良いお年を! 2008・12・31(水)
 今年一年、私の拙文を読んでいただき感謝しています。ほとんど私的な日記風になってしまったが、独り言の向こうにいろいろの方の顔を思い浮べながら、なんとか駄文をひねり出している。来年もお付き合いください。
 来る年が輝いていることを願って、今年の独り言を終わります。

この一年(9・完) 2008・12・30(火)
 年間を通して室内ワークが多かったが、11月は奈良、伊勢、名古屋、一宮、羽島、桑名とよく出かけ、フラストレーションの解消もできた。ただ、運動不足は歴然としていて、今月はスキーシーズンを前に腰痛に見舞われた。年齢とともに体力が衰えることを考えれば、普段の健康管理が大切なことを痛感した。ただ、大病になることなく、平穏に日々を楽しく過ごせた一年だったので、それなりに良い年だった。
 ただ、外に目を向ければ、動乱のない平和な世界を願い、格差の是正を通じて人々が豊かに共生できることを望むばかりだ。

オランダモデル 2008・12・29(月)
 夏以降、フリーターを含む非正規雇用者(35%)に象徴される労働の格差と正規雇用者の労働時間の増加について問題にしたが、力不足で中断している間に、未曾有の経済危機が起こり、今では非正規雇用者の解雇と正規雇用者のリストラにまで進みつつある。
 格差の是正の一助としてオランダモデル(賃金格差の縮小)を紹介したい。
 オランダ政府は20世紀末の法改正で、フルタイムとパートタイムの時間当たりの賃金格差を無くし、両者を労働時間数に応じて平等に扱うことを目指した。目的は男女平等の推進(パートは女性が多い)と失業の解消だった。一時、賃金格差は100対95(日本は100対50)、失業率は10%から2%までになった。
 現状の過酷な解雇の嵐の中で、オランダモデルの精神が生かされないものかと思う。利潤追求を至上とする資本の論理のなかにあっても、最も必要なものは人そのものでなければならない。

年末のあいさつ 2008・12・28(日)
 年賀状を書かないで、この時期に一年のお礼のハガキを出す人がいる。確かにこの方が心がこもっているかもしれない。しかし、新年の晴れやかな挨拶も捨てがたい。
 昨日今日と今年お世話になった方々に、年末のご挨拶をしていた。心から感謝の意を伝える人たちが身の回りにいることは、幸せなことだ。こんな環境を大切にしていきたい。
 さて、未明には孫たちがやってきて、にぎやかな年末年始が始まる。

雪が降る 2008・12・27(土)
 待望の雪が昨日から全国で降っている。2日前まで積雪が無かった長野・新潟のほとんどのスキー場が滑降可能になった。1月に行く斑尾高原スキー場のペンションに電話したら、弾んだ声で「雪が積もり、滑れますよ!お待ちしています」と言っていた。
 ところで、18日、滑降後に持病の腰痛に襲われた。降雪を喜ぶが、複雑な心境だ。ほぼ治ってきたが、年内はスキー自重。

この一年(8) 2008・12・26(金)
 9月1日、突然の福田総理辞任に驚く。その頃から、食の安全が問題になり、アメリカでは拡大する金融危機と連鎖破綻が始まる。この危機が日本へも拡大し、麻生総理の「理念なき政治」「哲学なき予算案」に繋がった。この社会の惨状の先行きを憂う。
 10月、聖観音菩薩立像、阿弥陀如来立像を完成させる。一つの目途である阿弥陀仏完成を実現したが、仏像作りは未だに覚束ない。さっと作って欲しい人にあげたいが、とても無理で空約束になりそうだ。

この一年(7) 2008・12・25(木)
 7〜8月、久しぶりに奈良を訪れ、法隆寺の四天王、奈良大学の会津八一展を見た。また、パラミタミュージアムで陶芸家・柴田眞理子の芸術に触れることができ、実り多かった。
 夏は子供や孫たちを迎えて楽しく暮らしたが、記録的な猛暑に体力を奪われた。そうしたなか、驚異的なウサイン・ボルトの100m9.69秒を頂点とするオリンピックを、暑さを避けながら楽しんだ。しかし、体調の復活は8月末、涼しさがやってきたころだった。年齢は隠せない。

メリークリスマス 2008・12・24(水)
 千葉からは「我が家はクリスマスパーティ?でした。ココロはお菓子と本に夢中やったよ」とメールが届き、鳥取からは「創志が天体望遠鏡に夢中です」と言ってきた。
 孫たちには楽しいクリスマスだが、我が家ではパーティが無かった。スージがケーキなどを食べないのが原因かな?クリスマスの残り物をペットに与えると食べ過ぎになり、消化不良で下痢などになるから注意と言う。そんなわけで、うららもパーティ無しで、いつもの食事だけだった。

この一年(6) 2008・12・23(火)
 6月、秋葉原で無差別殺傷(7人死亡)が起きる。社会の歪みが起こした事件だと思うが、それにしても忌まわしい。官僚の居酒屋タクシー問題等に見るいい加減さが、年金問題のでたらめさと2重写しになる。後期高齢者医療制度など、高齢者や弱者をないがしろにする施策が公然とまかり通る時代は腹立たしい。
 元気だった千葉の叔母が骨折を契機に亡くなった。文芸に秀でた叔母で、訪問するといつも話が尽きなかった。母方の兄弟姉妹はすべて鬼籍に入った。我が家にとっては一つの時代が過ぎたと言える。

この一年(5) 2008・12・22(月)
 5月、世界では二つの大惨事が起こった。ミャンマーのサイクロン(5月2〜3日)、死者・行方不明者あわせて13万8千人。中国の四川大地震(5月12日)、死者・行方不明者あわせて8万8千人。改めて自然の力の恐ろしさを痛感すると共に、被災者救助に先進国と後進国があることを感じた。
 そうした中で、息子達と伊豆で合流し、楽しいひと時を過ごしたことは思い出深い。いつ、災害が起こるかもしれないが、比較的無事平穏な社会環境が整ったこの国の現状は有難い。

この一年(4) 2008・12・21(日)
 4月、いつものように草花は春を待っていたかのように活動を始めた。スキーを終了し、花見や仏像鑑賞ツアーに出かける。初めて筍掘りを体験した。掘るというより、掘っているのをお手伝いしただけだが、とても楽しいひと時だった。
 調子が悪かったパソコン(XP)を新しいパソコン(Vista)に替えたが、いろいろなデータの移動と新しい設定で戸惑った。パソコンはこうした作業がなければ便利なのにと思う。

誕生日 2008・12・20(土)
 うららは満4歳になったよ。人間年齢で言うと32歳、妙齢の美女だけど、未だ独身。チチハハ以外は人も犬も避けるから仕方がないかな?でも、来春に、子犬が我が家にやってくるという噂がある。
 誕生日祝いに御馳走が出た。大好きなレバーをたっぷり食べた。食後はいつものようにチチとおもちゃの取り合いをする遊びをしたよ。でも、チチはおもちゃを引っ張りながらすぐ居眠りするんだ。もう〜!!
  
この一年(3) 2008・12・19(金)
 初めて東大寺二月堂の「お水とり・修二会(しゅにえ)」を内陣で見た。11人の練行衆によるそれだけで素晴らしい仏教音楽とも言える多彩な音と動きが幾重にも重なる一大スペクタクル=十一面観音悔過法要、3月はこれに尽きる。案内してくれた奈良の友人に感謝する。
 この月、知的障がい児(者)を持つ保護者の方々(よつばの会)の苦労と努力の結晶、生活介護施設・よつばの里が、三重郡川越町に完成した。おめでとう!白い布とアルミ缶を集めているので、時々アルミ缶を持って訪問している。

この一年(2) 2008・12・18(木)
 2月は師事する安達正秋先生のパラミタミュージアムでの「微笑仏展」があった。素晴らしい“新円空”“新木喰”に囲まれてお手伝いし、来観者を案内する中で仏像への理解を深めることが出来た。
 月末には待望の2人目の孫に恵まれた。「2/28 14:24 2726グラム 49センチ宜しく!」名前は将周(まさちか)。2月29日でなかったことにほっとし、心から祝う。    

筆記 2008・12・17(水)
 勉強中に「SUさんはメモをしないのですか?」とある人に言われた。言外に筆記したほうがいいですよと言うアドバイスがあるのだが、ほとんどその習慣がない。頭は笊(ざる)だが、笊でも少しは残るものがあると、それを頼りにその場で覚えることを心がけてきた。大事なことは意外に残るものだ。しかし、年をとったら理解力も記憶力も落ちてきた。だから、教わったことはその場を離れた瞬間に忘れることが多い。困ったことだが、未だに筆記は苦手だ。
 ところで、昨日の休日、連れ合いと買い物その他に出かけたが、こんな時はメモするようになった。なぜなら、最近、簡単な用事や必要な品をすぐに忘れてしまうので、連れ合いが「大丈夫?」と白い目で見るからだ。   

第3火曜日 2008・12・16(火)
         今日は定休日独り言も御休み。
         
    飯(いひ)こふと里にも出でずなりにけり昨日も今日も雪のふれれば   
良 寛

この一年(1) 2008・12・15(月)
 そろそろ一年を振り返ってみよう、まず年初。今年の課題をこう書いている。
 「1 八一解説(南京新唱の完成) 2 仏像作り、阿弥陀如来へ(第4作) 3 スキー上達 年末にはどれだけ達成できているかな?」 残念ながら、南京新唱解説は10首ほどを残して未完成。阿弥陀仏は完成した。スキーは予期せぬトラブルで上達どころではなかった。上達以前に加齢による体力低下の方が早い。
 1月、特筆すべきことは中学校の恩師にお会いし、その後の知遇を受けたこと。恩師ご夫妻に可愛がられ、一年を良き環境で仏像作りとパソコン学習に力を入れることができた。

雨 2008・12・14(日)
 晴れたさわやかな日が好ましいが、猛暑の夏場はひと雨欲しいと思う日がある。とりわけ、草花のために雨が降るとホッとする。うららは散歩に行けないので不満がたまるだろうが。
 寒い冬の雨は、冷たくて歓迎できない。とりわけ、山に降る雪は積雪を溶かすので、気が気ではない。平地が雨の日は、岐阜や長野の高地で雪になることをいつも願う。滑降可能な奥美濃のスキー場は全てが人工雪で、雨や気温の影響を大きく受けるため不安定だ。毎日天気情報を見て一喜一憂する日が続く。ひと雪欲しいところだ。


   菊 2008・12・13(土)
 



  駐車場で育てたハナトラノオが終わりその後に
 菊が
ピンクと咲き、最後にが咲いた。
 近所の人と一緒に切り花にしている。



年賀状 
2008・12・12(金)
 依頼しておいた年賀状が出来上がってきた。去年は孫のココロとうららのツーショットだったが、今年はまっちゃんが生まれたので、うららが辞退して、孫二人だけの登場になった。ともあれ年末の課題が一つ片付いた。
 うららよりの伝言 「写真が3つ入ると賀状が見づらくなるから、今年はご挨拶に参加しなかったよ。でも、ネット上の年賀メールでは大きく登場するから、待っててね!

筋肉痛 2008・12・11(木)
 日頃、体力強化や管理を全くしてないので、急に動くとあちこちが悲鳴を上げる。多いのは、足の裏やふくらはぎが攣りそうになる。ゴルフのスイングやスキーの滑降中に起きると困る。昨日は滑降中に起こりかけたが、大事にはいたらず無事滑ることができた。
 睡眠不足なので、昨夜はよく寝たが、起きたら肩が筋肉痛である。比較的緩斜面の楽なコースだったのに痛いということは、恐怖心?からストックを握る両手と肩に無駄な力が入っていたということ。いつまでたっても満足な滑りができないが、それだからこそ未だに雪山に出かけているということかな?

初滑り 2008・12・10(水)
 早朝から、奥美濃・鷲が岳スキー場へ。初滑りなので、怪我をしないように、行き帰りに事故を起こさないように、気をつけて滑ってきた。満足だが、とても疲れた。
        


いな饅頭(いなまん) 2008・12・9(火)
 「いなまん」を初めて食べた。「イナ」はボラの幼魚のことだが、その形をした饅頭のことではない。愛知県蟹江の名物郷土料理で、イナの外観を壊さずにエラや骨を抜き、中に味噌、椎茸、銀杏など季節の味覚を混ぜて詰め、香ばしく焼き上げたもの。みそ味がほどよく、予想外の美味しさに正直びっくりした。
 食べたのは蟹江川沿いの日本料理「いなまん」、今年のメルヘン忘年会会場だった。食べてしゃべり、会場を幹事宅に移して、コーヒーとケーキで忘年会は続く。帰宅は6時間後だった。

上村愛子 2008・12・8(月)
 ワールドカップのモーグル(フリースタイルスキー)で、日本人初の07−08シーズン年間優勝を果たした村上愛子の今年の課題は、こぶ斜面に弾き飛ばされない足腰の強化だった。男のような強靭な下半身を作りあげ、強い力で横から押されてもびくともしない姿がテレビで放映されていた。レスリングの吉田沙保里を彷彿させる。今年のモーグルのワールドカップは、12月18日にフランスのメリベルで開幕する。応援していきたい。
 ところで、SUは年々足腰が弱ってきて、片足立ちが長く続かない。雪山に行けるかな〜?

居所 2008・12・7(日)
 ストーブ、エアコン、炬燵、布団の中、ベランダの日溜まり、膝の上、我が家の猫みたいな犬、うららは暖が取れればどこにでも行く。猫のように高いところには行けないが。
 布団の中で温まると外へ出て、寒くなるとまた入ってくる。その時、必ず蒲団やSUの頭を前足でトントン叩いて開けろと要求するのには閉口する。連れ合いも寝ぼけながら布団を開けている。うららがもう少し大きいとアンカ代わりになるのだけど、大きければトントン叩かれれるとダメージが大きいだろう。
 

クリスマスプレゼント 2008・12・6(土)
 何がいいか孫たちのパパに聞いたら 「クリスマスプレゼントは、お菓子と絵本がいいかな。赤いブーツにお菓子が色々入ってるもの。琴音は大きいので、将周はちっちゃいので。 ちなみにココロのブームはサンリオキャラクター。キティとかマイメロとか
 ネットで見ると右の写真のものだった。近々買いに行こう。ところで、鳥取の創志(小学1年)が欲しがっている天体望遠鏡は、探しているがなかなか適度な物がない。

紅葉2 2008・12・5(金)
 早朝から滋賀・土山のゴルフ場に出かけた。昨日と同じで車外の雑木の紅葉を楽しみながら出かける。「真っ赤でないこの紅葉がいいんだ!」と義兄に語りかけるが、色よい返事はなかった。やっぱり、モミジの紅葉がいいのかな?
 ゴルフ場の雑木の紅葉と常緑の緑のコントラストが素晴らしかった。グリーンに落ちたモミジの一葉も味わいがある。その上、2匹の鹿がのんびりと歩いていたので絵になった。
 「モミジに鹿」と思うと俗っぽくなるが、実際のプレーは冷雨と強風、寒さで悲惨、手袋を4回、全ての衣服もハーフで着替えた。

紅葉 2008・12・4(木)
 三滝通りの桜は春の満開も見事だが、秋の紅葉も素晴らしい。毎日、車で行き来して楽しんでいたが、もう散ってしまった。今日、和無田町の先輩の家から四日市市内への帰路、雑木林の紅葉の中を車で走った。派手ではないが、夕暮れ前の色彩豊かな山や林は心を穏やかにしてくれる。
 知人から届いた湖東三山の見事な紅葉や共同掲示板(どんぐり)に掲載されるイチョウやモミジも美しいが、雑木の紅葉は違った味わいがある。

車のキズ2 2008・12・3(水)
 10月に車の傷を白(ホワイト)で塗ったら、車体はホワイトパールという色だったので、白の斑点があちこちに目立つみっともない車になった。コンパウンド(研磨剤)を使って白色を落とし、ホワイトパールで塗ることにした。
 コンパウンドの効果で、白色が落ちる頃には小さい傷はなくなった。大きな傷はさすがに塗らないといけない。時間をかけて概ね直したが、こんなことなら白など塗らずに、最初からコンパウンドで小さい傷を修正すればよかった。
コンパウンド 微粒子により塗装を薄く削り、傷や色褪せを目立たなくしたり、消したりする

師走 2008・12・2(火)
 鰤(ブリ)は魚偏に師と書き、師走の魚の代表、脂がのって美味しい季節になった。ブリしゃぶなどが食卓に上れば幸せそのものだ。だが、そんな呑気なことを言う前に、いろいろと仕事がわいてきてやっぱり師走は慌ただしくなる。何もなくても気分がそうなるのは不思議なことだ。
 仕事上のいろいろもあるが、やっぱり大掃除は大変だ。20日ほどかけてする営業所の掃除は免除されるが、自宅はそうはいかない。 

月のはじめに 2008・12・1(月)
 落ち葉が目立つ晩秋から初冬、広大な野や林があった昔の武蔵野に立ったつもりで八一の歌を味わってください。
   奈良より東京なる某生に
      あかき ひ の かたむく のら の いやはて に
              なら の みてら の かべ の ゑ を おもへ
      八一
         (赤き日の傾く野らのいや果てに奈良のみ寺の壁の絵を思へ)
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