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8月の終りに 2003・8・31
 8月は冷夏と雨で散々だった。その上、皮肉なウイルス(8・16独り言参照)に翻弄された。いろいろ学習し対処も行ったが、そもそも「セキュリティ」を考えるなどと言うことは余分なこと。末端のクライアント(顧客)が、安心して快適にPCを楽しめるようにメーカーやサーバーが最大限の努力をしてもらわないと困る。
 明日からは雨はなさそう。失われた夏のかわりに秋らしい季節の到来を期待しよう。
   注 クライアント
        コンピューター・ネットワーク上でサービスを受ける側にあるシステムをいう語で,サーバー
        (サービスを提供するシステム)に対していう。ここではサーバーに繋いでいる我々個人のこと。


快 挙 2003・8・30
 世界陸上200mで末続慎吾が銅メダルを獲得した。筋力とセンスが不可欠といわれる短距離で日本選手がメダルを取るとは誰もが想像していなかっただろう。体操のあん馬で鹿島丈博が金メダル。あん馬は日本人の体型には不向きと言われてきた。とにかく快挙、心からおめでとうを言いたい。
 
昼 食 2003・8・29
 思いたって「伊賀の里モクモク手づくりファーム」へランチを食べに出かけた。四日市から
1時間、夏休みの終りなので宿題を済ませた(?)子供達が沢山いた。
 バーベキューランチ(1500円)は少食の人にはぴったり、美味しかった。でも入場料400円は痛い。何かのついでに立ち寄るか、子供や孫と一緒に行けばいいかな! 
逆転の発想 2003・8・28
 友人からメールが来た。
 『東京駅のある店のトイレの張り紙が、通例なら「きれいに使ってください」なのに「皆さんの協力でいつもトイレが清潔に保たれています。ありがとうございます」と書いてあった。確かにきれいだ。使用に際し、やはりそういう張り紙があると、きれいに使おうという気にさせられるらしい。なにかヒントの含まれている話だと思った
 諏訪神社の境内にゴミ箱が無い。ある意味での逆転の発想、数年前はゴミ箱があったがその頃はそのゴミ箱に生活ゴミが溢れていた。思い切ってゴミ箱をなくし、境内をきれいにしていると人はゴミを捨てない。不思議なことだ。

ビルとアンの愛の法則 2003・8・27
 「対人関係でのもめごとは、九分九厘は避けられる」「意識的に戦闘を放棄せよ」「はたして争いに値するほどの事柄か」一歩退いて、リングを降りてしまえば闘う相手はいない
   以前、中日新聞・けさのことばに載った「ビルとアンの愛の法則」 ビル・ナーグラとアンドロフ共著から
 世界で日本で地域で、どうしてこんなに争いが多いのかいつも不思議だし、何とかならないかと思っている。ビルとアンの法則は一理ある。でも定理だと言うわけではない。「はたして争いに値するほどの事柄か」からこんなことを最近考えている。
 国家や民族や組織や血族などの属性から離れた個性豊かな個人(自らが考え判断する)になったらどうか。他国を非難する気持ちは無くなる。他民族がどうのこうのと考えない、組織の利害など考えなくていい。この個人は利己主義的な個人ではなく、言うなればコスモポリタンあるいは宇宙的な属性を持った個人。甘いかな〜?

薬師寺東塔 2003・8・26
 『フェノロサが「凍れる音楽」と形容した夢幻的な美しさを秘めた不思議な三重塔(会津八一の名歌・和光慧)』といわれる東塔は現存する白鳳建築物。きらびやかな西塔は昭和56年に再建された。
 会津八一が薬師寺を詠んだころは東塔だけだった。
       しぐれ ふる のずゑ の むら の このま より 
                       みいでて うれし やくしじ の たふ

 佐佐木信綱の詠んだ歌は有名だ。この頃も西塔はなかった。
       行く秋の 大和の国の 薬師寺の 塔の上なる ひとひらの雲
 和光慧は西塔とのアンバランスを述べて、東塔だけの眺めを評価する。七条大池から二塔を眺めた一昨年を思い出しながら、八一の歌の解説を久しぶりに書いた。

ホテイアオイ 2003・8・25
 金魚と一緒に購入したホテイアオイがどんどん増え、花を咲かせた。花は一日で終わるが、蕾が出来ているのを発見した時から開花を楽しみにしていた。ゴルフ場の池で群生し、見事に紫の花を咲かせていた姿が未だに印象に残っている。
 その旺盛な繁殖力を利用してため池などの浄化に利用されるが、他の生き物を圧迫してしまうらしい。草魚を入れて繁殖を抑える研究などが試されている。また、増えすぎたホテイアオイの処理も大変なようだ。
 ところであの池に吸い込まれたSUのボールも彼らに浄化されたのかな〜?
 
除草剤 2003・8・24
 真夏は雑草がよく伸びる。「敵のように抜かないとね!」と大きな庭を持っている友人が話していたことをよく覚えている。猫の額のような庭しかないところには関係ないと思っていたが、借りている駐車場やお墓の草は遠慮無しに増える。
 15日の墓参りに根まで抜けなかったので苦になっていた。今日除草剤を持って出かけたが、わずか10日で長いものが20cmほどあったのにはびっくりした。お盆後の猛暑の昼下がり、さすがに大谷霊園には人がいなかった。

ハウスみかん 2003・8・23
 真夏に食べるみかんがこんなに美味しいとは思わなかった。出先で出たみかんを美味しいので二つも頂いた。聞けばハウスみかんで夏でも美味しいという。季節感から言えばみかんは冬、コタツに入り他愛無いことをしゃべりながら食べるのがいいと思うけど。
 落語に「千両みかん」がある。大店の若旦那が恋患いではなく、真夏にみかん患いになる。若旦那の命を救う為にみかんを求めて走る。やっと見つけると・・・

『手前ども、毎年腐んのを承知でこぉして蜜柑を囲います。みな腐らせてしもぉたら「あぁ今年も暖簾(のぉれん)に元入れをしたなぁ」と思ぉてあきらめますが、たとえ一つでも残りましたら商人冥利、一文も損はよぉいたしまへん。千箱のうちの百箱、百箱のうちの十箱、十箱のうちのひと箱、ひと箱 のうちからたとえ一つでも残りましたら、千箱の値ぇをみな、そのひとつの蜜柑に掛けさしてもらいます。商人冥利、一文も損はよぉいたしまへん。蜜柑ひとつ千両、高いことはございませんやろ?』

鈴虫たちのお喋り 2003・8・22
 田中さんへ嫁入りした鈴虫たちの映像が届いた。主食以外にチーズやブランデーまで頂いてすくすく育っていると聞いていたが、よく鳴いているのにはびっくりした。いいところに嫁がせたと喜んでいる。
 鈴虫は素晴らしい声で鳴くけど姿が黒いので見栄えが悪い。でも解説を交えたユーモラスな構成なので楽しく鑑賞できる。過去にネット上で鈴虫を検索してきたがこんなに丁寧に作った映像はない。多分今後もないだろうから貴重なビデオでしょうね。

マッチポンプ 2003・8・21
 次から次へとコンピュータウイルスが現れると防衛もあるがあきれる。そのうち変に愉快になってくるのは不謹慎かな?ここまで来るとウイルス対策ソフトを作っている会社がウイルスを作っているのではと疑ってしまう。
 PPSでは感染した生徒さんもあるので授業でウイルス対策をお話しする。これだけで1回分の講義時間が過ぎてしまいそう。優秀な生徒さんでも意外に無防備なので困る。その意味ではスクールも何がしかの影響を受けているようだ。
 かかればあほらしい。修復が煩わしく、時間とお金もかかる。大事なデータも無くなる場合がある。不安な方はPPSへお越し下さい。簡単なアドバイスは出来ますよ。

小牧インター 2003・8・20
 岐阜方面に出かけた。ネットの案内に小牧インターから25キロと書いてある。東名阪から名古屋高速を走った。山田東を越えて小牧へコースをとる。程なく小牧南を通過、小牧北の表示、おかしいな?小牧インターがなかったなと思いながら通過、気がついたら名神に入ってしまった。名神一宮インターで乗りなおし14キロ余分に走ってやっと小牧インターを降りた。
 ネットの案内・小牧インターは名神高速の案内で名古屋高速の案内ではなかった。

第三火曜日 2003・8・19

 今日は定休日独り言も御休み。


沖縄尚学 2003・8・18
 明日甲子園で島根の江の川と3回戦を戦う沖縄尚学とは縁もゆかりもない。しいて言えば随分前に従兄弟が沖縄へ転居したぐらいかな。
 恒例のSU家の優勝校当てクイズで沖縄尚学を選んだので応援している。システムは単純、SUが賞品を出し参加者が優勝を予想する。ただただ観戦を楽しくする為の刺激だが、自分も参加し当てて出費を減らそうと言うケチな思惑で応援する。純粋な高校野球を・・・と非難するなかれ!皆に楽しんでもらえばお金は喜んでいる。スタッフOも沖縄尚学、キリンは富山商を選んでいる。ママの明徳義塾は今日平安に負けた。
 我「横浜」が不甲斐ないのでプロ野球はずっと前から観戦していない!!

お米 2003・8・17
 今年も兄弟で3箇所の墓参りを無事済ませた。父母は望んで大谷霊園の墓に入ったが、先祖代々の墓は菰野にある。菰野の親戚は農家、立ち寄って話を聞いた。
 「冷夏は稲穂に影響する。米の量も質も落ちる。それだけではなく、稲そのものが弱るので台風などの強風に太刀打ちできない。野菜なども同じで茎が腐ってくる」 日焼けした顔で訥々と語るおじさんの話は重かった。
 日本の米の備蓄は大丈夫らしいが、美味しいお米は作量が減る。人間はなかなか自然の力に勝てないね。
 
皮肉なウイルス(ブラスター・ラブサン) 2003・8・16
 7月17日マイクロソフトがWin2000、WinXPなどの欠陥を発表し修正ソフトを公表。これをみて今回のウイルス・ブラスターが作成された。8月11日に発見されたウイルスは1万語ほどの幼稚なものだが、優秀(?)だったのは修正ソフトを導入せずにWebやランに繋いだPCに早い場合2時間ほどで侵入した。(この時点ではウイルスソフトは全く効き目がなかった)
 「変なメールさえ開かなければいい」と思っていた、管理の甘い個人のPCが感染した。(今日現在120万台感染)
 マイクロソフトの被害防止の実行が反って被害を呼び大きくした。皮肉なものだ。
Win95や98だったからよかったと思った人もいるだろうが、ウイルスは蔓延している。備えあれば憂い無しですよ。  「ウイルスはいろいろある
 
齧る(かじる) 2003・8・15
  キッチンの窓から齧る虹の端  刀子
     「時実新子座 今週のベストテンより(週間朝日2003・8・15)」
 パズルランド投稿欄「風の船」のLさんの作が2番目に掲載されている。選者評は以下のように書かれている。お祝いして転載する。
虹を齧る句は2,3あったが「キッチンの窓から」という現在地の確かさでこの句が勝った。妻たちは夢みる。電車の中などで眺める妻たちが、心中それぞれどんな夢やたくらみを持っているかと思うとき、窓外のサルスベリが急に色を増すときがある。次の駅、その次の駅、どうか無事でと祈ったりする私

異常気象 2003・8・14
 ご近所との挨拶は
 「こんにちは」「何処へお出かけですか?」「ええ!ちょっとそこまで」などとなるが、当たり障りのないのが天気の話。夏は「暑いですね」が常套句、でも今年は違う「どうなってるの?この天気!!」 このところの雨と低気温は心配だ。ヨーロッパでは酷暑になっているからますます不安だね。
 夏は燦燦と降り注ぐ太陽とひまわり、こんな構図がいい。
 
精霊流し 2003・8・13
 古くは中国の行事だが、有名なのは長崎の伝統行事・精霊流しだ。15日夜1年間に亡くなった人の霊を精霊船に乗せて「西方浄土」に送る。長崎市中心部では、爆竹や鉦(かね)が鳴り響く中、さまざまな船1400隻ほどが列をなし沢山の人でにぎわう。さだまさしの「精霊流し」は大好きなメロディで、お盆の風情が感じられ気持ちを豊かにしてくれる。
 SUはさだまさしや畑正憲に似ているとよく言われ光栄だが、まだベッカムやキムタクにそっくりと言われたことはない。

盆休み 2003・8・12
 PPSは今週、盆休みを含む夏期休暇にした。本業は休み無しなのでのんびりは出来ないがPPSが休みだとちょっと気が楽になる。暇な時間に気楽にPCをいじろうと思ったら、なんとJ先生が講座やプライベートレッスンをしている。聞けば、生徒さん達が一週間も休みを取ると「PCが鈍るからいけない」と開講となったという。その熱意に脱帽!
 その熱心な生徒さんのPCがウイルスに犯された。再生の費用は大きいと聞いている。不運もあるが対策をきちんとしておけば対応できる。今回のウイルスはWebに接続しているだけで被害を受ける。ウイルス情報を注視して対応して欲しい。

夢 2003・8・11
 昔飼っていた犬(チコ)と猫が夢に出てきた。チコと同時にいた猫はアルバという名の白い猫だったが夢に出てきたのは固有名詞のない見覚えのない猫だった。アルバはアルバトロスの略でアホウドリを意味し、ゴルフではパーより三打少ないダブル-イーグルのことをいう。スイスの時計メーカーに「アルバ」があったかな?ゴルフの会の名はこの猫から付けた。
 犬の墓は庭にある。春に病死すると秋に母が後を追うように亡くなった。お盆が近くなったのでお参りにお出でと呼んでいるようだ。ひとまず、今日はチコの墓のまわりの草を抜いた。

私のおすすめ店 2003・8・10
 投稿欄を直接書いていただけるように変えました。皆さんのおすすめのお店をどんどん書いてください。写真を1枚添付できますが150kbを超えるとエラーが出て投稿できません。もちろんご自分のお店の紹介でもOKです。
 あまりに不適切だと判断できるものは管理者の判断で退室していただきますが、公的なページではありませんので、勝手気ままに書いていただければ幸いです。
 「私の100名山」などにあやかって、SUも「100おすすめ店」でも目指そうかと思っています。
    パズルランド目次 街の話題よりアクセスしてください。

台風一過 2003・8・9
 深夜強風で揺れる2階で眠りについた。目覚めて雨戸を開けると曇天だが風が吹き抜けて気持ちがいい。蕾がふくらんでいた芙蓉が見事に3輪咲いている。初咲きが去年は7月末だったから今年は冷夏なのだろう。外したすだれを付け直し、保護した花鉢を元に戻していると一匹のアゲハチョウがとまって蜜を吸っている。台風一過、爽やかなひと時だった。
 PPSは無事だったがひまわり畑は無残なものになっていた。8対0を4回ノーゲームになった駒大苫小牧が今日の再試合で負けたのは台風のイタヅラだったのかな?

台風 2003・8・8
 もう12時をとっくに過ぎている。外からは異様な音が時々聞こえてくる。テレビでは速度がゆっくりだから被害が大きくなりそうと言っている。帰宅できるか心配だ。
 PPSもSU家も建物が「超古い」 大雨には弱く雨漏りが心配だ。PPSではナイロンシートを全PCにかぶせ、浸水に備えて電源ブレーカーを切ってきた。それでも明日の講座が心配だ。
 「備えあれば憂いなし」だが、予想を上回る力には抗することは出来ない。なんとか穏便に通過していただきたいと思っている。 

サーバー 2003・8・7
 何とかサーバーの修理とメンテナンスが終り、パズルランドがまた復活しました。いろいろご迷惑をおかけして申しわけありませんでした。ただ、今後のことも考えてトラブル時の対応を現在準備しています。もうしばらくお待ち下さい。
 いろいろと準備が出来ましたら、改めてお詫びとご案内をアップするつもりです。懲りずにアクセスしてくださいね。
   http://www.pazl-land.com/

片手落ち 2003・8・6
 田中真紀子が不起訴になった。理由はどうであれ、辻元清美の逮捕を考えると不思議だ。政治家の不正は厳しく追及しなければいけない。悪い人たちが国や社会の船頭だとしたら、乗っているものは何処へ連れて行かれるかわからない。
 新聞の論調もなぜか不起訴に対する記事を大きく書かない。情けないことだ。検察もマスコミも「長いものにまかれよう、強者に逆らうな!」などと考えているようならとんでもないことだ。強いものだけが勝つ社会は殺伐としていてとてもなじめない。今のアメリカのように。

不 運 2003・8・5
 夕方、激しい雷雨があり大雨洪水警報が出た。幸い大事には至らなかったが、PPSのパソコンの嫁入り先からパソコンが起動しないと連絡がきた。
 PPSでは夕方、雷の被害も予想してJ先生がデータのパソコン外へのバックアップをしていた。しばらく前からCTYが雷雨時の被害を予想して対策を流していた。嫁入り先では、コンピュータを内臓している洗濯機も故障している。起動しないのは多分落雷のせいだろう。とりあえず、パソコン本体を持ってきていただくことにしたが見通しは暗い。
  CTY系が流している雷時の対策方法
     雷が鳴っているときや、落雷による被害が予想される場合は、次のような対策をお願い致します。
       1.ケーブルモデムの電源をコンセントより抜く
       2.パソコンの電源をコンセントより抜く
           (パソコンは通常通り終了した後、電源を抜いて下さい)
       3.LANケーブルをケーブルモデムより抜く


サーバー 2003・8・4
 パズルランドのホームページはA社とCTYのサーバー(コンピューター)にアップロードしてそこから皆さんに提供されている。今回メインのA社のサーバーがトラブルを起こしている。もう少しかかりそうなので大変申し訳なく思っています。もうしばらく次のURLからのアクセスでお願いします。   http://www.cty-net.ne.jp/~pazl/
 現在もっとも悔やんでいることはこちらの側でミラーサイト(複製サイト)に類似したものを作っておかなかったことです。ミラーサイトを作り、URLをお知らせしておけばトラブルをフォローできたのです。徐々に学習実行していきますのでよろしくお願いします。
   注1 サーバー コンピューターネットワーク上で他のコンピューターにファイルやデータを提供する
       コンピューター、またそのプログラムをいう。
   注2 
ミラーサイト インターネット上の特定のサイトにアクセスが集中するのを避けるために設けられた
       全く同じ内容の複製サイト。


雁 2003・8・3
 中日新聞の雁(鴎外)の連載が終わった。次回は12日から「高瀬舟」と案内がある。
 雁はお玉(高利貸しの妾)と大学生岡田の恋物語。目が合ってからお互いに惹かれながらも言葉も交わさず別れていく遠い明治の話だ。
 作者(岡田の友人・鴎外)が最後に記した言葉がなぜか印象に残った。
讀者は僕に問ふかも知れない。「お玉とはどうして相識になって、どんな場合にそれを聞いたか」と問ふかも知れない。しかしこれに對する答も、前に云った通り、物語の範圍外にある。只僕にお玉の情人になる要約の備はってゐぬことは論を須またぬから、讀者は無用の憶測をせぬが好い。

夏祭り 2003・8・2
 一説に香具師のための祭と揶揄されることもあるが、彼らがやって来る祭はすばらしい。友人の便りによると香具師も寄り付かない祭もある。今夜はびっくりするほどの人並みだった。
 彼らはお化け屋敷を早々と用意し、大型トラックの中で明かりを灯し寝泊りする。昼間の公園には彼らの洗濯物が干されている。
 仲間は神輿を担ぎ、知人はビールと鈴虫を売った。四日市の花火は中止になったが祭はにぎやかに開催されている。

八朔(ハッサク) 2003・8・1
 会津八一は明治14年8月1日新潟に生まれ、誕生日から八一と名づけられた。20歳の時には旧暦の8月1日を意味する「八朔」や「八朔郎」と号して東北日報・俳句欄の選者をしていた。(有名な「秋艸道人」という号は中年以後のもの) 八一の和歌に夏の名歌はないが8月1日になるとどうしても「八一」が浮かんでくる。
 8月の初めが夏らしい暑さになった。「夏、8月の色はやはり燃える赤だろうか・・・夾竹桃の赤も強い夏の色」と今朝の毎日新聞にある。
 夏、8月はやはり燃える夏祭り、力強い諏訪神輿も強い夏の姿。2日3日と四日市祭りが開催される。      注 「朔(さく)」は陰暦で、月初めの日のこと。ついたち。(Goo辞書より)
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