10月の終わりに
 2005・10・31(月)
 仲間9人と秋の京都を楽しんだのは何よりだった。高校の同級生なので気分は10代、たまには後ろを振り向くのもいいことだ。
 良い事ばかりではない、聞けば聞くほど呆れてしまう石原産業のフェロシルト、悪質な企業は解散していただきたいものだ。
 何度も出かけた伊吹スキー場(48年間営業)が雪不足で昨日廃業した。残念だが良いこともある。人口雪を使って11月3日鷲ヶ岳スキー場、11日ホワイトピアスキー場が営業を始める。紅葉を見ながら初滑りと行きたいけど、そう簡単にはいかないだろう。

墓の話 2005・10・30(日)
 義理の叔父の27回忌、お経を終わってお坊さんのお話を聞く。墓の話をしながら仏と先祖からの語りかけについて熱心に語る。お経は分からないが、説教は何となく分かる。
 将来遠方にいる子供が、墓を守りする負担を考えると、仏教とキリスト教の二つの墓を何とかしたいと思っている。信心のないSUだから、えいや!と思うままにすればいいのだが、「時々のお墓参りをしているよ!」と言う、従姉妹達の言葉は重い。
 跡取りのいない奥さんの実家の墓は建てて間が無い。「墓を作る時は3代先を考えて」と言った知合いのお坊さんの言葉を思い出す。

正倉院展始まる 2005・10・29(土)

呉須薫炉
 奈良の友人からいろいろな情報が入ってくる。「棊子(きし)=碁石」の何と美しいことよ!今年は行こうと思っている。
 正倉院展にちなんだ商店街活動も活発だ。友人の店に呉須薫炉(ごすくんろ)「正倉院宝物写」が掲載されていた。いいなと思ったら8万円だった。

          紅牙撥鏤棊子(こうげばちるのきし) 紺牙撥鏤棊子(こんげばちるのきし)  「碁石」

働くこと大好き
 2005・10・28(金)
 「働くこと大好き!だって動いてないと何していいか分からない」 知合いの娘さん(一児の母)が言い、ずっと専業主婦だった母親に「動かないから、病気になるのよ!」と勇ましい。なにせ独身時代はトラックの運転手もしていた。今は子育てしながら動き回っている。とても明るくほがらかで、パワフルなのだ。
 「働くこと苦手」と言ったら、信じられないという顔をして一瞬言葉を詰まらせていた。SUなど蹴散らしそうだが「鈴虫の死骸は直接さわれない」と言う娘さんらしい言葉に少しほっとした。

労働は権利
 2005・10・27(木)
 「還暦のいま・・・働くのが好きで、労働は義務ではなく権利だと思っている・・・」と、あるエッセイストが書いている。雇用されて給料・賃金を得ている人達の世界で、労働がそれ自体喜びだと言う人が多いとは思われないので少しびっくりした。若い頃に会社勤めからドロップアウトし自営業を営んできたが、悲しいかな働くことは生計のためとしか位置づけていない。
 「労働を権利」だと素晴らしい言葉を書く人は、やはりフリーランスとしての生活をずっと続けてきた有能な人だった。
   エッセイスト・玉村豊男(60歳)
       71年、東大仏文科卒。通訳、観光ガイドなどを経て執筆活動に入る。料理、旅、農業を
      テーマにエッセイを書く。90年、長野県に広大な農場を有する「ヴィラデスト」を開く。

勝因・敗因
 2005・10・26(水)
 ロッテが4連勝、阪神は完敗した。原因を身近な人に聞いてみた。「捕手の采配が悪い。ロッテ打線の流れを読んでいない」(阪神ファン) 「プレーオフから勝ち上がってきたロッテの勢い」(中日ファン) 「パリーグが強い」(元近鉄ファン) 「監督が悪い」(巨人ファン) 
 では横浜ファンの見解を! ・実力を過信し、気の緩んだ人気球団阪神に対し、人気下位のロッテがここ一番100%以上の力を発揮した。 ・リーグ優勝後からの休養による阪神選手の体力・筋力の低下(宇宙飛行士が帰還後すぐは動けないことに似る)
 ともあれ、ロッテ優勝おめでとう!       アンチ人気球団より

鹿の角切り
 2005・10・25(火)
 奈良の秋の風物詩、鹿の角切りが終わったと鹿鳴人が23日のブログで書いている。会津八一は鹿を沢山詠っているが、その中でもこれは一風変わった鹿の歌である。

  春日野にて 第4首
     つの かる と しか おふ ひと は おほてら の 
                むね ふき やぶる かぜ に かも にる

          (角刈ると鹿追ふ人は大寺の棟ふき破る風にかも似る) 八一

商店街マップ
 2005・10・24(月)
 遠方の友人がプラトンホテルに投宿、商店街を明日歩いてみたいのでマップをと言ってきた。早速2番街マップを中心にした商店街マップ、すわしんどうマップを手に入れて渡す。こんなときにマップはとても有効である。すわしんどうマップは理事長自らメロン付きで届けてくれた。理事長は親友の兄さんだけど、メロンを頂くと心は絶対服従になる。
 ところで、友人を迎えて同級生で会食をしたが「SUさんの店は無いね」言われる。良くみると本当に無かった。商店街内にありながら、組織(発展会)外にあるとこんなこともある。残念!

投網
 2005・10・23(日)
 三滝川の慈善橋や老松橋から投網を投げる人が沢山いる。多分、川を上ってくるボラ(イナ)を狙っているのだろう。人だけではない、小魚に誘われてサギやウ、カモメなども集まってくる。
 この橋と橋の間を子犬を連れて散歩しながらのんびりと過ごす。とても幸せな時間だが、川下に広がる工業の煙突が目に入ると川の水が汚染されてないかと心配になる。石原産業は四日市にある。

26番
 2005・10・22(土)
 今日は先月末に退職したキリンの送別会、新しい会社を首になっていないようだから、就職祝いでもある。SU家で培ったサービス精神がプラスに働くと良いのだが!
 終わって帰ると霧に包まれる球場で、ロッテが初戦に勝っていた。ロッテはこんなサービスをしている。「プロ野球はベンチ入りする25人すべての力を結集して戦うスポーツです。その25人に続く26番目の戦士として、ともに闘ってくれるファンの皆さんに背番号26をプレゼントさせて頂きます
 ファン数が少ないロッテだから切実感がある。人気球団や乗っ取り屋(?)達にはなかなかできないことだろう。

プロ野球日本シリーズ
 2005・10・21(金)
 セリーグ、パリーグの順位予想と日本一を予想するクイズを開幕前に出した。順位予想は見事に全員外れた。阪神のリーグ1位や日本一の予想はあるが、横浜を下位に見るけしからん人が多かった。横浜は堂々3位である。巨人のことは触れないでおこう。ロッテをリーグ1位にした人はいなかったし、悲しいかな日本一にも予想する人がない。賞品は横浜ファン・SUの自腹である。よって明日から該当者がいないロッテを応援する。
 プロ野球を応援し、ささやかに楽しんでいるファンの気持ちを踏みにじるような輩は許せない。株買占めで横浜にちょっかいを出す楽天などはその代表である。

脳塞栓症
 2005・10・20(木)
 同年の親類が脳梗塞で倒れ発見が遅れた。長島監督と同じ発作性心房細胞による心原性脳塞栓症、簡単に言うと心臓から脳に血の塊が流れて脳の血管が詰まるという、健康な人でもなる脳梗塞。集中治療室から一般病室へと回復したがまだしゃべれない。今はとても良い薬があるそうだから、リハビリとあわせて復帰することを確信している。
 子供達が独立した中高年の家庭では、不幸が何時起こるかもしれない。安穏と暮らしているが、SU家も同じ。健康が一番と日々思っている。

フェロシルト
 2005・10・19(水)
 石原産業が作った悪質な土壌埋め戻し材、しかも三重県が認定したリサイクル製品だという。10月7日に書いた「埋め殺し」の最たるものだが、犯罪的なのは意図的に作ったことだ。石原産業はあの四日市公害を起こした中心的な企業の1つである。当時は公害に対する法が未整備だったが、今回は違う。違法を知りながら実行した。とても許されることではない。
 人間の生活と命が一番大切なことなのに、組織や企業になると当然のことがないがしろにされる。行政、司法の対応を注視したいが、怒りを通り越してとてもやるせない気持ちだ。

第三火曜日
 2005・10・18(火)
 今日は定休日独り言も御休み。

             わがやどをたづねてきませあしひきのやまのもみじをたをりがてらに   良寛

連む
 2005・10・17(月)
 連(つる)むことが好きでなかった友人Kの「みんなに会ってみたいね!」で9人の京都の旅が決まった。各地から集まった仲間は・京都時代を共有・同年・同窓のいずれかで、初対面の人もいた。何十年ぶりかの再会が新しい出会いの場でもある。
 難病のKの一言ですぐに仲間が集まった。宴果てた深夜、彼の語る一言一言にはとても重いものがあった。   

出雲路橋から
 2005・10・16(日)
 賀茂川にかかる出雲路橋の袂から川上を写す。写真右の辺りに昔下宿していた。お世話になったおばさんに偶然会い、仲間を入れて写真を撮る。そんな京都の旅でした。

楽天
 2005・10・14(金)
 楽天がTBS(横浜)に手を出し、村上ファンドが阪神電鉄(阪神)に襲いかかった。とりわけ、楽天はずる賢く立ち回って球団(楽天)を手に入れたのに、今度は横浜に影響のある行為に出た。横浜ファンは怒っている。
 昨今のマネーゲームには驚く。巨大資本にものを言わせて、やりたい放題。生産現場に直結する第1次、2次産業をないがしろにしてブルドーザーのように進む。人間らしくとか労働の喜びを噛みしめながら、などと言っていると産業廃棄物と一緒に埋められてしまいそうだ。
              明日は出張のため独り言をお休みします

やまとことば
 2005・10・13(木)
 外来語で頭が錯乱気味。こんな時は調べのよい和歌で頭を癒そう!

    かすがの に おしてる つき の ほがらかに 
                あき の ゆふべ と なり に ける かも
  (八一

24 ビオトープ 生物生育空間 25 フリーランス 自由契約 26 メディカルチェック 医学的検査
27 リードタイム 
所要時間 28 リターナブル 回収再使用 29 リデュース ゴミ発生抑制
30 リバウンド 
揺り戻し 31 リユース 再使用 32 リリース 発表 33 レシピエント 移植患者
34 ワークシェアリング 
仕事の分かち合い 35 ワンストップ 一カ所

リバウンド(30番)
 2005・10・12(水)
 スポーツ愛好家にとってリバウンドは「バスケット・野球などでボールがはね返ること」なんですよね。でもここでは意味が違う。なにせ、外国語から日本語に変化したのだから!ところで35語中、メディカルチェックだけが和製語だそうです。
24 ビオトープ 25 フリーランス 26 メディカルチェック 27 リードタイム 
28 リターナブル 29 リデュース 30 リバウンド 31 リユース 32 リリース 
33 レシピエント 34 ワークシェアリング 35 ワンストップ

トラウマ(17番)
 2005・10・11(火)
 「心の傷、その長い影響」 トラウマは沢山あるな〜!その1つは受験の失敗、以後資格を取るような勉強は大嫌い。週末、昔の受験仲間が京都に集まることになった。

12 サムターン 内鍵つまみ 13 センサス 大規模調査 14 ソフトランディング 軟着陸 
15 デポジット 
預かり金 16 ドナー 臓器提供者、資金提供国 17 トラウマ 心の傷 
18 ナノテクノロジー 
超微細技術 19 ネグレクト 育児放棄、無視 20 バイオテクノロジー 生命工学 
21 バイオマス 
生物由来資源 22 ハイブリッド 複合型 23 ヒートアイランド 都市高温化

16番のドナー
 2005・10・10(月)
 これはよく分かる。いつも家族の同意署名の入った臓器提供者意思表示カードを持ち歩いている。脳死、心臓停止後全ての臓器を提供する。エッセー「ネコじいさんのそぞろ歩き」の中では「献体」の意思表示がある。死後自分の遺体を解剖学の実習のために提供することだが、さすがにここまでは参加していない。
12 サムターン 13 センサス 14 ソフトランディング 15 デポジット
16 ドナー 17 トラウマ 18 ナノテクノロジー 19 ネグレクト 20 バイオテクノロジー
21 バイオマス 22 ハイブリッド 23 ヒートアイランド


コージェネレーション・熱電併給
 2005・10・9(日)
 まったく知らなかった。知る必要性もあまり感じないが、国立国語研究所はこう説明する。
異なる種類のエネルギーを同時に作り出すことが原義であるが,電気と熱とを同時に作り出すことを指すのが一般的である。エネルギーの供給を,費用をかけずにまた環境に負荷を与えないで,効率的に行うためのしくみを指し,今後普及が進むものと考えられる。  その他の言い換え語例 熱電同時供給

1 アクセシビリティー 利用しやすさ 2 アミューズメント 娯楽 3 オーガナイザー まとめ役 
4 オーナーシップ 
所有権、主体性 5 オフサイトセンター 原子力防災センター 
6 オペレーション 
公開市場操作、作戦行動 7 カスタムメード 受注生産 8 クライアント 顧客 
9 コージェネレーション 
熱電併給 10 コンポスト たい肥、生ゴミたい肥化装置 
11 サプリメント 
栄養補助食品

第4回「外来語」言い換え提案
 2005・10・8(土)
 国立国語研究所が35の外来語の言い換えを提案した。言い換え語にぴったり的中したのは数個だけ、意味がおおよそ分かったのは半分に満たなかった。悔しいから、アクセスしてくれる皆さんにクイズとして押し付けよう。3回に分け、解答は翌日と言うことで!!
 1 アクセシビリティー 2 アミューズメント 3 オーガナイザー 4 オーナーシップ
 5 オフサイトセンター 6 オペレーション 7 カスタムメード 8 クライアント
 9 コージェネレーション 10 コンポスト 11 サプリメント

埋め殺し
 2005・10・7(金)
 食品の有害物質、大気汚染、アスベストなど健康でいるのが不思議なくらいの世の中だ。新聞小説「名もなき毒」で、土壌汚染に関連して「埋め殺し」という言葉が出てくる。
 『(汚染源は)「戦争よ。空襲で焼け野原になった場所、とにかく瓦礫(がれき)を埋め殺して復興したわけでしょう。・・・・東京の地面の下には何が埋もれていてもおかしくなくなっちゃったのね」埋め殺しとは凄い(すごい)表現である。「だから戦争をしちゃいけないんだわ。やっぱりそうなのよ」
 今週、一番気に入った小説の一節である。

木が暴れる
 2005・10・6(木)
 宮大工・小川三夫さんの話の中に「100年ぐらいの木は成長途中だから暴れるほど狂います」とある。よい木を使って寺社の寿命は300年と話す。先日、水の中で材木を徐々に乾燥させると話していた江場仏師は「仏像は1000年のスパン」と言う。今日、お話を聞いた仏師は「この20年前に作った仏像は、もう乾燥しきっていて加工、修正は難しい」と教えてくれた。小川さんの師・西岡常一さんは「1000年の木は1000年生かす」と言っている。
 木と言う素材が、長い年月をかけて造形されていく、その過程と工夫努力に驚かされ、心が奪われる。

ネコじいさんのそぞろ歩き
 2005・10・5(水)
 奈良在住の僅はじめ氏のエッセー「ネコじいさんのそぞろ歩き」を、友人・鹿鳴人からもらって読んだ。市井の何気ない出来事を鋭い観察眼で柔和に表現する。なかでも新幹線で同席した見知らぬ女学生との感情の機微を繊細に書いた「あめ」がよかった。
 一方で、敗戦後苦労して韓国から親と共に引き揚げた体験から、現在の戦争の記憶の風化も心配する。戦争を語りつぐことは高齢者の仕事だという。
 戦争を全く知らない世代の若者が「戦争の記憶をさかのぼる」(坪井秀人・ちくま新書)を出したという。心強いことだ。

多重トラブル
 2005・10・4(火)
 やっと今日関わっているHPが復活した。8月4日にストップしていたから、2ヶ月ぶりである。HP作成だけの契約だったが、プロバイダの1年更新が出来なくなっていた。数えれば切が無いほどミスが重なって、J先生と2人できりきり舞いした。
 もう1つ、知人のPCをいじっておかしくしてしまった。先方が新しいPCに代えてくれたので助かった。おかしくなったPCを修復し、昨日別の人に引き取ってもらった。
 J先生曰く「花火をあげましょう!」 そんな気分ではありません。「二度と他人のPCは触りたくない」が正直な気持ちです。 

ネットで本を買う時は!
 2005・10・3(月)
 本は新光堂(四日市駅前)のSさんにほとんど取り寄せてもらう。ネット書店・アマゾン(Amazon.co.jp )で調べてSさんに頼む時も多い。
 ある作家の本をアマゾンで検索していたら、古本だがとても安い。1500円以上は送料無料と書いてあるので、そのように数冊選んだ。ところが、送料が発生し本代より高い。なんで?と思ったけど、欲しい本が安かったのでそのまま発注した。後で調べたら以下のような注意書きがあった。
 アマゾンで販売している新品の商品とは異なり、マーケットプレイスで取り扱う出品商品の発送や返品作業は、出品者が直接行います。配送料(340円)は1点ごとにかかりますのでご留意ください。

お祭
 2005・10・2(日)
 今年の諏訪神社の祭りは山車も香具師も沢山出て盛況だった。宮司と長々と話しながら、岩戸山、甕破り、大入道の演技を久しぶりに見た。
 9月27日だった祭の日を今のように10月の第一土日にしてから5年が経つ。一時に比べて沢山の人が見物に来ていたので、少々驚いた。写真は演技前に両足を外し、首も縮めている大入道、なかなかユーモラスだった。

10月の始めに
 2005・10・1(土)
 寝起きにぽんすけが叫ぶ。「運動会しよう!一等だよ、きっと!」透き通るような秋空のもとで子供達が跳ね飛び遊ぶ。その光景を思い浮かべながら小さい頃を追想してみるのもいいね。
 秋の空と言えば、この歌に尽きる。天女の衣の間から美しく澄んだ秋の空が見える。

     すゐえん の あまつ をとめ が ころもで の 
                   ひま にも すめる あき の そら かな
    
          (水煙の天つ乙女が衣出のひまにも澄める秋の空かな)  八一


デュランタ
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