1月の終りに 
2008・1・31(木)
 今月は安達先生の個展開催のお手伝いが中心になった。円空、木喰について深くは知らなかったので、良い勉強になっている。先生の資料とネットの情報とで各仏像の紹介をしてきた。今日の円空仏、その16は如意輪観音菩薩(思惟菩薩)、三重県いなべ市の東林寺、17は十一面観音菩薩、岐阜県美濃市の岩屋観音堂である。SUの十一面観音も展示する。
 冬の楽しみであるスキーは体調不良や転倒で生彩を欠いている。個展後の2月志賀高原ツアーを目指して調整しようと思っている。 (円空編・完)

お別れ 
2008・1・30(水)
 杉野修元四日市諏訪西組合理事長が亡くなられ、今夜、通夜でお別れしてきた。街の大旦那で包容力のある粋な方だった。以下の独り言で在りし日を偲びたい。
一人だが・・ 2003・9・2
 川 柳 山岸志ん児選  (朝日新聞2003・9・2 25面より)
   
一人だが愛する妻がそばにいる  (四日市市) 杉野 修
  【評】「一人だが」と言ったところに、この句の「とぼけた味」がある。面と向かっては
     言えない「愛する」も、句の上では平気で言えるからおもしろい。ごちそうさま。
 
川柳欄トップに掲載されている。作者は元四日市諏訪西組合理事長、随分お世話になった。街で活躍するラクダさんのお父さんでもある。この血が流れているからかな?あの軽妙洒脱な彼の文章は!ともあれ、トップでの掲載は素晴らしい。

雨宝童子・うほうどうじ(円空) 
2008・1・29(火)
 「安達正秋微笑仏展」その13は大黒天、岐阜県羽島市の中観音堂にある。14は毘沙門天、岐阜県関市の宝泉寺。15は雨宝童子、名古屋市の荒子観音堂。
 雨宝童子は頭上に五輪塔、右手に金剛宝棒、左手に宝珠を持つ童子形。神仏習合によって日本で創造されたもので、福を得て災を除くという。   
      白樺湖スキー

“はしした”さん 
2008・1・28(月)
  大阪知事選に出馬した橋下さん、テレビで“はしもと”と言うタレント弁護士は知っていたが、同一人物だと気がつかなかった。橋下を“はしもと”と読めなかったのだ。あの軽薄で無理論、無思想のような男が、知事になるとは思いもよらなかった。大阪はノックさんを選んだ土地柄だから、仕方がないと思えばいいのだろうが、場当たり的な発言を繰り返し、あろうことか日本の核武装化を宣言した人なので開いた口がふさがらない。
 徴兵制をのたまう宮崎の宣伝マンなど、行政のトップにふさわしくない人たちが選ばれていくことに唖然とする。“はしもと”さんは、バンザイ後、一日弱で38本のメディアに出演したという。質が大幅に落ちたマスメディアと政治が結びついて作られていく現実は恐怖だ。

地蔵菩薩(円空) 
2008・1・27(日)

画像をクリック
 「安達正秋微笑仏展」その11は地蔵菩薩、原形は岐阜県美濃市の恵照院(えしょういん)、12は十一面観音菩薩でさいたま市見沼区蓮沼の正福寺にある。
 地蔵菩薩とは『大地が全ての命を育む力を蔵するように、苦悩の人々をその無限の大慈悲の心で包みこみ、救う所から名付けられたとされる。一般的には「子供の守り神」・・・(ウィキペディア)
 円空仏を彫ったことが無かったが、急遽、先生の協力でこの地蔵菩薩を彫ることになった。和無田町の先輩に着色をしてもらって完成したので、微笑仏展の隅に展示されることになった。   琴音・パパと滑り台

料理のスパイス 
2008・1・26(土)
 「どうやったら、こんなマズイ料理を作れるんだ」と主人。
 どうやったらって、私は愛情を込めて作っています。
 そうか!愛情を入れるからまずいのかー。(何を食べてもおいしい妻 50歳)

 さすが!と思った新聞のコント。“愛情を入れるからまずいのかー”とはなかなかの奥さんである。「どうやったら、こんなマズイ料理を作れるんだ」と叫んでみたことが無いSURUME。
                     安達正秋 仏像彫刻 ホームページ

布袋(円空)  
2008・1・25(金)
 「安達正秋微笑仏展」その10は布袋(ほてい)、この原形は名古屋市中川区の荒子観音寺にある。円空が40歳半ばに1000余体を彫った寺で、この柔和な布袋さんを含む円空仏は、毎月第2土曜日の午後1時から開帳される。この中には、端材に簡易な造形を加えた木っ端仏が沢山あるが、山門の3mを超える仁王は有名である。
  布袋は、日本の七福神の一つで、中国唐末に実在したとされる僧・布袋に由来する。大きな袋を背負った太鼓腹の僧侶の姿で描かれ、福の神の一種として信仰を集めている。

たんば(胆礬)色 
2008・1・24(木)
 辺見庸の新刊は「たんば色の覚書〜私たちの日常」、脳出血と癌手術から復帰し、生命のギリギリのところで、搾り出すように語る。死刑反対を切り口に、現状の不条理に果敢に個として戦う氏の文章は相変わらず難しい。
 ところで、たんば色とは青色のことなのを初めて知った。硫酸銅という鉱物系の結晶だという。一口に青と言っても沢山あると氏はいい、ラピスラズリの青もあげる。和名は瑠璃、深い青色の宝石を指すことは、安達先生から頂いた「ほほえみの古代仏」の本で知っていた。

和無田町(わんだちょう) 
2008・1・23(水)
 四日市市和無田町に住む仏像作りの先輩を訪ねた。定年後、広大な土地に家を建て、奥さんと悠々自適の暮らしをしている。仏像の着色を習いに行ったが、ほとんど先輩にしてもらい、半日のんびりとご夫婦との会話を楽しんできた。
 先輩と知り合うまでこの変わった名前の町を知らなかったので調べてみた。江戸時代は亀山藩領で、もとは「和田」と呼ばれていた。しかし、藩領に「和田」という地名がもう一つあり、間違いが生じないように「和田で無い」という意味で「和無田」と呼ぶようになった。明治22年に鈴鹿郡久間田村の大字、昭和31年に鈴鹿郡三鈴村の大字、昭和32年に四日市市和無田町となった。この町の和無田池では、絶滅危惧のヒメコウホネが群生するという。

両面宿儺(円空) 
2008・1・22(火)
 「安達正秋微笑仏展」その8は不動明王、9は両面宿儺(スクナ)。不動明王、両面宿儺とも原形は岐阜県丹生川村の千光寺にある。両面宿儺は円空独自の鉈彫りの妙技が立体的造形美として表現された代表作と言われている。
 両面宿儺 
  仁徳天皇の時代に飛騨に現れたとされる妖怪で、頭の前後に顔が二つ、
  腕が前後一対の四本、足も前後一対の四本あったとされる。千光寺の本堂に
  ある像は頭の前後に顔が付いている武将像だが、同じ寺にある円空仏は笑い
  の顔の肩の上に怒りの顔が並んでいる。


凍る白樺湖 2008・1・21(月)
 白樺湖ロイヤルヒルスキー場のゲレンデまで一分、部屋からは凍る白樺湖を眺めることができるホテルに泊まって、スキーツアーを楽しんだ。ここ数年、スキーで泊まった宿は悪かったが、今回は食事も美味しくサービスも行き届いていた。
 ゲレンデはよく整備されたファミリー向け、この次は、孫達を連れてこの宿に泊まって滑りたいと思った。

護法神(円空) 
2008・1・17(木)
 「安達正秋微笑仏展」その5は護法神(ごほうしん)、岐阜県関市上之保地区にある鳥屋市不動堂にある。字の如く、仏法を護る神(天)という意味で、主に四天王などの仏法および仏教徒を守護する神を言う。円空は沢山の護法神を彫った。写真は左から、安達正秋作の護法神、観音菩薩(その6)、愛知県稲沢市の阿弥陀堂、薬師如来(善女竜王)(その7)、岐阜県美並三日市区である。
                  (出張のため独り言は20日まで休みます)

両面コピー 
2008・1・16(水)
 同年の司法書士をしている従兄弟が、最新のコピー機を導入したので、早速両面のカラーコピーを頼んだ。本当に導入したばかりなので、写真の多いA3両面コピーの設定に少し時間がかかったが、始めれば早く160枚があっという間に終わった。1時間ほどいたが、ほとんど四方山話、家族のことから、スキー、ゴルフその他まで話が尽きない。法務局の仕事のIT化が進んだので、その対応を今夜はするのだと言っていた。
 1月5日に書いた「仰天!安達先生」の話をしたら、同じ中学だったので、是非お会いしたいという。2月11日パラミタミュージアムで会えるように計画を立てた。

第3火曜日 
2008・1・15(火)
 今日は定休日独り言も御休み。

       葦辺行く 鴨の羽がひに 霜降りて 寒き夕べは 大和し思ほゆ     志貴皇子

善財童子(円空) 
2008・1・14(月)
 「安達正秋微笑仏展」その4は、善財童子(ぜんざいどうじ)、岐阜県高山市国府町鶴巣の清峯寺にある。。円空仏や木喰仏作りには取り組んでいなかったので、微笑仏展のお手伝いする上で学ぶことが多い。善財童子についてもネットで調べた。
 インドの長者の子が文殊菩薩の勧めで、様々な指導者(善智識)53人を訪ね修行を積み、普賢菩薩の所で悟りを開いたのが善財童子。
 童子が文殊に問う。「私は長い間、自尊心に囚われて、無知蒙昧なまま罪を重ねてまいりました。愛欲の深みにはまり、愚かさの闇に入り込み、憎しみの怒りの炎を燃やし続けてきて、果てしない迷いの世界を流転し続けている者でございます。・・・・生老病死の苦しみに苛まれている私の悩みを除いて安らぎを授け、菩薩の道を教えて下さい」

苦戦 
2008・1・13(日)
 冷え込みと強風でホワイトピアスキー場のゲレンデはアイスバーン状態。早出したのに渋滞で1時間ほど余分に時間がかかった。滑り始めたが、睡眠不足と左指が寒さで麻痺したので、車に戻って暖を取り仮眠した。起きて再挑戦したが、寒さに負けて撤退。帰路、岐阜羽島の中観音堂で円空仏を見ようと思ったが、それも止めて、ひたすら家を目指した。こんなことは初めて、残念だが体調を整えて再挑戦と思っている。

十一面観音菩薩像(円空) 2008・1・12(土)
 「安達正秋微笑仏展」その3は、滋賀県の伊吹山中腹にある太平寺の十一面観音、女神のようで艶やかな観音さんを作ることは魅力的だが、先輩が細かい十一面の作成に苦労していた。以下にフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の解説を転載する。 
十一面観音はその深い慈悲により衆生から一切の苦しみを抜き去る功徳を施す仏であるとされ、女神のような容姿に造られたものが多い。多くの十一面観音像は頭部正面に、阿弥陀如来の化仏(けぶつ)をいだき、頭上には仏面、菩薩面、瞋怒面(しんぬめん)、狗牙上出面(くげじょうしゅつめん)、大笑面など、人間の喜怒哀楽を表現した面を乗せ、右手を垂下し、左手には蓮華を生けた花瓶を持っている姿であることが多い

マー君へ 
2008・1・11(金)
 マー君(去年、ゲレンデで出会った小学5年生)、元気にしているかな?学校の成績をアップし、今年もご両親とあちこちのスキー場に行っていると思う。また、一緒に滑りたいね。
 おじさんは今年も日帰りスキーは週一回を目指しているが、年末年始は忙しくて行けなかった。ツアーは、車山高原スキー場から白樺湖ロイヤルヒルスキー場(1月18日〜20日)、志賀高原・熊の湯スキー場(2月22日〜24日)を予定している。マー君に会えるといいな!
  (今年は、マイスキーページでの日帰りスキー報告はマンネリになったので中止、ツアー報告だけに限定

両面仏(円空) 2008・1・10(木)
 「安達正秋微笑仏展」その2は、明福寺所蔵(三重県菰野町)の両面仏である。前後に阿弥陀如来と薬師如来が彫ってある1.66mの珍しいもの。以前に開催された名古屋市博物館の円空展で見たことがある。
 この仏像は昭和47年に菰野町指定有形文化財になっている。これを原形にした安達先生の作品である。

相模湾越しの富士 2008・1・9(水)
 「元旦に出かけた時は富士山が見えなかったが、3日に葉山町の湘南国際村から相模湾越しの富士山が見れた」と、東京の友人が年明けの富士山の写真を送ってくれた。小鳥の声を聞きながら、畑の土堀りをして長い正月休みをのんびり過ごしたそうで、羨ましい限りだ。美しい富士を愛でてください。

ホームページ 
2008・1・8(火)
 「安達正秋微笑仏展」のパンフレットをホームページ(HP)で紹介しようとしたが、失敗が続いている。HP作成はHPビルダーというソフトを使って、拡張子が.htmlのファイルを作り、ネット上に公開するのだが、パンフレットの拡張子は.pub(パブリッシャーというソフト)、それを.htmlに転換してネット上にアップロードする予定だが、なかなかうまく行かない。
 昨日は、その作業中にSURUMEの部屋のトップが変になった。未完成の安達正秋微笑仏展ページを見られた方もあったかな?もう少ししたら、完成したHPを紹介する予定。

尼僧(円空) 2008・1・7(月)
 岐阜県関市上之保地区にある鳥屋市不動堂に安置される円空の尼僧像(矜羯羅童子)は日本に一体しかなく、そのほほ笑みは素晴らしい。「おゆう」という名の親切な娘の面影を彫ったとか、生母をモチーフにしたとか言われている。
 安達正秋微笑仏展(パラミタミュージアム 2月4日〜11日)のトップを飾るのはこの尼僧、ふくよかな笑みを鑑賞してください。

音 
2008・1・6(日)
 夕暮れの川原を散歩しているとその時の意識によって聞こえるものが違う。大きくて奇怪な音はすぐ気がつくが、いつもの音は耳に入ってこない。「クィッ」と鳴く水鳥の声に気がついたら、車、電車、対岸の家の女性の声、散歩する犬の鳴声、川の流れる音まで聞こえてきた。うららと話しながら散歩している時はほとんど聞こえないのだが。
 近くの工場の音や隣家の犬のうるさい鳴声も、その家の人たちと親しくなると気にならなくなる。五感が鈍感になると言うこともあるだろうが、人間の耳は結構都合よく働く。そんな思いで、今日もうららと散歩した。うららは話しかけないが、SUは結構語りかける。

仰天! 
2008・1・5(土)
 仏像作りの安達先生の奥さんにお尋ねした。
 「奥さんの旧姓はなんとおっしゃるのですか?」 「Nです」 重ねて聞く。「中学時代、安達先生と言う音楽の先生に習ったのですが、よく似てみえるのでお身内にそんな方が見えますか?」 少し間があって 「私です」 とお答えになった。仰天!独身時代の先生に音楽を習ったと思いこんでいたので、まさか当時の奥さんが安達姓とは思ってもいなかった。最近数回お会いしたし、昨年の同窓会で遠くからお姿は拝見していたのに、なんと愚鈍なことか!
 驚き、恐縮し、失礼をお詫びして、その後ご夫婦と話に花が咲き、楽しい時間を過ごした。ちなみにご主人は校長先生の時に仏像作りを宣言して、この道に入ったとお聞きしている。

微笑仏展 
2008・1・4(金)
 仏像作りを習っている先生が個展をする。円空仏17体、木喰仏10体と生徒の作品が少々陳列される。場所はパラミタミュージアム、日時は2月4日〜11日である。いろいろ紹介していこうと思うが、先生のパンフレットから木喰(もくじき)仏を以下に紹介する。
 遊行僧木喰上人は、1718年に現在の山梨県にあたる甲斐国に生まれる。22歳で仏門に入り、45歳のとき、木の実を食べ米などの穀類は常食しない木喰戒の修行を終える。その後日本廻国の願いを立て、木彫像を刻み始めたのは60代初めからで、93歳で旅先で亡くなるまで、2千体を目標に、造像し続けたようである。作品は異彩を放ち、円空が彫った仏像と並び、高い評価を受けている。

年の初めに 
2008・1・3(木)
 年賀状で友人・知人たちが定年にふれている。多くは企業戦士として活躍した人だが、今後の活躍も期待したい。ところで自営業なるSUは、今頃は悠々自適の生活をしている予定だったが、日頃のキリギリス風生活と駅周辺商店街の地盤沈下の中で、とてもそんな状況には無い。
 そんな中で年初の課題をあげるなら、やはり、働き続けることを前提にして、生を楽しむことである。この年になって、学ぶことも生を楽しむうちの一つになってきた。個別な課題は
 1 八一解説(南京新唱の完成) 2 仏像作り、阿弥陀如来へ(第4作) 3 スキー上達
年末にはどれだけ達成できているかな?

初詣 2008・1・2(水)
 午前0時過ぎに兄と二人で、午後0時過ぎに改めて全員で諏訪神社に詣でる。神籤は中吉、まずまずと言うところかな。夜、ループKのKとNがやってきて談笑、久しぶりの同級生の対話は正月の楽しみである。
 うららは宮司のはかま姿に怯え、追うココロから逃げ回り、挙句に威嚇したりした。もう少し、ココロが大きくならないと仲良くできないかな?兄貴分の鳥取の創志君は上手にうららと遊べるようになった。ともあれ、孫達の成長を見守る一年になりそうだ。

賀春 
2008・元旦(火)

 明けましておめでとうございます。

 大晦日に年越しの宴会をし、そばを食べてから諏訪神社に初詣、今年もいい年になるといいですね。本年もよろしくお願いいたします。
                                  SURUME

inserted by FC2 system