11月の終わりに
 2005・11・30(水)
 趣がある秋・11月が今日で終わる。今月は趣味の仏像をいろいろ楽しむことができ、満足している。紅葉狩りはできなかったが、草木の移り変わりを子犬と散策しながら、三滝公園の中で静かに味わった。ネット上の紅葉の便りも楽しいものだ。
 残念な事件は耐震強度偽造だ。この許しがたい行為は先月の石原産業事件と同じく悪質だ。早急な解決と行政の手厚いフォローが急務だ。小さい政府ではなく大きな政府の力が必要になる。

紅葉を楽しむ
 2005・11・29(火)
 今年は紅葉の名所に行っていないが、ネットで送られてくる美しい紅葉便りで堪能している。よく見ると近辺の木々も色づいている。庭の木、街路樹、雑木林。今日、車をゆっくり走らせながら、いろいろな紅葉を味わってきた。後しばらく続きそうな落葉樹と常緑樹が織り成す世界を楽しもう。
     

Googleローカル・Googleマップ
 2005・11・28(月)
 地図と連動した地域の店舗やサービスなどの情報ページ、とても面白い。しばらく前に友人から紹介された。昨日、若い子が「知ってましか?大学のゼミの先生に聞きました」とまた教えてくれた。
 いろいろな機能があるけど、とても簡単に使える。Googleローカルに入って、キーワードにラーメン、場所に四日市と入れてみてください。すぐ、地図上にラーメン屋さんが表示される。映画・名古屋、麻雀・東京、どんな取り合わせでも良さそう。一度使ってみてください。

お宮参り
 2005・11・27(日)
 ゴルフのニューアルバの会代表幹事・伊藤さんから、お宮参りのお孫さんを祝う昼食会に招待された。生後100日のアヤちゃんと2歳のユウ兄ちゃんはとても可愛い。
 家人がすぐにアヤちゃんを抱き、なかなか放さない。お母さんはユウ君に手がかかるので歓迎だが、両家のおばあちゃんは孫が抱きたい。アヤちゃんはあちこち廻ってまた家人の手にやってきた。「ユウ君!アヤちゃん可愛いからもらっていくね」と言うと「だ〜め!」と可愛い返事が返ってきた。
 ジョークで「おばあちゃん付きでどう?」と言うと「レストランを出たところでばあちゃんだけを捨てるからダメ!」と代表幹事がすぐに叫んだ。 

300円屋
 2005・11・26(土)
 明日開店の居酒屋・300円屋さんの試食会に招待された。いろいろなものを頂いたが、高級なものはどうするのか聞いてみた。答えは単純、量で調整しますということだった。生ビール中ジョッキ300円は安いかな?既成のものは使っていませんと言うから、相当の工夫をしていると思う。店主は志摩の石亭をスタートに20年のキャリアだと言う。
 回転寿司のように食べた料金が分かりやすいから、安心して食べれそう。空き店舗が一つでも埋まってくれると通りが賑やかになって嬉しい。

星ぶどう
 2005・11・25(金)
 ★ おやつは干しぶどう。
   
      「星(ほし)の形してないね」  
          (3歳 子供のつぶやき・あのねより 朝日新聞)

 なるほど、この萎びた形より、星の形にして「星ぶどう」と呼べば良いのにな!ところで家人はレーズンパンがめっぽう好きで、必ず食卓に置いている。ちなみにSUはメロンパンを好む。なんとなく郷愁を感じるからだ。子供の頃、メロンパンは輝いていた。 

明星観音
 2005・11・24(木)
 数年前、名都美術館で松久宗琳の明星観音を見て、現代仏の美しさに心を奪われた。こと仏像になると僕らの審美眼は、古仏とりわけ飛鳥・奈良時代のものが良いといつの間にやらなっている。極彩色で艶やかなものは軽んぜられる。教科書や解説を“考える”こと無く、鵜呑みにすることにありそうだ。後の時代にも現代にも良いものは沢山ある。先入観を排し、自らの眼でしっかり“観る”ことを大事にしたい。
 先日、宗琳の孫弟子と言っていいAさんの明星観音を拝見してきた。 

新嘗祭(にいなめさい)
 2005・11・23(水)
 天皇がその年の収穫を感謝する祭儀、広義には農民が新穀を供える稲作の祭だが、昭和23年勤労感謝の日として国民の祝日になった。勤労、稲作から額に汗する健全な労働をイメージする。お金や株を動かすだけで巨利を稼ぐ世界には、ポエジーは感じられないね。
 「感謝、感謝、みんなに感謝!」と我家のぽんすけ人形が朝からお叫びになった。当然、一家の大黒柱SU様に感謝していると解釈し、一日大きな顔をしてのんびりと暮らした。 

考える 2005・11・22(火)
 作家角田光代が書評で書いている。
時代の変化に60、70年代は触れることが出来た。直接触れ、関わっていると信じることが出来たのではないか。しかし今、私たちは、変化に触れることが出来ない。変化はどこかでひそやかに進行し、私たちは気づかずそれに順応していく
 SUが時代について言いたいことをうまく表している。膨大な情報を鵜呑みにし、それらの出し入れを「考える」と同義にしてしまう恐怖にも言及する。マスメディアの垂れ流す情報で操作される現代社会、しっかり思考をしていかないと流される。情報を取捨選択できること、自分で“考える”ことの大切さをあらためて思う。 

トベラ科のトベラ(海桐花) 2005・11・21(月)
 先代の諏訪神社宮司がホールインワン記念にトベラをゴルフ場に記念植樹した。その木の所へ来るといつも「トベラ科のトベラ、しょーもない木だ」と言っていた。照れもあったんだろうけどね。
 トベラの実を公園で拾ってきた。(左端の丸い実) 今朝見たら、三つに開いて沢山の赤い実が出ていてとても可愛い、トベラもこんなところで主張するのだ。
   (その他の実はハナミズキ、どんぐり、芙蓉、コスモス、秋明菊)

年賀状
 2005・11・20(日)
 ぼちぼち年賀状作成が気になる頃になった。PPS(スクール)で作成していたので、今年も依頼される。料金が気になったので調べてみた。業者に頼むと作成・印刷が100枚単位で2000円〜10000円が相場のようだ。
 最近は優秀な年賀状ソフトがあるので自宅のパソコンで写真などを入れ、楽しみながら作ることが出来る。来年は戌年だから、我家の年賀状には子犬・うららが載るのかな〜?

知足
 2005・11・19(土)
 構造計画書偽造(耐震強度偽造)なる事実が明らかになった。人命の軽さをあらためて思い、背筋が寒くなる。昔の犯罪は、貧困や無知から起こったものが多い。同じ詐欺でも昔に比べとても悪質で、その悪影響は計り知れない。
 老子に「足るを知る」があるが、こんな言葉を持ち出すと笑われそうな世相が怖い。資本の流れに任すとおっしゃる政府のもとでは、価値の基準が「金、金、金」となるから仕方がない。儲けのためには悪にも逆らわない、これも正義?
 こうなると、知足とはフリーター達に代表される低所得者への言葉かも知れない。

夕焼け2題
 2005・11・18(金)
 「帰り際、西本願寺の前を通った。門はもう閉じていて、黒く大きな屋根の上に、夕日が透けたばら色の大きな雲がたなびいていた
               (岡部伊都子を取材した毎日新聞記者・太田阿利佐)
 ★ 紅葉したサクラの落ち葉を拾った。
   
       「夕焼けのはっぱだ」  
               (馬場あやの 2歳 子供のつぶやき・あのねより 朝日新聞)

木隠れて
 2005・11・17(木)
 木立の奥で(木隠れて)牡鹿達の恋争いが続く。古都の秋の夜の静寂が浮かび上がる八一の歌をどうぞ。争う鹿の角の響きを聞いた事は無いが、鹿鳴人が紹介する奈良ホテルに投宿し、秋の夜を楽しんでみたい。

  春日野にて 第5首
      こがくれて あらそふ らしき さをしか の 
             つの の ひびき に よ は くだち つつ

          (木隠れて争ふらしき牡鹿の角のひびきに夜はくだちつつ) 八一

駐車場の草抜き
 2005・11・16(水)
 15台分のスペースに5台しか契約車がいない。去年から、自分の借りている部分と周辺の草抜きを始めた。瘠せ地の隅にパンジーやスノーポール、水仙を植えた。今年は、春から夏の猛烈な雑草に、とても手作業では無理だった。作戦を変更しタイヤで踏み潰すことにした。敷地内の運転を多くし、空いている場所にどんどん停めた。でも、雑草は許してくれない。精根尽き始めた頃、冬を前にして草達は自然に少なくなってきた。「北風と太陽」みたいだ。
 雑草の中にスノーポールが芽を出し、水仙が伸びてきている。生き物達は休むことを知らないようだ。

第三火曜日
 2005・11・15(火)
 今日は定休日独り言も御休み。

         人はみな 馴れぬ齢を 生きている ユリカモメ飛ぶ まるき曇天   永田紅

チョコの種
 2005・11・14(月)
 ★ アーモンド入りのチョコを食べて、
   
このチョコの種、おいしい!」  (3歳) 子供のつぶやき・あのねより(朝日新聞)
 
 スペイン土産にチョコをもらった。でもチョコの種入りではなかった。貼ってあるシールに横文字で日本のデパート名があったのは愛嬌かな?
 種をいろいろ採取して日向に置いてある。芙蓉、ハナミズキ、ひなげし、秋明菊、クヌギ(どんぐり)、姫ひまわり、その他。蒔いて芽が出たら、あちこちに植えに行こうと企んでいる。

一葉観音
 2005・11・13(日)
 愛・地球博で活躍した仏師・江場琳觀一葉観音が京都の第42回宗教美術展(松久仏所主催)に出品されていた。「琳」は現代仏師第一人者・故松久宗琳からもらったものである。
 この美しい観音は、法華経に寄る三十三観音の一つ。暴風雨に遭った僧が一心に観音様を念じたところ蓮葉に乗った観音菩薩が現れ、たちまち風波をおさめたと言う。11月6日京都訪問のお宝になった。

こむら返り
 2005・11・12(土)
 15番まで来てティーショットを打つとこむら返りを起こすことが続いた。運動不足と筋力の衰えと思っているので、移動はなるべく乗用カートを使う。ところが整形のお医者さんがこういう。「筋力の衰えからではありません。低カルシウム状態や低マグネシウム血症、また血中酸素の不足や乳酸の蓄積から起こります。プレー中にスポーツドリンクを飲みなさい
 目から鱗が・・・、こむら返りの原因はなかなか特定できないそうだが、運動による筋肉疲労 (血中酸素の不足や乳酸の蓄積)からなら、スポーツドリンクでOKなのだ。これからは、茶店でコーヒーやお茶を止め、ポカリスエットを飲むことにしよう。

きつねの皮?
 2005・11・11(金)
 ★ きつねうどんを注文。出てきた丼に入った大きな油揚げを見て、
   
これ、キツネの皮?」  (5歳) 子供のつぶやき・あのねより(朝日新聞)

 キリンと交代した新人のユウ君がウドン作りに挑戦、食べた人から「から〜〜い」と悲鳴が上がる。一回のみの実習では無理だった。ダシの素を3倍ほど入れたのだ。メモを取らせて再実習、失敗は進歩の糧になる。
 「これ、キツネの皮?」 美味しいきつねうどんを作って、ちっちゃい子供にこんな楽しいセリフを言ってもらいたいものだ。

目覚まし犬
 2005・11・10(木)
 午前中は2階で寝ているので、子犬・うららが上がってこないように階段に柵が置いてある。起床の予定が決まっている時は柵が外され、駆け上がったうららがキスの嵐で我輩を起こす。キスは病気の原因になるのでよくない事は分かっているが、猛攻を防ぎきれない。
 早起きして、知人が出展している「木彫り百人展」を松阪まで観に行った。睡眠を補うために夕方昼寝(夕寝?)をした。奥さんに起こす時間を言っておいたら、うららが出動した。「お父さんを起こしておいで!」の一言で階段を飛ぶように上がったと言う。こうなると・・・・!

阿弥陀如来
 2005・11・9(水)
 SUは早生まれなので同級生の大半は亥年生まれ、彼らの守り本尊は阿弥陀如来。西方極楽浄土の教主で、脇侍として観音菩薩、勢至菩薩を従える。「南無阿弥陀仏」を唱える者を、その願力によって必ず極楽浄土に往生させると言われ、芸術性の高い阿弥陀来迎図は各所にある。
 ところで如来は仏だが菩薩は仏ではない。悟りを求め、衆生を救うために多くの修行を重ねる人である。どうも亥年の同級生に圧倒されるのは背後に仏さんがいるからのようだ。千手観音では位負けする。早く修行を成就して、如来になってもらうように応援しよう!

リハビリ 2005・11・8(火)
 奈良の叔母が脳梗塞で倒れた。叔母の甥達を誘って、昨日4人で見舞いに出かけた。ところが、軽かったのとリハビリのおかげでほとんど元に戻っていて元気だった。今日は千葉の甥と姪が見舞った。特に姪は何十年ぶりだったので叔母はとても喜んでいたと言う。
 名阪国道がいたるところで工事をしているので、見舞いを終えて四日市に帰った時は暗くなっていた。もう一度お見舞いに行き、正倉院展(14日まで)を見て来たいと思うが、工事は25日まで続くらしい。

千手観音菩薩 2005・11・7(月)
 子年のSUの守り本尊は千手観音。千手観音が千一体ある三十三間堂の正式名称は蓮華王院、千手観音を蓮華王と呼ぶことからの由来である。この観音は十一面四十二臂とするものが一般的で、四十二臂の意味は、胸前で合掌する2本の手を除いた40本の手が、それぞれ25の世界を救うものであり、そのため千手とされる。千二本の手が千一体、昨日その沢山の仏の手の中を久しぶりに歩いてきた。
 今日、あるお店で文殊菩薩や普賢菩薩と並んで千手観音が販売されていたが、この観音だけが2倍の値段だった。40本の手を彫る手間なんだろうね。 

普賢菩薩 2005・11・6(日)
 巳年の人のお土産に小さな「にぎり仏」を買う。仏は普賢菩薩だった。お釈迦さん(釈迦三尊像)の右側に立つ脇侍で、理知・慈悲をつかさどる。左側には、よく知られている知徳の文殊菩薩がある。普賢菩薩は単独の時、白象に騎乗し両足の甲をそれぞれ反対のももの上にのせて押さえる形で座り(結跏趺坐・けつかふざ) 合掌の姿をとる美しい仏像だ。
 「法華経の最後に、法華経行者守護として六牙の白象に乗って普賢菩薩が現れると説かれている」 という解説を展覧会で見た後だったので、とても印象深いものになった。


テラ46
川越電力館テラ46 2005・11・5(土)
 自宅から車で15分の所にあるが、今日初めて行った。川越発電所が開催する「ふれあい広場」に出店したよつばの会を訪問したからだ。パソコン講座で一緒に楽しく過ごした車椅子のK君にもまた会えた。うららも膝に乗って交流。お土産にポップコーンとあられを買ってきた。
 授産施設づくり、建物だけでも1億円弱かかる事業への苦労と熱い思いを保護者の方に伺ってきた。はやく出来ることを心から願っています。
    よつばの会HPより
         わたしたちはしょうがいを持った仲間の、ともに生きともに暮らす地域との交流の場となるような
        通所授産施設づくりをめざしています。

民間人宇宙飛行士
 2005・11・4(金)
 IT関連で活躍する34歳の榎本大輔さんが世界で4人目の「宇宙観光客」になる。費用23億円はポケットマネー。とても素晴らしく、多くの人に夢を与えるだろう。でも23億円を困っている人のために使ったら、もっと凄いと思ってしまう。
 「お金があればなんでもできるって時代にもなってきました。株を売り買いして、それだけでもうけていく人がえらい人や思う。おかしいと思いますね」岸田網太郎さん(ルイ・パストゥール医学研究センター理事長 85歳) 畑を耕しているだけでは、23億円は作れない。
榎本大輔
 
1971年4月生まれ。千葉出身。高校卒業後Apple創設者Jobsに憧れアメリカに留学。帰国後22歳で会社設立。1996年香港に渡りネットコンサルティングの会社EXA.NETを設立。帰国後、1998年プロジーグループ設立、同社CEO/代表取締役最兼高経営責任者に就任、2002年ライブドアにバイアウトと同時にCSO/取締役兼最高戦略責任者に就任。2003年同社退社。ライブドア個人第2位株主。 

文化の日
 2005・11・3(木)
 休日なので、四日市の近鉄百貨店周辺は随分人出があった。百貨店では「創業45周年記念大創業祭」と「第36回北海道大物産展」を開催している。知人がメールで「北海道大物産展、美味しいものがいっぱいで、うに、かに、お寿司、バターサンドに白い恋人、う〜ん〜〜〜」と書いてきた。文化の日といえども美味しいものには勝てない?
 商店街の仲間が小中学生の絵画を通りに展示するために活動していた。文化の匂いがするね。尊敬する先輩と話していたら、突然窓の外を指差して「この夕日がいい!」とおっしゃった。これも文化かな?文化とは感性の豊かさの問題だよね。 

お別れ
 2005・11・2(水)
 友人Kのお父さんが突然亡くなられた。お母さんが病気だとは聞いていたが、お父さんは前日Kと元気に話していたというからびっくりである。享年87歳。
 ループKの仲間のお悔やみを持って、Nと二人で告別式へ。お父さんは生前活躍された方なので、祭壇を覗くことも出来ないほど参列者が多かった。
 「子供の頃、列車に乗る前に父がフッと消えた。でも発車寸前に帰ってきた。今回はフッと消え、もう戻っては来ない」 喪主挨拶のKの言葉が印象的だった。

秋空の下で
 2005・11・1(火)
 風の無い穏やかな絶好のゴルフ日和、気持ちよく11月の初めを楽しんできた。写真は名四カントリー10番。いつものように成績を問う無かれ、参加することに意義があると古人が素晴らしい言葉を残してくれている。
 
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