった。被爆国の総理の核兵器に対する関わりは衆目が注視する。とりわけ、広島を本拠とする記者がソウリの態度を疑問視したのは理解できる。
 ソウリを怒らせた記者はどんな人?公の場であんなことを言われ、気の毒と思っていた。しかし、ソウリの煮え切らない態度に辟易していた記者仲間はこのことを喜んだという。

事故米2 2008・9・12(金)
 なぜ不正な転売が起き、見逃されてきたのか?大きな要因はコイズミさんが行った「規制緩和」「官から民へ」だろう。出来ることの全てを「民」に移行し、市場原理に任せれば何もかも解決するとして、儲ける者勝ちとしたために、耐震強度偽装問題、ライブドア事件、村上ファンド事件、グッドウィル問題などが起こった。
 いい加減な大臣しか就任しない農水省の姿勢にもある。省庁が国民の税金で運営され、国民のために働くと言う根本を忘れ、ロクな仕事をしないことだ。危険が予知できる事故米の公的な監視をも放棄した。食の安全は国民生活の現在の主要な課題で、個人ではできないからこそ農水省があるはずだ。

事故米 2008・9・11(木)
 病院や高齢者施設の食用に納入されていたとは驚いた。地元・四日市では米穀仲介業「ノノガキ穀販」の名が挙がった。流通過程で事故米を隠すためのペーパー会社のようだ。
 「頭を使って稼げ!」と言い、まじめに働くことを小馬鹿にする同級生がいる。「法を犯しても捕まらないようにすればよい」と言うブローカーである。悪党だが、にこにこして人付き合いもよい。全て稼ぎのためだろうけれど。
 ギョーザ事件以来、中国製品の安全が危惧されているが、中国ばかりでなく日本製品も危ないとなったら、どう身の安全を守っていけばいいのか?困ったことだ。

三河物語 2008・9・10(水)
 一心太助は架空の人物だが、大久保彦左衛門(忠教)は実在の人である。彼は60才を過ぎてから、江戸時代の武士・町人のベストセラーになった「三河物語」を大久保家の家訓として書いた。内容は家康の天下統一とその三河以来の譜代としての大久保一族の物語である。
 この本を読んだことはないが、中日新聞で連載された「新三河物語」(宮城谷昌光著)は、この「三河物語」を下敷きにして書いている。最初は登場人物の名前の区別がつかず、わかりにくかったが、途中から楽しく読んだ。新聞小説は一方的に提供され選択の余地が無いが、自分の領域にないジャンルに誘われるので、それがまた良いとも言える。

弱気を助け強気を挫く 2008・9・9(火)
 大久保彦左衛門のもとで活躍した一心太助は、義理人情に厚く、江戸っ子の典型として描かれた。子供のころ、そのドラマの中から「弱気を助け強気を挫く」を覚えた。
 「児童文学館」の隠し撮りや「クソ教育委員会」と怒鳴る大阪のハシモト知事の横暴は目を覆うばかりだ。だが、もっと悪いのはマスコミがこのことを全く批判しないことだ。知事の行動を吟味しないで、支持率の高い知事にへつらうマスコミの悪い習性である。世論の動向を見ながら、さも正義であるような記事を書くが、都合の悪い時は借りてきた猫のような報道をする。これでは「強気を助け弱気を挫く」である。

富弘カレンダー 2008・9・8(月)
 久しぶりに書店のSさんから電話 「今年もあのカレンダーいる?」「いる、いる!お願いします」 去年、注文が遅くて品物が無くなり、Sさんが手を尽くして探し、やっと取り寄せてくれた。
 「・・・・・悲しみも 苦しみも あって 私が私に なってゆく
 富弘さんの今月のカレンダー、いい詩だ。“楽しみ”や“喜び”だけの人生では本当の“私”にはなれない。花はサフラン。

お参り 2008・9・8(日)
 業界の前組合長の奥さんが亡くなられていた。前組合長とは疎遠になっていたので、知ったのは最近、今日お参りに行った。疎遠になった理由を奥さんは知らされてなかったので、ずいぶん心配しておられたようだ。お参りすることによってここ数年の行き違いも解消された。
 このことを喜んだ前組合長は、今日磯津漁港で水揚げされたカニ、シャコ、コチをわざわざ買ってきて調理したものを帰りに渡してくれた。
 奥さんは享年84、亡父の時代からお世話になったので2代で45年のお付き合いだった。

聖観音菩薩 2008・9・6(土)
 台座や光背に時間がかかり観音の完成が遅れた。仏像の中では観音が一番美しいと思う。仏に性別はないと言われているが、観音は女性を思ってしまう。体型の微妙な曲線や指先の美しさは格別だ。しかし、いざ表現しようとするとそうはいかない。
   はつなつ の かぜ と なりぬ と みほとけ は   
             をゆび の うれ に ほの しらす らし
    八一
      (初夏の風となりぬとみ仏はを指のうれにほの知らすらし)

どうした?阪神! 2008・9・5(金)
 ここのところ野球から目が離れていた。理由はもちろんわが横浜の低迷による。もう一つは阪神の独走にあった。加えて、星野ジャパンのふがいなさ、とりわけ打力が乏しく、小技に頼る全く迫力のないチームだったことだ。
 ところがである。首位阪神が不調でマジックナンバーが消え、2位巨人との差が3.5ゲームになった。阪神ファンはヤキモキし、巨人ファンは喜んでいるだろう。またクライマックスシリーズ出場を決める3位は、中日とヤクルトが1ゲーム差で争っている。ダントツの最下位横浜ファンとしては、気兼ねなくこの状況を楽しめる。30弱になった残り試合から目が離せない。

流通経済大学 2008・9・4(木)
 この大学の名前を初めて知った。調べると1965年に設立された茨城県に本部を置く大学で、大学院を入れて生徒数5500人ほどの学校である。なぜ知ったかというと9月1日、サッカーW杯予選に向けて千葉県で合宿中だった日本代表が、流通経済大学と30分ハーフの練習試合を行い、0-1で負けたからである。
 6日(現地時間)、アウェーでバーレーンと闘う日本代表が勢いをつけるための練習試合だったから、屈辱的な敗戦だろう。オリンピックで完敗した日本代表(U-23代表)といい、日本のサッカーの実力を疑う。日本時間で7日になるバーレーン戦を見守りたい。

チチの暇つぶし(うららより) 2008・9・3(水)
 チチはパソコンをしたり仏像を彫っていると遊んでくれない。でもチチの部屋はクーラーが入ってるから、椅子の上で寝ているんだ。クーラーの1時間タイマーが切れた時だけ遊んでくれる。今日は居間での追いかけっこと写真撮影(会?)、上手に撮れたかな?写真をクリックしてね。

モンちゃん 2008・9・2(火)
 四日市に再就職した友人と2ヶ月ぶりに昼食をともにした。話しすぎて、気がつくと1時間半も経っていた。
 場所はレストラン「エ・アロール」、同級生の経営者とも久しぶりなのでいろいろ話した。「モンちゃんの平家物語の講座が高校の5号館である。参加しない?」と言う。モンちゃんとは懐かしい。高校の国語のF先生で1年、2年と担任だった。授業初期、質問攻めする先生を恐れたが、そのため国語の勉強はよくした。あだ名はモンキーの略だったんだと今頃思い出した。

首相辞任 2008・9・1(月)
 阿部さんに続いて福田さんも辞任、野球に例えれば2者凡退である。麻生さんが予想される3人目が塁に出ないと自民党チームは歴史的な惨敗になりそう。
 「年金問題や後期高齢者医療問題などで、有権者は自民党政権の疲弊や限界を確信した。これが怒りとなり、全国的に『政権交代させなければ』という意識が広がっている。この流れは麻生首相でも変わらない」と識者は言い、総選挙で議席を落とし、政権を失うと予測する。
 それにしてもびっくりした。叩き上げでない2世議員はあっさりしているのかな?

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