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の 部 屋


美濃ミッション 2017・4・22(土)
 美濃ミッション事件(1933年)があったことを先日の新聞で知った。美濃ミッションは1918年に大垣市で設立された聖書信仰に立つ福音派のキリスト教会。聖書の無誤性、イエス・キリストの再臨を信じ、神社参拝を含むあらゆる偶像崇拝をしなかった。
 美濃ミッション事件とは、1933年、美濃ミッションの子弟の「神社参拝拒否」に端を発し、美濃ミッションを排撃する運動が、大垣市から日本全国に広がった事件。宗教弾圧は国家によるものが多いが、この時は学校・住民といった地域が行ったものに、 国家・警察、教育関係者、軍隊までを巻き込んで拡大していったという。1942年には、美濃ミッションの牧師たちは治安維持法違反で投獄されている。
 美濃ミッションの所属教会が四日市市富田浜町に今もある。実はまだ幼児の頃にここに通っていた。母が信者だったので、連れていかれ、子供のための日曜学校で時間を過ごした。日曜礼拝に参列の時、前で説教するアメリカ人の牧師のところまで行きお菓子をねだったことを覚えているし、その時母にきつく叱られたことも思い出す。また、日曜学校で聖書の暗記をして発表するとご褒美がもらえたので頑張ったことも覚えている。暗記だけで教えを理解する努力が全くなかったので未だに無神論者であるが。
 この事件は軍国主義化していく日本で起こったものだが、信仰の自由、思想の自由が当然の現代においては間違った事件だとすぐにわかる。さらに、不確かな情報に惑わされて軽率に動くのではなく、一歩踏みとどまってしっかりと考えて己の行動を行うべきことを示唆している。
どこから見ても(いわせてもらお) 2017・4・21(金)
 私が「最近、太ってきたわ。いけない、360度、どこから見てもナイスバディーでいなくっちゃ」と言うと、息子(29)がすかさず、「360度、どこから見ても同じだ」とつぶやいた。
      (北海道小樽市・私はマトリョーシカじゃないよ・60歳)

 マトリョーシカ人形はロシアの民芸品で、 胴体が丸く膨らんでいて真ん中で上下に分割でき、中には少し小さい人形が入っている。なるほど!
九官鳥・第1首(會津八一) 2017・4・20(木)
 庭上(第1首)             解説 
   ことごとく しらね はきたる すゐせん の
          たまね うう べき ひま も あら まし を

 長年、家事を見てきた高橋きい子(義妹)が病気で年末に入院した。九官鳥12首は昭和15年1月の作品で、きい子の入院が大きく影響している。 
ガリ版(謄写版) 2017・4・19(水)
 若い人は知らない人が多いかもしれない印刷機。ろう引きの原紙に、鉄筆でガリガリ字を書いて(細かい穴をあける)、そこから印刷インキをにじみ出させて刷った。よく使われたが1985年ぐらいでほとんど使われなくなったと言う。
 学生生活に入ったとき最初に思いついたのが、全国に散らばった仲間と一緒に文集を作ることだった。そのためにガリ版が欲しいと思ったので初めてのアルバイトで費用を捻出した。
 真新しいガリ版を前において文集作りを始めたが、仲間からの投稿は少なく、第1号は薄っぺらい貧弱なものだった。第2号に取り掛かる意欲が失せ、ガリ版は使われることがなかった。
 ところが、学校でいろいろ活動するようになって毎日ガリ版を使う日が続いたから不思議なものである。鉄筆を使うのも謄写するのもとても上手になった。今はパソコンとプリンターでほとんどの事をこなすが、雑誌でガリ版の記事を見て、懐かしくなり書いてみた。
昔のブログ・40 2017・4・17(月)
 2月 2004・2・1
    太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ
    次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。   「三好達治」

 会津八一は大学卒業後、望んだ職が無く、雪深い新潟の有恒学舎(高校)の英語教師として赴任する。この時、東京の美人画家との恋を失う。単身赴任、失恋。降り続く深雪のなかで文学活動を再開した八一は初めて奈良を訪れ和歌を詠む。
 後日、坪内逍遥によって早稲田に呼び戻されるが、この時期の若き哀愁が初期作品に影響を与えている。
 遠い山奥でしんしんと降る雪、静かな光景を思い浮かべながら2月を始めよう。
      (明日第3火曜日は独り言を休みます)
           
市民病院ー昼食ー買い物
17個の鍵 2017・4・16(日)
 知り合いが座っている横に鍵の束があった。沢山持っているなと思って触らせてもらったら、全部一つにつながっている。「どうしてこんなに?」と聞くと「車が3台あるし・・・・」と言う。それにしてもびっくり、素空は通常、自宅、店舗、車、その他で4個をキーホルダーにつけて行動している。
 もちろん、車を3台駆使し大量の仕事をこなしている人だが、その数には驚いた。
 ネットにこんな記事があった。
 「現在キーリングにたくさんのモノがついていてジャラジャラした状態で、これを何とかしたいと思っています。
・家の鍵
・実家の鍵
・車の鍵、リモコン、エンジンスターターリモコン(寒い時期は必要)
・職場のオフィスの鍵、ロッカーの鍵
・ポストの鍵
・夫の車のインテリジェントキー
・キーホルダー

 これらを一つのリングにつけてキーホルダーもついています。鍵はどれも毎日必要なので減らすことはできません。
 いろいろ解決策はありそうだが、この人は大量に持っていると落とした時に音ですぐ気が付くメリットがあると言っている。
 ところで、17個の鍵の知り合いが、帰るときに鍵の束を忘れた。幸い、仲間が指摘したのでよかったが、最初から置いてあると落ちた音がせず気づかないのだ。
 忘れ物から数メートル離れると警告音がす鳴る装置があるが、親機と子機が必要だし、すぐに電池切れで使えなくなる。
小さな親切(いわせてもらお) 2017・4・15(土)
 足を骨折して松葉杖をついている私。階段を上ろうとしたら、上品そうなご婦人が声をかけてきた。「大変ですね。持って差し上げましょうか。松葉杖……」。そのお気持ちは、うれしいのだが。
                (浜松市・ないと困ります・68歳)

 身内が骨折して最初に難しかったのは松葉杖を使って階段を降りること、だけど階段に手すりがあると松葉杖無しで上手に下りることができる。
ゼラニウム・はなちゃんの絵8(完) 2017・4・14(金)
 「むつかしい葉」と書いてあるのは描くのが難しいと言う意味だが、ゼラニウムは育てやすい花。
 いい加減に育ててもたびたび花が咲き、何年も
持つ。我家にも一鉢ある。
 ゼラニウム全体の花言葉は
「真実の友情」
「信用」
「敬意」。
 この絵にある赤いゼラニウムは
「あなたがいてこその幸福」
「好み」
「庇護」だそうだ。「あなたがいてこその幸福」、いい言葉だ。
鹿鳴集・九官鳥(十二首)(會津八一) 2017・4・13(木)
 九官鳥 南亜地方より舶来す。日本語を習はしむれば鸚鵡(おうむ)よりも流暢(りゆうちよう)なり。作者は『渾斎随筆』の中に、この鳥を飼ひたる経験を記せり。      (昭和十五年一月)     目次ページへ
1 庭上(第1首)
   ことごとく しらね はきたる すゐせん の
          たまね うう べき ひま も あら まし を   
2 庭上(第2首)
   さにはべ の かぜ を こちたみ うつろひし 
          ばら の つぼみ の ゆれ たてる みゆ
3 除夜の銀座に出でて(第1首)
   ちかづけば きみ に います と たち よりて 
          いたはる とも を かなしむ われ は
4 除夜の銀座に出でて(第2首)
   かぎり なく ゆき かふ ひと の いづれ より
          われ おい けらし みち の ちまた に
5 枕頭(ちんとう)(第1首)
   いね がて に わが もの おもふ まくらべ の  
          さよ の くだち を とし は いぬ らし  
6 枕頭(ちんとう)(第2首)
   いで はてて をのこ ともしき ふるさと の  
          みづた の おも に とし は き むかふ
7 歳旦(第1首)
   はしゆつふ の はや おき いでて とり の ゑ の
          すりゑ する らし くらき あした を    
8 歳旦(第2首)
   あさ さむき テイブル に わが ひとり ゐて
          むかふ ざふに に ゆげ の たち たつ        
9 歳旦(第3首)
   はしゆつふ の かしぐ もちひ に たつ ゆげ の
          ほのかに しろく とし の いたれる       
10 斎居(第1首)
   このごろ は もの いひ さして なにごと か
          きうくわんてう の たかわらひ す も 
11 斎居(第2首)
   こもり ゐて もだせる われ や こころ なく
          かたらむ とり に しか ざる な ゆめ  
12 斎居(第3首)
   あさな あさな わが て に のぼる いかるが の
          あかき あし さへ ひえ まさる かな 
自転車の進入禁止 2017・4・12(水)
 公園などで自転車進入禁止のゲートのため、車椅子やシニアカー、ベビーカーが通りにくいと言う投書を読んだことがあるが、他人事のように思っていた。
 最近、近くの公園で車椅子を押す機会があった。その時、公園に入るのに段差が多く、スロープなどが極端に少ないことに気が付いた。人には優しく親切にと思っているのに、今まで全く気がつかなかった。実際に経験して初めて分かり、今まで全く気がつかなかったことに己の不明を恥じている。
 調べると、お金さえかければ、車椅子などの通行を可能にし、自動車・バイク・自転車を進入禁止にするゲートがあるようだが、あまり見たことはない。ぜひ、あちこちで採用してほしい。 
衝撃(いわせてもらお) 2017・4・11(火)
 車にドライブレコーダーをつけた。ショックを感知すると「衝撃録画を開始します」と知らせてくれる。川沿いのガタガタ道でスクーターの後ろを走ったら、運転する女性のスカートが風でめくれ上がりビックリ。すると「衝撃録画を開始します」の声が……。
          (三重県桑名市・機械もおどろいた?・44歳)

 わお!桑名は近くだけど、ドライブレコーダーはつけてない。
昔のブログ・39 2017・4・10(月)
 句読点 2004・1・26
 縦書きの日本語は句点「。」読点「、」を定めている。ところが横書き文の句読点は定まっていないらしい。以前横書き文の句点に「.」が使われていて、非常な違和感を感じたが、その根拠は英文の句点「.」を採用しようとしたことにあるらしい。
 昭和27年に政府から出された「公用文作成の要領」で【句読点は,横書きでは「,」および「。」を用いる】となっている。 ところが、読点「,」は日常の文章作成において使いにくい、別の基準がある、行政も使い方が統一してないなどの理由で現実には「、」を使う方が多い。「左横書き文書の作成要領」(自治庁1959)では【句読点は『。』(まる)及び『、』(てん)を用いる。『,』(コンマ)は用いない】となっているらしい。
 私文書なら自分流でいいが、公の場での文章は最低限の日本語の基準を守ったほうがいい。なぜなら、読む側が違和感を持ち、本文に対する信頼をなくす場合があるからだ。
枕草子(七十六段)・心ちよげなる物 2017・4・9(日)
  75段の「あじきなきもの・おもしろくないもの」の反対を言う。以下に解説本を参考に意味を書いておくがよくわからない。
 ・卯杖(うづえ)の法師 
   正月の初卯の日に邪気を払うという杖を持って祝言を
   述べながら街を回った法師
 ・御神楽(みかぐら)の人長(にんぢやう)
   神楽(神に奉納するため奏される歌舞)の指揮をとる人
 ・神楽(かぐら)の振幡(ふりはた) 
   意味不明。底本の違いで「御霊会(ごりょうえ)の振幡」とする
   解説本もある。
どちらにしても布などを竿の先に掲げて先頭を
   行く姿だろう。
(七十六段)
 心ちよげなる物(もの) 卯杖(うづえ)の法師(ほうし)。御神楽(みかぐら)の人長(にんぢやう)。神楽(かぐら)の振幡(ふりはた)とか持((も)たる物(もの)。
 気持ち良さそうなもの 卯杖(うづえ)の法師。神楽の人長(にんじょう)。神楽の時、振幡(ふりはた)とかいう物を持った人。
同級生Y 2017・4・8(土)  
 埼玉在住のYが「今四日市にいる」と電話してきた。仏像教室中だったので「もっと早く電話してくれたら!」と残念がると一週間後にまた四日市駅から電話してきた。すぐに迎えに行って自宅でコーヒーを飲みながらよもやま話。
 同窓会の話から友人たちの近況を話した。また、現在の日本のことになったら途端に話が難しくなった。出版社に勤めていた彼は博学、知らない話や人物が沢山出てくる。ほとんど聞き役に回っていた。
 彼の長男は大学入試で数年浪人して国立大学に入った。そのいきさつを初めて聞いた。そこにはそれなりの理由があったが、「長男はのんびりしているからね」と言うのが、最後の言葉だった。浪人経験がある素空だが、未だに浪人生活は嫌だと思っている。
 彼がたびたび四日市に来ているのは、亡くなった姉と
夫のいろいろな後始末をしに来ているからだ。
うるさい母には…(つれあいにモノ申す) 2017・4・7(金)
 うちに来るたび、父に対する不満、不平を並べたて続ける母。毎回、あまりにもうるさく、こっちはもううんざり。そこで、こうアドバイスしてあげた。「『つれあい』に投稿しろ!」(私も投稿・38歳)

 不満、不平を言う家族はほとんどいない。素空が借りてきた猫のようにおとなしいからかな?
同級生K 2017・4・6(木)  
 名古屋在住の筋ジストロフィーのKが久しぶりにやってきた。確か去年の夏前に同級生Nと3人で名古屋であって以来だ。両親が無くなり四日市の実家が壊されてアパートになったので、なかなかこちらへは来れないと言う。
 杖を2本使わなければいけないほど筋力低下しているが元気だ。
 近況、同級生の話、家族の話、俳句の話などなど話題は尽きず、2時間余話した。3人で今年も名古屋で会おうと約束し、駐車場まで送っていった。「2年で8万キロ走ったよ!」と言う。車が行動の必需品になっているが、それにしてもよく活動している。
 若い頃、営業の仕事で車を使っていたが、2年で8万キロはとても走れなかった。
観仏三昧・第28首(會津八一) 2017・4・5(水)
 二十八日高尾神護寺にいたる       解説
     あきやま の みづ を わたりて いまだしき 
            もみじ の みち を われ ひとり ゆく

 初秋、神護寺(京都市右京区高雄)へ歩む自らを詠う。観仏三昧28首はこの歌で終わる。
昔のブログ・38 2017・4・4(火)
 おみくじ 2004・1・2
 除夜の鐘を聞きながら初詣。おみくじは吉、「建築は春にするがよろし」とある。でも奥さんの方には「今年はしてはいけない」と出た。5月の連休に大規模な改装を考えているが迷ってしまう。
 義姉は大吉をひいた。元旦夜の「ゲーム会」は向かうところ敵無し。トランプ、花札、百人一首(坊主めくり)で圧勝した。運はほとんど信じないが、こうなると考え込んでしまう。でも「吉」をひいたんだから、ほどほどの一年かな!と思ったが、一説によると正月のおみくじには「大凶」は入ってないらしい。「吉」の序列はどのあたりなのだろうね?
 おみくじ2 運について 2004・1・3
 昨日の「おみくじ」に同級生が感想を送ってくれた。一部を転載させてもらう。
「運にについて思うことは天変地異がなければ、自分ひとりで管理運営できる範囲は自助努力が90%だから、あきらめなければ成功率は限りなく100%に近い。しかし自己管理しきれないようなものは天佑神助で運を天に任せるしかない・・・それにしても大成功者と自他ともに認める人の講演に共通する特徴は物凄くエネルギッシュで、ユックリのんびり講演なんぞしている暇が惜しくて惜しくて仕方がない雰囲気で、セッカチさだけが印象に残っています」
 なかなか的を得た指摘で、彼の日常の真摯な取り組みがよくわかる。「もう若くは無い」ので「大成功者」などとは全く考えていない。でも残された時間をどう有意義に生きるかが問題になる。おみくじは今年はどうするかを考えさせてくれるいい材料だ!
銃剣道 2017・4・3(月)  
 3月31日に告示された学習指導要領で、中学校で学ぶ武道の一つとして銃剣道が明記された。銃剣道などと言うものを知らなかった。調べると木製の用具・木銃(もくじゅう)を使う武道とある。
 その報道で新聞やマスコミが戦争末期に婦人たちが棒を持って何かしている写真を出していた。以前にもそうした写真をよく見たが、その手に持っているのが竹槍や木銃だった。敗戦前に万策尽きた軍部が、本土に上陸が予想された圧倒的な戦力の連合軍を迎え撃つための笑止な訓練だと思っていたが、それが現代の教育の場に取り上げられるとは開いた口が塞がらない。
 300万人以上の日本人犠牲者(死者)を出した戦争を反省し、平和な国家をめざした戦後が変質していくことが悲しい。高齢の素空は今更、戦争に駆り出されないだろうが、若い子供たちの将来が心配だ。
  
照れるわ!(つれあいにモノ申す) 2017・4・2(日)
  私が芸能人のゴシップを話すと、夫は「おまえも好きだねえ」とあきれ顔。ある日、歌番組を見ていて「この人、結婚していい歌作るようになったのよ」と言うと、「俺も結婚して幸せになった」と真顔の夫。いつもと違う反応で困っちゃうわ。(もっと困らせて・54歳)

 真面目な顔をしていつもと違う反応があったらびっくりするだろうな。「あら、そこにいたの!」などと物扱いされているほうが性に合っている。 
4月のはじめに 2017・4・1(土)
 石走る垂水の上のさわらびの
       萌え出づる春になりにけるかも
    志貴皇子
 大昔、志貴皇子は蕨(わらび)が芽を出したと詠い、春の喜びをあらわした。春はいろいろの植物が芽を出し、成長し始める。モクレンが咲き、コブシが咲き、桜が見事に開花する。桜を追うようにハナミズキも咲く。庭の花たちの成長が速く、日々眺めるのが楽しい。
 つくしは何時なのだろう?くるみを連れて川原を探す日を想像しながら、4月を始めよう。

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