お土産 
2008・2・29(金)
 猛吹雪の中でもお土産を買う努力をする。これさえあればという「雷鳥の里」を二軒目で見つける。昨日、雷鳥の里を持って安達先生ご夫妻をうららと一緒に訪ねた。スキーツアーのため仏像作りが進んでいないことの言い訳もある。夫人が「この御菓子、美味しいから欲しかったのよ」と言われたので、雪国から持ち帰った甲斐があった。
 ところで、安達先生はヤッケのような作業服を着ておられた。以前お願いした阿弥陀如来立像(次の課題)の荒彫りの学習に来たと思われて用意されたのだ。観音の光背作りが進んでいないのに、とても準備などできていなかった。不肖の弟子を持つと師は大変である。
                            (明日は出張のため休みます)

誕生 
2008・2・28(木)
 「午前4時、お産のため入院」とジュニアからメールが入っていた。睡眠中なので全く気がつかなかった。午前11時半、カコバーから電話で「なにか連絡あった?遅いね〜〜、心配で落ち着かない」と言ってきて、初めてメールに気がついた。
 午後2時半、ジュニアから誕生の電話あり。良かった良かった。第2報はメール「2/28 14:24 2726グラム 49センチ宜しく!」名前はまっちゃん。
 夕食に中トロがお祝いに出た。うららはお腹を壊しているので、ご馳走はなし。
 早速「孫たち」のページを作った。スージも忙しくなる。

名刺 
2008・2・27(水)
 昨日紹介した晩婚の同級生の名刺にはこう書いてある。
   世界迷演奏家協会会員・ムラマツフルート不名誉会員・日本スロー帆走協会会員
   東伊豆町素潜り漁組合会員・宇宙恐妻家連盟会長
   横浜北部農協優良会員・日本シニアスキー連盟会員

 久しく名刺がなかったので、取材の為に「八一研究 素空」と言う名刺を作ったが、彼の楽しい名刺には全く及ばない。                        志賀高原スキー

一家に一台必需品(新聞より) 
2008・2・26(火)
 「58歳になる夫は、きちょうめんな性格のうえ、単身赴任生活が長かったせいか、何でも自分でやってしまいます。5時半に起きてまず洗濯機を回し、散歩。帰ってくるとごみ出し、漬物の手入れ、残り湯で浴槽洗い。私がパートで不在の土曜日は、昼食も夕食も作り、アイロンがけも私より上手。あなたと結婚してよかった。(必需品を手放さない妻 51歳)
 わがSU家の何でもできるOさんは「必需品」の手本である。晩婚の同級生の名刺に“宇宙恐妻家連盟会長”と書いてあった。彼など進んで「必需品」になっているかもしれない。“恐妻家連盟会員”加入申請中のSUは「必需品を手放さない」が夢である。 

大雪 
2008・2・25(月)
 長野・志賀高原は、23日午前中の晴天が嘘のように昼から猛吹雪に見舞われた。吹雪は翌日になっても続き、帰路の見通しさえ立たない。車は写真のような状態で、時間をかけてスコップで掘り起こした。
 先に帰路につく若者のグループに途中からの道路状況をお願いする。30分後、1km先で渋滞と連絡があり、吹雪で道路が見えないので待機が良いと言う。1時間後4キロ先からの連絡を受けて出発、ほとんど見通しのきかな
い吹雪の山道を何度も側壁に突っ込みそうになりながら走った。雪の状態、渋滞、高速道一部閉鎖等の彼等の情報に助けられて、10時間近くかかって帰宅したが、こんな恐ろしい経験は初めてだった。

問答無用 
2008・2・21(木)
 武士は町人に対して横暴だった。階級(士農工商)の違いもあるが、刀などと言う武器を持っているととかく威張りたがる。落語「たがや」は、そんな武士に対する町民の抵抗、あるいは願望を表している。たが屋(桶を修理する職人)が追い詰められて、横暴な殿様の首を切り、上がった首を「た〜がや〜〜!」と花火に見立てる庶民喝采の話。
 1500億円のイージス艦が漁船を真っ二つに割った。海上ルール無視の問答無用としか思えない。二人乗りの船など虫けらとすら思っていないのではなかろうか?巨大な武力を持っているものは強い、だからこそ常に謙虚に行動をしないと墓穴を掘る。日本の安全は、日本の人の安全であることを忘れて欲しくない。        (明日から出張のため3日間休みます)

イタリア村 
2008・2・20(水)
 定休日はうららが入れる施設をネットで探して出かける。名古屋港のイタリア村、長島温泉のジャズドリームが犬同伴OKだった。イタリア村は入場無料だが、テーマパークと言える規模ではなく、水族館を中心にしたエリアの一つと考えると良い。
 野外のテーブルでパスタの昼食、大きなストーブの火をすぐに入れてくれたので快適、その後はショッピングモールになっている村内を散策、ヴェネチアンガラス製の時計を買ってきた。

第3火曜日 
2008・2・19(火)
 今日は定休日独り言も御休み。

       葛の花 踏みしだかれて、 色あたらし。 この山道を行きし人あり    釈迢空(折口信夫)

大須観音 2008・2・18(月)
 デジカメの修理センターが大須にあり、30分の特急修理に出かける。だが、1時間と言われて、パソコン街をぶらぶらする。パソコンショップは随分少なくなったようだ。商店街から大須観音に入ると境内に骨董屋の店がある。毎月18日と28日にある「大須観音・骨董市」だった。仏像もあったが、魅力的なものは無し。階段を上がって、初めて本堂に入り、観音さんを観る。大須は何度も来たが、大須とは子供の頃はスケート場、最近はパソコン電脳タウン、そして仏像製作の趣味が加わったので見るものまでが変わってきた。

ETC時間帯割引100キロ検索 
2008・2・17(日)
 ユウスケが伊勢湾岸道・川越から東名・浜松を往復する。調べると片道119km、3700円である。通勤割引50%(100km未満、AM6:00〜9:00、PM5:00〜8:00)を利用すると料金が半額になる。浜松の手前、三ケ日インターで降りると100km未満なので、その方法で往復することにした。
 ところで、ネット上ではETC時間帯割引100キロ検索があり、100km未満を簡単に検索してくれる。来週、長野に行く時の100km未満のICが簡単にわかった。友人のETCカードと複数で、通勤割引を利用していく。

まつりと芸能の発生論〜折口信夫の思惟〜 
2008・2・16(土)
 危惧したことが二つある。一つは入場者数、もう一つは内容の難しさ。心配はいらなかった。さすがに現代を代表する万葉学者でかつマルチな上野誠先生である。1時間半を誰一人飽きさすことなく、一気に講演した。
 神と人との間の祀リごとは、それを見守る人々の存在(祀リごとを外から見る人々との関係性)があって、芸能となったという折口信夫の説を紹介しながら、芸能について多岐にわたって面白く解説する。楽しく聞きながら、上野先生の講演そのものが、聴衆との関係性において、すでに芸能の域に達していると思った。

食の安全 
2008・2・15(金)
 ここのところのギョーザ事件を見ていると食べ物全てが恐ろしくなってくる。生産・加工が大型化し、グローバル化した食品は、もう末端の消費者の力では安全の確認ができなくなっている。中国産に限ってのことでなく、全ての食品に言えるのだから、国はその安全に全力を尽くして欲しい。もちろん、国内だけでなく国際的にも食の安全のために旗を振ってほしい。
 ギョーザ事件以来、我家の食卓にはギョーザが出てこない。多分、当分出てこないだろうが、そうなるとそろそろ食べたくなるものだ。明日の夕食は一人外食なので、何を食べるか悩ましい。

義理チョコ 
2008・2・14(木)
 最近は少なくなった。とてもいい傾向だ。義理ではそれほど嬉しくないし、ホワイトデーの返しが大変だ。カコバーは顧客に義理チョコを配りまくっているが、商い上なのでお返しはほとんどない。
 甘いものは食べないので、そもそもチョコレートは食べないが、うらら姫や大きくなったココロからのチョコレートは大歓迎だ。
 ひさしぶりにココロとうららのページを更新した。
       「ちょんちょりん」誕生は何時?     見返り美人?

上野先生講演 
2008・2・13(水)
 関西を中心に大活躍する万葉学者、上野誠奈良大教授が2月16日(土)に四日市博物館講演する。演題は「まつりと芸能の発生論〜折口信夫の思惟〜」
 2003年、明日香に仲間と出かけたとき、奈良の鹿鳴人の紹介で万葉文化館内でお話を聞き、記念写真も撮った。また情熱を持って語る万葉の歌の講演も後日お聞きした。またとない講演ですので、時間のある方はお出かけください。
 今日、博物館勤務のスキー友達に会って、上野先生の話も入れていろいろ話してきた。3月中旬のアートフラワー展の時に館内の案内をお願いしたら、快諾してくれた。

運慶仏の海外流出? 2008・2・12(火)
 個人所有の運慶作大日如来座像(ヒノキ、66・1センチ)が、ニューヨークで入札に出される。落札予定価格は約1億6000万〜2億1000万円と言う。
 会津八一は、戦後まもなく起こった法隆寺、金閣寺の火災に触れて、無くなってから残念がっても仕方がないと説き、文化財の大切さを国民が十分理解することを求めた。保存を日本で十分にできない古美術は海外流出しても、そのもののためにはかえっていいかも知れないと言い、また移動できない建造物については、修理再生の為に精密な実測図の作成を提案した。文化財をどう扱うかは、国や国民の成熟度を表している。


 
同級生達と     2008・2・11(月)
  











来館者 
2008・2・10(日)
 叔母(父の妹)が娘達と微笑仏展にきてくれた。昨春亡くなった奈良の叔母(母の妹)と同年だから91歳だ。とても元気である。81歳の安達先生がその長寿にあやかりたいと、全員の記念写真を撮ってくださった。偶然、見覚えのある同級生が来てくれたり、電車でかけつけた「ぼうし」のYさんとも会話を楽しんだ。SU家のユウスケのお母さんとは、仏像よりはユウスケの話をいろいろとした。沢山の来館者のおかげで今日も盛況だった。
 明日は最終日、集まってくる友人達と安達夫人を囲んで昼食を楽しむ予定である。

雪 
2008・2・9(土)
 昼過ぎには橋の上や畑に雪が積もりだした。ノーマルタイヤの車の速度が極端に遅くなるので道路の渋滞が始まる。12時半パラミタミュージアム着、午前担当の先輩にすぐに帰ってもらう。しばらくして安達夫妻も帰路につく。午前中は多かった来館者も午後はいない。ゆっくり本を読もうと思っていたら、2時半に閉館になった。ナビで渋滞を避けながら走ったが、30分かかる道のりが1時間半かかった。
 帰宅後、雪の上にうららを出したが、車のわだちを走って家に逃げ帰ってしまった。

白衣観音菩薩(木喰) 完 
2008・2・8(金)
 微笑仏展紹介最後は白衣観音菩薩(その9)、新潟県長岡市の宝生寺にある三十三観音の一つである。古くは阿弥陀如来の后とされ観音菩薩の母ともされた。その後、観音菩薩のひとりとして信仰されるようになる。頭からすっぽり白衣をかぶった白衣観音は、息災除病の本尊として、子宝を授け、安産や稚子の無病成育に手をさしのべる。木喰仏は見ているだけで心が和んでくる優しい微笑みが特徴、その笑顔を堪能したい。
 最後に円空仏・木喰仏の逸話を二つ。「顔のない仏、これは子供達が雪ソリの替わりにして遊び、すりへってしまったから」「やはりすり減った仏の顔、病人が少しずつ拝みながら削ってそれを薬代わりに飲んだ」 円空・木喰は庶民と共に歩いた江戸時代のオリジナルティ豊かな仏師である。

「全員無事」に歓声と拍手(毎日新聞) 
2008・2・7(木)
 広島県の恐羅漢スキー場で起きた遭難事故は、2日後無事救助された。その生還を喜びたいが、スノーボーダーたちのルール無視の暴走はいただけない。メディアがその点について寛容なのは信じられない。ボードはスキーと違って深い新雪に強い。ベテランでなくても滑降禁止等の場所に入る。ボーダーたちのマナーが初期の時代より良くなって、スキーヤーと共存できる環境が整ってきたのに、とても残念である。栂池の雪崩事故は、ベテランの引率者のルール無視と状況判断の甘さが原因だった。むき出しの自然はとても恐ろしい。
 事件が続いて、山の神の「スキー禁止!」の一声が出ないか戦々恐々としている。

大黒天と地蔵菩薩(木喰) 
2008・2・6(水)
 微笑仏展は好評で、6日の中日新聞・北勢版でも紹介された。9:30〜17:30の長時間、来客の対応をされる高齢の先生ご夫婦は大変である。先生の要請で午後は全てお手伝いすることになったが、見学者の高度な質問に対応できず、日頃の不勉強を反省するばかりだ。
 写真は左から大黒天(その6)長野県岡谷市長地中屋、真ん中の地蔵菩薩(7)は静岡県焼津市の宝積寺、大黒天(8)は静岡県引佐町の個人蔵である。
   琴 音
   初カラオケ

雪の二月堂 
2008・2・5(火)
 節分の奈良に雪が降り、東大寺二月堂前も雪景色になった。もうじきお水取りの本番を迎える。今年は初めて奈良・鹿鳴人と3月1日のお水取りに参加する。
 「内陣は本の写真で見るようには、明るくありません。文で書いてあるように、音と気配の世界です。でもそれがなんとも良いのです」お水取り関連の本と感想を送ってくれた彼と二人で参加する日を今から楽しみにしている。

酒壷を独り占めする羅漢(木喰) 
2008・2・4(月)
 その4は「酒壷を独り占めする羅漢」である。すでに紹介したその2の京都八木町にある清源寺の釈迦牟尼仏を囲んだ十六羅漢の一つである。この十六羅漢は最高の微笑を現し、ユーモアーあふれる生涯の傑作と言われる。この酒壷の羅漢を昨秋完成された安達先生は、残りの羅漢をこれから彫り上げることを公表されている。この清源寺の観音菩薩(その10)も写真紹介する。
 ところで羅漢とは、尊敬や施しを受けるにふさわしい聖者という意味で、仏法を護持することを誓った16人の弟子を十六羅漢と呼び、第1回の釈迦の仏典編集に集まった500人の弟子を五百羅漢と呼ぶ。

雪崩 
2008・2・3(日)
 栂池(つがいけ)高原スキー場の初級者用のコース(林間コース)で雪崩による事故があった。このコースは雪崩の恐れがあるため、立入り禁止になっていた。指導員の判断ミスが問われるが、ゴンドラで頂上に上がると初級はこのコースだけであとは中級コースしかない。時間と共に状況が明らかになるだろうが、意識不明の重体の二人の回復を祈りたい。
 ただ、自然の力を軽視してはいけない。先日、初級コースでスピードを出し過ぎ転倒、痛い目にあったが、原因は油断だった。ゲレンデ状況と己の能力のバランスを考えて!と肝に銘じている。加齢による足腰の衰えを忘れてはいけない。

木喰仏(もくじき) 
2008・2・2(土)

釈迦牟尼仏
 円空仏の紹介が終わったので、次は出展される木喰仏を取り上げる。その1は、静岡県の浜松市博物館にある木喰上人自刻像。その2は、木喰の千体目と言われる釈迦牟尼仏で、京都府南丹市八木町にある清源寺に原形がある。この清源寺には、釈迦三尊、十六羅漢、観音、勢至、住吉明神など22体の木喰仏を安置する。その3も木喰上人自刻像だが、この像は東京渋谷の日本民藝館にある。ここは民藝運動の創始者柳宗悦が企画し、初代館長を勤めていた。
 ところで微笑展期間中、4日、5日、9日、10日午後当番をする。

ナビ 
2008・2・1(金)
 奥美濃で滑って帰るため、目的地を三重の自宅に設定したナビは、富山向いて指示を出す。挙句に、東海北陸自動車道を飛び降りて道なき道を走り出す。長野のスキーツアーでも同じ、帰ろうとするとあらぬ方向を目指す。スキー場まで行く時は正確に導いてくれるのに!同乗の仲間達は、ナビの持ち主がスキー場から帰りたくないからだと結論を下す。
 販売店に行ったら、3年未満なので無償交換してくれた。ラッキーだったが、電話番号等のデータはなくなり、HDDに保存した千曲以上の音楽もなくなった。また一から設定と入力のやり直しだが、最初に行う携帯電話のハンズフリー登録で難儀している。便利なものは難しい。 


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